著者:アンドレアス ワイガンド…
amazonの元チーフ・サイエンティストが語る、データエコノミーの実態!ということで、特にネットでのあらゆる履歴は蓄積され、分析されている・・・ということです。知ってましたか? 信じるか信じないかはあなた次第・・・でなくて、これはホントです。(Inobe.Shion) |
内容紹介 ◎米amazon 元チーフ・サイエンティスト◎ ジェフ・ベゾスとともに買い物の常識を変えた 科学者が明かす巨大データ企業の秘密。 Facebook,Uber,Google,Airbnb驚愕の戦略!インターネット検索やグーグルマップ、フェイスブックでの「いいね!」や インスタグラムへの写真の投稿など、意識的、無意識的に残すデジタル痕跡を通じて、 あなたがいつ、どこに行ったのか、どんな人とどれくらい親密につきあい、 何に関心を持っているかがデータ会社に把握されている。 ただ、一人ひとりについて蓄積される膨大なデータは、 われわれの日々の意思決定の質を高め、人生を豊かにする可能性も秘めている。【目次】 ■はじめに データ、データ、データ! すべてがデータになる時代■序章 常識を逆転させたアマゾン 「編集者による製品レビューよりもカスタマーレビューの方が役に立つ」。 私はアマゾンのチーフ・サイエンティストとしてジェフ・ベゾスとeコマースの価値観を 築き上げた。本書ではフェイスブックやウーバーなど巨大データ企業の秘密を解き明かす ■第1章 データの積み重ねが財産になる ■第2章 「いいね!」はあなたを映す鏡 ■第3章 そのつながりが経済を動かす ■第4章 1兆個のセンサーがあなたを記録する ■第5章 もしフェイスブック・ユーザーが死んだら ■第6章 ウーバーのドライバーは悩んでいる ■第7章 データエコノミー ■エピローグ データをわれわれの手に取り戻す ■訳者あとがき 内容(「BOOK」データベースより) |
内容紹介にがっつり書かれているので、もう何も書くことはありませんね。
スマホに搭載されるセンサーやアプリはますます増える。また新たなデバイスが自宅で、ショッピングモールで、さらには職場でのあなたの行動を追跡し始める。それにともないあなたの日常生活、そればかりか心に秘めた願望までをされけ出してしまうデータを、あなた自身がコントロールすることはますます難しくなるだろう。データ・サイエンティストは探偵と芸術家の役割を兼ねるようになる。我々がデジタル世界に残す痕跡をもとに、人間の行動をはっきりと描き出すのだ。その描写は回を重ねることに、ますます鮮明になっていくはずだ。デジタル痕跡の分析によって、我々の好みが明らかになり、トレンドが把握され、予測が立てられるようになるだろう。そこにはあなたがこれから何を買うか、といった予測まで含まれているはずだ。(p.16) |
最後の「訳者あとがき」がこれまたうまくまとめられています。
今日われわれについてどのようなデータが収集・分析されているのか、つまり「ソーシャルデータ」とは何か、データ会社はそれをどのように精製し、活用しているか。それを理解することが、ビッグデータの時代を生きる者の必須能力である「情報リテラシー」を身に着ける第一歩である。(p.395) |
データ会社が収集するソーシャルデータは、「クリック」「つながり」「コンテクスト(背景)」の3種類に大別され、それぞれがわれわれの人格を赤裸々に伝えている。(p.395) |
一番厄介なソーシャルデータは、われわれが知らないうちに身の回りのセンサーが補足してしまうコンテクストデータかもしれない。(p.395) |
このあたりの怖さ・・・感じ方はそれぞれでしょうけど、海外ドラマの「パーソン・オブ・インタレスト」を見ると、垣間見ることができるかもしれません。