<第7回>
大阪機械器具卸商の企業家ネットワーク
~山善の山本猛夫をはじめとして
(関西大学社会学部教授 上野恭裕先生)
場所:大阪企業家ミュージアム(11月12日)
山本猛夫というと、ドラマ「どてらい男(やつ)」のモデルになった豪快な人物です。この「どてらい男」なんですが、当時のテープが残っておらず再放送もできない状態で、こんなプロジェクトが行われているようです。
今回ご紹介いただいた企業家は山善の創業者の山本猛夫さんと、トラスコ中山の2代目である中山哲也さんのお2人です。
お二人に共通するのは、社員に多くの言葉で語りかけているということ。多くの言葉を紹介していただきました。
それと、問屋、卸の意味合いでした。こちらに詳しく書かれています。それは何かと言いますと、「取引数量最小化の原理」と「不確実性プールの原理」になります。
またネットワークの意味、組合活動のメリットなども紹介していただきました。
そして、最後のまとめとして、企業家にとって必要なものとして、この二人から得られるものとして次の6点が挙げられていました。
- 理想、理念、熱い想い
- 最後までやりぬく強い意思
- 経験に学ぶ学習能力
- ステイクホルダーとの共存共栄の思想
- 信頼の構築
- 多様なネットワークの形成による多様な情報の入手
以上、大阪の2社から学べることをいろいろと紹介していただきました。ありがとうございました。