著者:マシュー・サイド
失敗を科学することで、それは失敗ではなくなる。次の成功を生むということを、いくつもの事例を通して、腹落ちさせてくれます。(Inobe.Shion) |
内容紹介
だから人は、同じ過ちを繰り返す――。 なぜ、「10人に1人が医療ミス」の実態は改善されないのか? <目次> 第2章 人はウソを隠すのではなく信じ込む 第3章「単純化の罠」から脱出せよ 第4章 難問はまず切り刻め 第5章「犯人探し」バイアス 第6章 究極の成果をもたらす マインドセット 終章 失敗と人類の進化 内容(「BOOK」データベースより) 誰もがみな本能的に失敗を遠ざける。だからこそ、失敗から積極的に学ぶごくわずかな人と組織だけが「究極のパフォーマンス」を発揮できるのだ。オックスフォード大を首席で卒業した異才のジャーナリストが、医療業界、航空業界、グローバル企業、プロスポーツチームなど、あらゆる業界を横断し、失敗の構造を解き明かす! 著者について |
まず第1章で、医療機関と航空機の事故の例を出しながら、その後の対応の違いについて、そしてそれが未来にどうつながったのかを示しながら、我々によく考えるよう問いかけてきます。
ここに尽きますね。
とにかく、まさに故事成語ではありませんが、「失敗は成功の素」なのだということでしょう。
失敗を失敗のまま置いておけば、またその失敗が繰り返されるわけですから、企業においてもその失敗をした人を怒るのではなく、それが起こってしまった原因を突き止めることが何よりも肝要なわけです。
そういったことが事例を通しながら、説明してくれる良書です。