著者:浦上大輔 …
ペップトークをマスターできればいろんな人を元気づけられそうです。(Inobe.Shion) |
内容紹介
◆アメリカでは日常でも使われている有名な話術 それが「PEP TALK(ペップトーク)」です。 ペップトークはスポーツ、 選手たちは、その言葉を聴き、 しかし、誰もが荒々しい言葉で この本ではペップトークというメソッドで ・部下をやる気にさせたいリーダーやマネジャー など、さまざまな場面でペップトークは使えます。 ◆たった1分、4つの要素を組み立てるだけ ペップトークは、次の4つの組み立てによって構成されています。 1.受容(事実の受け入れ) 相手が緊張や不安の状態のなか、 多くの人が、相手に良かれと思って言葉をかけるとき、 ペップトークは、相手の感情に寄り添った言葉がけをすることにより、 あなたもペップトークを使って、 内容(「BOOK」データベースより) 受容(事実の受け入れ)、承認(とらえかた変換)、行動(してほしい変換)、激励(背中のひと押し)。4つの要素を組み立てるだけ!アメリカで生まれた「不安や緊張」を消し、やる気に変えさせる話し方。相手の心の状態を論理的に分析したトーク術。 |
ペップトークは、もともとスポーツなどの試合前の激励のコーチング話術です。ペップとは英語で「元気・活気」という意味で、ペップトークとは、試合前のロッカールームで緊張し身震いする選手たちに向かい、監督やコーチが心に火をつける言葉がけのことを言います。極限レベルのスポーツ現場で競い合う選手たちが、身体を鍛え、技を磨くように、監督やコーチは選手の心に火をつけ、やる気にさせる言葉の力を磨きます。本番直前の選手たちにどんな言葉をかけるか、選手たちの立場になって考え抜いた言葉を贈るのです。(pp.7-8) |
アメリカには、ペップトークの人気ランキングサイトもあるとのこと。
たとえばこちらのサイトです。
11 ROCKY BALBOA (2006) – “IT AIN’T ABOUT HOW HARD YA HIT!”
10 WATERSHIP DOWN (1978) – “ALL THE WORLD SHALL BE YOUR ENEMY”
9 THE EMPIRE STRIKES BACK (1980) – “DO OR NOT DO. THERE IS NO TRY”
8 INDEPENDENCE DAY (1996) – “WE’RE GOING TO LIVE ON”
7 THE SHAWSHANK REDEMPTION (1994) – “GET BUSY LIVING”
6 ANY GIVEN SUNDAY (1999) – “INCH BY INCH”
5 DEAD POET’S SOCIETY (1989) – “SEIZE THE DAY”
4 300 (2007) – “THE ENEMY OUTNUMBER US A PALTRY THREE TO ONE”
3 BRAVEHEART (1995) – “THEY’LL NEVER TAKE OUR FREEDOM”
2 THE PRINCESS BRIDE (1987) – “MY NAME IS INIGO MONTOYA. YOU KILLED MY FATHER. PREPARE TO DIE”
1 LORD OF THE RINGS: THE RETURN OF THE KING (2003) – “THIS DAY WE FIGHT”
なるほどという感じ。見ていなかったり、知らない映画もありますが、機会があったら見てみたいものです。いろいろなサイトがあるようなので、これは一例です。何かほかにも良い情報があったら教えてください。
分析してみると、5つのルールと4つのステップが見つかったとのこと。(pp.11-12)
【ペップトークの5つのルール】 1.ポジティブな言葉を使う 2.短い言葉を使う 3.わかりやすい言葉を使う 4.相手が一番言ってほしい言葉を使う 5.相手の心に火をつける本気の関わり |
【ペップトークの4つのステップ】 1.受容(事実の受け入れ) 2.承認(とらえかた変換) 3.行動(してほしい変換) 4.激励(背中の一押し) |
言葉には力があります。言葉の力を身に付けることで、目の前にいるあなたが本気で励ましたい人の心を震わせ、やる気に火をつけることができます。そして、この言葉がけには成功のルールがあります。そのルールに沿って励ましの言葉をつくっていくだけで、たった1分で相手の心に火をつけ、やる気にさせることができる、それがペップトークなのです。(pp.13-14) |
まずはやる気に火をつけることを学ぶために、やる気のメカニズムの3つのステージについて、整理されている図表がありましのでそれを、少しアレンジして書かせていただきます。(p.45)
承認 | 貢献 | |
結果 | 「・・・したね」 「頑張ったね」 「営業成績ダントツ1位だね」 |
「○○したから△△たXXした」 「僕が成果を出したから僕もやる気になった」 |
行動 | 「・・・してるね。」 「早起きだね」 「いつも笑顔だね」 |
「○○してくれて△△」 「手伝ってくれて助かるよ」 「席を譲ってくれてありがとう」 |
存在 | 「あなたはあなたのままでいい」 「あなたの夢は必ず叶う」 |
「いてくれてありがとう」 「君の想いに共感した」 |
あなたが可愛いと思う人がいて「可愛いですね」と伝えたときに「そんなことありません」と言われたら、少しがっかりしますよね。「本当ですか!うれしい!」と言われたらすごくうれしいですよね。こんな時、あなたの受け取る力が試されています。受け取る力は相手の貢献欲求を満たしやる気を引き出すのです。「素敵ですね」と言われたとき、「いえいえ、そんなことは・・・」という代わりに、「ありがとう。そういってもらえてうれしいです」と言ってみるのもいいかもしれません。「かわいいね」と言ってくれた人に対しても、「ありがとうございます。自分ではまだまだと思っているのんですが、自信がつきました」と言ってみるのもいいかもしれません。その言葉で相手の貢献欲求も満たされます。そう、あなたの「受け取る力」は、相手のやる気に火をつけるのです。(pp.60-61) |
ペップトークでは、大切にしている言葉があります。「今あるものでベストを尽くせ!」これはまさにリソースフルに自分が持っている力を出し切ろうというメッセージです。私が好きな言葉に「出来るか出来ないかじゃない。やるかやらないかだ!」という言葉があります。しかし、この不安や心配など後ろ向きの心の状態がアンリソースフルであり、本来持っている力を発揮しづらくしてしまいます。(pp.70-71) |
信頼関係をつくる言葉がけ
ステップ | 相手への影響 |
受容 | 寄り添う人 |
承認 | 気づかせる人 |
行動 | 未来に導く人 |
激励 | 勇気づける人 |
ペップトークをつくるための質問
ステップ0 準備 |
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ステップ1 受容 (事実の受け入り) |
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ステップ2 承認 (とらえかた変換) |
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ステップ3 行動 (してほしい変換) |
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ステップ4 激励 (背中の一押し) |
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