著者:スコット・ペイジ, 水谷 淳
名門P&Gの最高研究スタッフでも歯が立たなかった超難問を解いたのは、名もない科学者たちの寄せ集めだった。多様な人間集団がときに恩恵をもたらし、ときに害悪をもたらすのはなぜか? 複雑系研究の俊英が「多様性」の謎に挑んだ注目作。「多様性研究のランドマークになる名著」――『まぐれ』の著者タレブ氏も激賞! |
個人にできることには限りがある。我々の能力には限界があるのだ。頭の中のニューロンやアクソンの数は決まっている。しかし集団であれば、そうした成約には縛られない。我々は、人と違う風に考えるという驚くべき力量を持っている。こうした違いが、革新、進歩、理解の種となるのだ。(p.15) |
多様性の分析(p.29)
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問題解決、未来予測、選択といった難しい課題に直面したとき、多様な人々を取り込むことで恩恵が得られる。そのような状況では最も優れた最高の人たちを集めようと思うかもしれないが、それだけでは不十分だ。同時に、その人たちの多様性に注意を払う必要がある。とりわけ”偉い人の考えることは同じ”という昔からの格言が本当ならば。(p.41) |
ヒューリスティックというワードが出てきますが、
ヒューリスティックとは、意思決定の場面において、緻密な論理で一つ一つ確認しながら判断するのではなく、経験則や先入観に基づく直感で素早く判断することをいう。
人は以下のような時にヒューリスティックで判断しやすい。 |
ちょっと訳が読みにくかったです。
もう一回、チャンスがあればチャレンジしてみます。