夕学講座「問いを立てるデザイン」/スプツニ子!

タイトル:「問いを立てるデザイン」
講師:スプツニ子!(アーティスト 東京大学特任准教授)
日時:2018/7/12(木) 18:30~20:30
場所:慶應大阪シティキャンパス(サテライトLIVE放送)

今回のスプツニ子!さんのこのタイトルの源泉はイギリス時代の師匠であるこのお二人の教えがもとになっているとことです。

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さて、よくTEDなどでも次のようなタイプの言葉がよくでてくるようです。

Let’s make this worlde a better place.
「もっと良い未来を!」ということなのですが、彼女はいつも思うようです。
「誰にとって??」と。そして、ことテクノユートピアという観点では、多様な未来は無視されがちで、一律の価値観の押し付けではないかと疑問を呈してました。

これは確かにデジタル価値に侵されれば侵されるほど、見えなくなっているところだと思いました。
スプツニ子!さんは、まさにデジタルの申し子のような方ですが、その方からこのような発言が聞かれるとは意外でもありましたが、その反面その視座があるからこそなのではという気づきもありました。

その多様な未来ということで例に挙げられていたのが、Cedric Priceです。彼の作品「移動式大学」の紹介や「アンビルト」という概念も紹介してくれました。

また最近の医療関連、遺伝テクノロジーについても紹介され、2012年には27人に一人が体外受精になっているらしいです。また、IPS万能細胞から女性からでも精子が作れるようになっており、女性同士で子供を作ることについて、倫理的や制度的な問題がありまだまだ現実的ではないですが、理論的・技術的には可能なのだと。

最後に、改めて繰り返されてましたが、テクノロジーは開発者側世界をつくっている。多様な未来が作れるかが今後の課題である。また一つの組織にだけ属すると、その部分のパワーゲームに翻弄されないように注意して、幅広い視野を常に持っていなさいとのことでした。

他にもこの場だけ・・・ということがいくつかあって、それも生セミナーならではで良かったです。当然、残念ながらここでは伏せさせていただきます。

また発売中の書籍も紹介されていました。

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思っていた以上に、いろいろと刺激を受けられた夕学でした。

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