ここ何日かで、「二足の草鞋」という言葉を自分でも使ったり、人からも聞いたりしました。
何のことかというと、ビジネスパーソンとして勤務しながらの社会人大学院(MBA)に通うということについてです。
いま、私はMBAを取得後、後期課程に進んでいるわけですが、その後期課程に進んでいる何人かと話をしてみてもいろいろな目的で勉強をされていて、このあたりから話を始めましょう。
今回は社会人ということに限ってなので、社会人経験なしで博士課程前期・後期と進学している方は除いて考えます。
まぁ、いろいろな年代、いろいろな目的で来られていますが、基本的には周りから見ると、おそらくかなり変わっているように映っていると思います。
MBAのほうはほぼすべての方がお勤めをしながらとなりますが、後期課程になるとお仕事を辞められてという方も少なくはありません。また、たまたまかもしれませんが、引退されて学んでいるという方もいらっしゃいます。
一つはそのような身の置き方の話もありますし、あとは何を目指しているかというところでもいろいろな形があります。
周りを見回すとこんな方たちがいらっしゃいます。
①大目的は教員になりたいということ。その過程として「博士」という学位を得たいという人。
②研究テーマを突き詰めたいので後期課程に進み、そのなかで博士という学位を得たいという人。
③とにかく無知なことを痛感しており学びの場に自分を置きたいというのが第一でその中で社会に役立つ研究テーマを選んでその研究を進めつつ結果的に博士を得たいという人。
私の場合は③になります。
それぞれ、働きながらということなので、MBA取得時と同様に何らかを犠牲にすることは必至です。それは修士以上に質の高さを求められるからにほかなりません。そのため、結果として時間がかかるということになるのでしょう。アウトプットの量的にもやはり増えているかもしれません。(ただMBAのように研究以外の分野の授業はないので、トータル時間ではそんなに増えているようには思えません。)
やはり修士以上に覚悟は必要だと思います。それと問題意識が重要です。先にも書きましたが、質の高さが求められますので、問題意識もクリアーになっていないとなかなか進めることは難しいと思います。
修士の時にどれだけその問題意識がクリアーになっているかは、ある意味後期過程の入試においても問われるところですし、大事なところだと思います。
あとは、やはり先生のとの関係は大事で、先生にも社会人であるということでフォローしていただくところは多々あります。その関係が作れないと非常に大変になってくるでしょう。
ざっとMBAの方から質問されて答えた内容の一部ですが、同じような悩みを持たれている方もいるかもと思いまして、つらつらと書いてみました。
質問・相談等ございましたら、書き込んでいただけると幸甚です。
よろしくお願いいたします。