最速のリーダー  最少の時間で最大の成果を上げる

最速のリーダー 最少の時間で最大の成果を上げる

著者:赤羽 雄二

「アクション・リーディング」の著者でもある赤羽さんの新作。マッキンゼーで経営戦略~組織がらみのお仕事をされていたので、今回はそちら側からのアプローチ。赤羽さんなりの「働き方改革」へ物申すという感じでしょうか。(Inobe.Shion)

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内容紹介
上司の意識・行動・指導改革+部下一人ひとりの努力=誰もが時短達成!世界的にも例がない日本の長時間労働と生産性の低さ。それを根本的に解決するために必要なことは一人一人の仕事の仕方ではなく、それを管理するべき「リーダー」のマネジメント。プレイング・マネージャーのための自分と部下の生産性を劇的に向上させる仕事術。

内容(「BOOK」データベースより)
マッキンゼーで14年間、徹底した効率化で自分とチームの成果を「速く出し続けた」マネジメント術。ビジネス・スクールでは教えてくれない、チームも自分も「残業ゼロ」を実現して充実した時間を生み出す究極の実践術!プレイングマネージャー必読!

一つ残念がことがあって・・・
著者の赤羽さんのセミナーがあるんです、、、11月15日に。

【ナレッジセミナー】
「ゼロ秒思考」のつくり方 〜即断即決・即実行の仕事術〜

ものすごく行きたかったんですが、残念ながら東京出張なんですよね。こんな日に限って。誰かに頼んで行ってもらおうかなぁ。行ってくれるかな。

私は、単なる時短ではなく、もっと根本に立ち返った活動にすべきだと考えています。その活動とは、「残業ゼロを実現して、私たち一人ひとりがもっと充実した生活を送れるようにする。それにより、日本企業の生産性と付加価値を上げ、社員の成長を加速させ、グローバル競争に勝てるような経営体質に変える」というものです。(pp.12-13)

たとえば、イチローなんてずっと野球のことを考えているでしょうし、KINGカズも当然そうでしょう。大学の教授などもそうでしょうし、仕事が天職でそのことをずっと考えていたり、がむしゃらに頑張っていることってあかんのかなぁ・・・っていつも思いながら、「働き方改革」の議論を聞いています。ここにあるように「単なる時短」は一面的で解せないんですよね。

勝手の分かっている部下とはあうんの呼吸で仕事を進める癖がついてしまっているので、勝手の分かっていない部下に丁寧に説明をして仕事を進めることがおっくうになり、腹も立ってきます。その結果、「できない部下」というレッテルを貼ってしまいます。「できない部下」はムダな仕事をして上司から叱られ、すべき質問をせずに怒られ、時間をムダに費やし、残業時間までだらだらし、やる気を失っていきます。部下からしてみるとたまったものではありませんが、サラリーマン人生をうまく泳いできた上司には、そんな気持ちは伝わりません。(p.29)

知らず知らずに「報連相」も減って、悪循環なんですよね・・・これは上の立場からも下の立場からもどっちもわかります。難しいんですよねぇ。これがまた上司の場合、部下の数が多くて、かつプレイングマネージャだったりすると、至難の業なんですよね。とはいえ、部下からは声をかけにくくなっていって、帆とに悪循環なんです。

私自身、上にも書いたように、かなり残業もしてきましたし、休日の家で仕事をするのがあたりまえになってきていますが、精神衛生上、まったく大丈夫だったんですよね。結局、人をきちんと見極められるか、適材適所に配置できるか・・・などが課題だと考えられますね。

うまく「働き方改革」をリーディングしてくれないと、日本さらに骨抜きになりかねません。本当に効率的になることが前提で、残業ゼロだけが付き走らないようにできるか・・若干の不安はありますが・・・。

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