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会社をつくれば自由になれる―中年起業という提案

会社をつくれば自由になれる 中年起業という提案 (しごとのわ)

著者:竹田 茂 … 

それほど期待せずに読み始めたのですが、ものすごく気づきが得られました。この視点の持ち方は衝撃でした。(Inobe.Shion)

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内容紹介

ミシマ社×インプレスで起ち上げた「しごとのわ」レーベル拡大中。
ほんとうの働き方改革は、「しごとのわ」を広げることかも知れない……
今回のテーマは「起業」、しかも「中年起業」です。

42歳から54歳の皆さん、いよいよ本番です!

「いまの会社で定年まで働いて、余生をたのしむ」
多くのビジネスパーソンが思い描いているのではないでしょうか。しかし、
・超高齢化社会の到来。60歳以降も働き続けることが当たり前に
・2015年に中高年の非正規雇用が270万人超え
・本格的に人口減少や少子高齢化社会を迎える
こんな時代背景のなか、いまにフィットした働き方を見直してみましょう。
そこで本書は、体力と知力(経験値)の掛け合わせがピークとなる
42歳から54歳までに会社を立ち上げる「中年起業」を提案します。
定年時期は自分次第、なにより裁量権が100%自分にあり自由を楽しめるのが中年起業の一番のメリットと言えるでしょう。
出世ゲームに疲れた人、社内の人間関係に憤りを感じる人、
雇用環境をなんとかするのではなく、(自分の健康のためにも)
雇用から離脱してみませんか?

「賃金労働」から「自給自足」的な働き方へ

古来、労働の基本は「自給自足」でありました。
市場を拡大するため、効率的な形式であり、自給自足できない人の救済策とし
「賃金労働」が増加してきたのです。
しかし、右肩下がりの時代に大量の正社員を抱えられる古き良き時代は終わりつつ
終身雇用を前提とした雇用制度にも限界が見えはじめました。
解決策は「雇用されない働き方」であり「自給自足」の働き方と言ってもいいでしょう。
そこで現代の自給自足とは、「小さな会社をつくる」こと。
自給自足的な働き方がスタンダードになるのはちょっと先の未来ですが、
いまから準備をはじめるに越したことはありません。

長く・楽しく働ける中年起業という処世術

「会社をやめて、起業しよう!」というと
「家族もいるし、リスキーなことはできない」と思う人が大半です。
本書で提案する中年起業は、ローリスクであることが前提です。
20年以上の会社務めから得られる「経験」「人脈」「スキル」の資源を
最大限に活用することでリスクは大幅に下げられます。
普通のおじさんでもローリスクで会社をつくる方法を教えましょう。
著者は出版社を退職後、42歳で起業をした竹田茂さん。
現在から15年、インターネット事業の企画や開発業務を行う小さな会社を経営しています。
同じように中年起業を実現した同志で集まり
「42/54」(よんにいごおよん)というプロジェクトを立ち上げ、
中年起業に関連する様々な支援をしています。
多くの実践者の声を知っている竹田さんだからこそ
同年代のビジネスパーソンが参考になるノウハウを語れるのです。
▼こんなことがわかります▼
・10年以上続けている人の共通点・法則
・起業したほうがいい人・しないほうがいい人
・中年起業のもっとも大切な資本
・資本金はいくらが妥当か
・中年起業のリアルなお財布事情
・54歳以上でも間に合う! 定年起業の心得

本書が、皆さまの働き方・生き方の一助になれば幸いです。
内容(「BOOK」データベースより)
42歳~54歳の皆さん、いよいよ本番です!後半生を笑顔で過ごすための思考法+実践的知恵。

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仕事を高速化する「時間割」の作り方

仕事を高速化する「時間割」の作り方

著者:平野友朗 … 

5つのするな!「付箋を使うな」、「ノートを使うな」、「優先順位はつけるな」、「手帳を使うな」、「メールに時間をかけるな」・・・全部やってますね。それをやめろ?って。納得できるか、読んでいきましょう。(Inobe.Shion)

「時間割」の画像検索結果

内容紹介

なぜ子どもは時間を守れるのに、大人は守れないのか?

学校に通う子どもたちは、1日にさまざまな教科を時間通りにこなします。
開始時間になったら授業に参加し、終わったら次の予定に向かう。
それを可能にしているのが「時間割」。
大人にも時間割があれば、どんどん仕事が捗ります。

残業に追われていつも「忙しい、忙しい」と口にしている人は
仕事をしているフリをしているだけではありませんか?
無理なく定時退社をするために、
大人の時間割を作ってみましょう。

手帳、ノート、付箋、優先順位付け――、全部要りません。
本書の中でできそうなことを「自分ルール」として取り入れるだけで、
あなたの明日が変わります。

プロローグ●「時間」と「お金」――どちらが大切ですか?
Chapter1●付箋を使うな
Chapter2●ノートを使うな
Chapter3●優先順位はつけるな
Chapter4●手帳を使うな
Chapter5●メールに時間をかけるな
エピローグ●0.1%の成長
内容(「BOOK」データベースより)
なぜ子どもは時間を守れるのに、大人は守れないのか?手帳、ノート、付箋、優先順位づけ、過剰品質―、全部要りません!

著者について
平野 友朗(ひらの ともあき)
株式会社アイ・コミュニケーション 代表取締役
一般社団法人日本ビジネスメール協会 代表理事
ビジネス実践塾 主宰

筑波大学卒業後、広告代理店勤務を経て独立。
メディア掲載1000回以上、著書26冊のビジネスメール教育の第一人者。
メールのマナー、営業力アップ、効率化を中心に
官公庁や企業などでのコンサルティングや講演・研修は年間120回を超える。
ビジネス実践塾を主宰し、小規模事業者に
マーケティングやブランディングのノウハウを提供している。
メールマガジン『平野友朗の思考・実践メルマガ【毎日0.1%の成長】』を発行。
http://www.sc-p.jp/

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
平野/友朗
株式会社アイ・コミュニケーション代表取締役。一般社団法人日本ビジネスメール協会代表理事。ビジネス実践塾主宰。筑波大学卒業後、広告代理店勤務を経て独立。ビジネスメール教育の第一人者。メールのマナー、営業力アップ、効率化を中心に官公庁や企業などでのコンサルティングや講演・研修は年間120回を超える。ビジネス実践塾を主宰し、小規模事業者にマーケティングやブランディングのノウハウを提供している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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デカルトの憂鬱

デカルトの憂鬱  マイナスの感情を確実に乗り越える方法

著者:津崎 良典 … 

サブタイトルが「マイナスの感情を確実に乗り越える方法」とつけられています。デカルトっぽいというかそんな感じですね。(Inobe.Shion)

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内容紹介

ニーチェ、アドラー……そして次にくるのはデカルト!!

《『思考の整理学』著者 外山滋比古氏 激賞!》
「好奇心のまにまに知の世界を放浪。知的自由人も舌を巻く一冊」

【!】難問は分割せよ。
【!】悲しみは少しずつ解消せよ。
変えるべきは自分の「思想」だ。

絶対的な「真理」を見出した近代哲学の祖が導くスペシャルな人生指南!

いわば“外交的なコミュ障”だったデカルトは
「初志貫徹」と「臨機応変」を両立せよ! と説く――

本書は、私たちに降りかかる様々なマイナスの状況といかに対峙すべきか、「デカルトは〇〇する」という身近な切り口から解き明かしていく。
「悲しみは、ある意味で第一のものであり、喜びよりも不可欠である。そして憎しみは愛よりも不可欠である」
「未練と後悔とを引き起こすのは優柔不断だけ」など、
心にしまっておきたい金言がもりだくさん!
日本を代表する新進気鋭のデカルト研究者が、誰にでもわかりやすく読みやすい文体で、「まったく新しい視点」から解く、これまでにない画期的な哲学書!

◎毎日の生活で困ったこと、立ち止まって考えてみたいことがあったら、本書の出番!

内容(「BOOK」データベースより)

いわば“外交的なコミュ障”だったデカルトは「初志貫徹」と「臨機応変」を両立せよ!と説く―。本書は、私たちに降りかかる様々なマイナスの状況といかに対峙すべきか、「デカルトは○○する」という身近な切り口から解き明かしていく。「悲しみは、ある意味で第一のものであり、喜びよりも不可欠である。そして僧しみは愛よりも不可欠である」「未練と後悔とを引き起こすのは優柔不断だけ」など、心にしまっておきたい金言がもりだくさん!

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複雑な問題が一瞬でシンプルになる 2軸思考

複雑な問題が一瞬でシンプルになる 2軸思考

著者:木部 智之 … 

これは納得。今まで何となく考えていたことですが、言葉にしてくれた!という感じで手元に置いておきたい書物になりました。(Inobe.Shion)

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内容紹介

2本の線を引くだけで、思考のスピードが速くなる!超シンプルな図解の技術

★2本の線を引くだけで、頭がすっきり。思考のスピードが爆速になる!

・頭の中がごちゃごちゃで、仕事が前に進まない
・次から次へと問題が起こって、スケジュールが遅延している
・アイデアが出てこない
・上司から、膨大なデータを整理しろと言われて困っている
あなたは、こんな悩みにぶつかっていないでしょうか?

こうした複雑な問題を一瞬でシンプルにしたいなら。
紙に、2本の線を引いてみてください。

問題解決、アイデア出し、コミュニケーション、資料作成……
あらゆる場面で「思考のスピード」が格段に上がり、
最速の時間で最大の成果をあげることができます。

★日本IBMで15年間活躍する著者による、独自メソッド!

著者は、日本IBMエグゼクティブ・プロジェクト・マネジャーの木部智之氏。
木部氏は新卒でIBMに入社以来15年間、
ずっと「トラブルプロジェクト」にかかわってきました。

人が足りない、スケジュールが迫っているなど、問題が山積するなか、
目の前の状況を解決するために生まれたのが
「あらゆる問題を、タテとヨコの2軸で整理して考える」=2軸思考という方法でした。

2軸思考は「世界一シンプルなフレームワーク」。
何よりのメリットは、難しいノウハウは一切必要ないということです。
生まれつきの頭の良さや仕事経験なども関係なく、誰でもすぐに実践することができます。
2本の線さえ引ければ「3C」とか「PPM」のような
コンサルタントが繰り出す小難しいフレームワークを覚える必要はありません。

★目次
Prologue 「複雑なまま」考えていないか?
【Part1 基礎編】
Chapter1 「線を2本引くだけ」で、すべてが解決する
Chapter2 「2軸フレームワーク」の作り方

【Part2 実践編】
Chapter3 2軸で「問題解決」する
Chapter4 2軸で「伝える」
Chapter5 2軸で「資料作成」する

内容(「BOOK」データベースより)

頭の整理も、資料作成も、報告・指示、打ち合わせも、「線を2本引くだけ」で思考のスピードが爆速に!IBMで15年活躍する著者による独自メソッド、公開!初心者でも、どんな業種でも使える!「世界一簡単なフレームワーク」の作り方を凝縮!

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「いつ、どこでも求められる人」の仕事の流儀

「いつ、どこでも求められる人」の仕事の流儀 (単行本)

著者:岩田 松雄 … 

岩田さんの本はもう何冊か読みましたが、それぞれ同じようなエピソードが書かれてはいますが、読むたびに「気づき」を与えてくれます。(Inobe.Shion)

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内容紹介

スターバックス、ザ・ボディショップで
CEOを務めた著者が明かす
「価値ある人材」になる働き方。

仕事への取り組み方、コミュニケーション、
時間の使い方、リーダーシップ……
できる人は「経験」をどう活かすか?

*「そこまでやるか!」というインパクト
*人の心を動かす「ストーリー」の力
*「やらないこと」を明確に
*人は「チャレンジする人」についていく
*オンリーワンの鉄則――「好き」で「得意」で「人のため」

仕事の成果は「人」によって大きく変わる。
期待を超える、活気を生む、人を育てる……
あなたが生み出すべき「功績」は、もっとある!

内容(「BOOK」データベースより)

目的がいつも明らかな人、「しっかり伝わる」話をする人、楽しそうに働く人、「問いかける力」がある人。できる人は、「経験」をどう活かすか!スターバックス、ザ・ボディショップでCEOを務めて実感した、「価値ある人材」とは。期待を超える、活気を生む、人を育てる…あなたが生み出すべき「功績」とは。

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ファンベース

ファンベース (ちくま新書)

著者:佐藤 尚之 … 

さとなおさんのマーケティング本。利益は後からついてくる。商売は、先義後利ということを改めて感じさせてくれます。(Inobe.Shion)

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内容紹介

人口急減やウルトラ高齢化、超成熟市場、情報過多などで、新規顧客獲得がどんどん困難になっているこの時代。生活者の消費行動を促すためには「ファンベース」が絶対に必要だ。それは、ファンを大切にし、ファンをベースにして中長期的に売上や価値を上げていく考え方であ
り、その重要性と効果的な運用の方法を、豊富なデータや事例を挙げて具体的に紹介する。
『明日のプランニング』に続く、さとなおの最新マーケティングの必読書。
<目次> はじめに ファンベースは、あなたが思っているより、たぶん、ずっと重要だ
第一章 キャンペーンや単発施策を、一過性で終わらせないために
第二章 ファンベースが必然な3つの理由
ファンベースが必然な3つの理由
(1)ファンは売上の大半を支え、伸ばしてくれるから
(2)時代的・社会的にファンを大切にすることがより重要になってきたから
(3)ファンが新たなファンを作ってくれるから
第三章 ファンの支持を強くする3つのアプローチ~共感・愛着・信頼
「共感」を強くする
A ファンの言葉を傾聴し、フォーカスする
B ファンであることに自信を持ってもらう
C ファンを喜ばせる。新規顧客より優先する
「愛着」を強くする
D 商品にストーリーやドラマを纏わせる
E ファンとの接点を大切にし、改善する
F ファンが参加できる場を増やし、活気づける
「信頼」を強くする
G それは誠実なやり方か、自分に問いかける
H 本業を細部まで見せ、丁寧に紹介する
I 社員の信頼を大切にし「最強のファン」にする
第四章 ファンの支持をより強くするる3つのアップグレード~熱狂・無二・応援
「熱狂」される存在になる
J 大切にしている価値をより前面に出す
K「身内」として扱い、共に価値を上げていく
「無二」の存在になる
L 忘れられない体験や感動を作る
M コアファンと共創する
「応援」される存在になる
N 人間をもっと見せる。等身大の発信を増やす
O ソーシャルグッドを追求する。ファンの役に立つ
第五章「全体」をどう組み合わせ、構築するか
全体構築の3つのパターン
(1)中長期ファンベース施策のみで構築する
(2)短期・単発施策でファンをゼロから作っていくところから始める
(3)ファンベース施策を軸に、短期・単発施策を組み合わせていく
第六章 ファンベースを楽しむ(もしくは実行の際のポイントの整理)
あとがき
[巻末URL集]
出版社からのコメント
これからのマーケティング 必読の書!
ファンベースの基本的な考え方は、「共感」から「熱狂」へ
「愛着」から「無二」へ、「信頼」から「応援」へ
それぞれの考え方と方法、具体例が豊富に紹介されており、
大企業でも、中小企業でも、どんな業種でもすぐに応用ができます。
待望の「さとなお」の最新刊です!

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難しいことはわかりませんが、英語が話せる方法を教えてください!

難しいことはわかりませんが、英語が話せる方法を教えてください!

著者:スティーブ ソレイシィ,大橋 弘祐 … 

「話す」のにすごくコンプレックスがあるので、まさにこれを求めていました。分かっただけでなくて、できたになるまで吸収できるといいのですが・・・。(Inobe.Shion)

内容紹介

20万部突破! 『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください! 』に続く最新作
TOEIC320点の英語素人が、NHKラジオのネイティブ講師に「誰でも英語が話せる方法」を聞いてきました!

「受験で単語や文法をたくさん覚えたけど、結局話せない」
「高い教材を買ったけど続かなかった」
「外国人の前になると言葉が出てこない」

そんな人に贈る、いままでの常識を覆す英語習得法。
どうやら、日本人は難しく考えすぎていたようです。

★「a」と「the」で迷ったら「ん」と言え
★仕事でも旅行でも「May I have?」で何でもお願いできる!
★最初に「枕言葉」をつくると急に英語が通じるようになる
★TOEICは650点以上とるな
★外国人に道を聞かれたときは、「It’s」と「指さし」で説明できる
★「Hi.」はビジネスでも使える超万能なあいさつ
★とにかく早く発音するとネイティブっぽく聞こえる
★表情やトーンをつかいこなせば英語の表現力が大幅アップ
★レストランでの「Thank you.」には気を付けて!
★日常英語を1語変えただけでビジネス英語に
★比較級は2文で話せば難しくない
★日本人が勘違いしているビジネス英語の非常識とは?
★ソレイシィ流「海外ドラマ学習法」でリスニング力もアップ!
★オンライン英会話はセルビアの美女がいい! ?

など、本当に使える知識が満載です!

出版社からのコメント
「これからは英語を話せないといけない」
そう言われて、いろんな教材にチャレンジしてきたけど、結局話せるようにならなかった、という経験をしたことはありませんか。

NHKラジオに出演中のネイティブ講師「スティーブ・ソレイシィ先生」は、初心者でも本当に英語が話せる方法を教えてくれます。

また、本書は

僕「中学校の英語も覚えてないですし、TOEICも300点台ですけど、僕でも英語を話せるようになりますかね……?」
先生「大丈夫! TOEICの勉強をいくらしたって話せるようにならないから。僕が本当に話せる最短ルートを教えるよ」
こんなコミカルな会話で展開しますので、英語を話せる方法が笑って学べる一冊になりました。

もう間違った方法で英語を勉強するのはやめて、本当に話せるようになりませんか!

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ゲーム理論はアート

ゲーム理論はアート 社会のしくみを思いつくための繊細な哲学

著者:松島 斉

サブタイトルに「社会のしくみを思いつくための繊細な哲学  」とあるのですが、素敵ですよね。センスのある方だなぁと思いながら、読ませていただきました。多くのことを学ばせていただきました。ありがとうございました。(Inobe.Shion)

File:Rockpaperscissorspayoff.png

 

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SHOE DOG(シュードッグ)

SHOE DOG(シュードッグ)

著者:フィル・ナイト … 

「事実は小説よりも奇なり」とはよく言ったものです。大成功の大成功者、フィル・ナイト氏も波瀾万丈の末の成功だということがよくわかる自叙伝。やる気スイッチを押してくれる良書です。(Inobe.Shion)

「NIKE」の画像検索結果

 

メディア掲載レビューほか

「ビジネスとは、金を稼ぐことではない」と言ったナイキ創業者の考え方

ビジネス書で成功者の自伝、啓発本コーナーにも並ぶベストセラーだって?

眉をひそめ声を荒げた私だったが、一読してすっかり本書に魅了されてしまった。痛快にして波乱万丈、ページをめくるたびにピンチが道をふさぐ。しかし夢と信念、友愛を原動力にして、ビジネスという名のレースは再開される。

主人公はナイキの共同創業者で前会長だったフィル・ナイトだ。片田舎のオレゴン州ポートランドに生まれ、名門スタンフォード大でMBAを取得した。

「世界は馬鹿げたアイディアでできている。歴史は馬鹿げたアイディアの連続」

二十四歳のナイトはランニング中に天啓を得て、自分も馬鹿げたことをやらかそうと、紆余曲折の道を走り始める。一九六二年、陸上選手の経験をもとに、スポーツシューズ輸入会社ブルーリボンを起業したのだ。

若き日の主人公が眼をつけたのはオニツカタイガー。戦後復興期の日本製品に惚れ、単身神戸に乗りこんで商談をまとめ、母国でかつての敵国の靴を売りまくる。

ところが、オニツカは知名度が上がるや、ブルーリボン社を見捨てようとする。のっぴきならない危機に、主人公はどう対処するか!

いやいや、本書にはこれ以外にも危急存亡の種がまき散らされている。資金の困窮、タイアップした選手のトラブル、訴訟問題……。

だが、レースを諦めかけた時、日商岩井やユニークな弁護士らと巡り合い、主人公は靴の紐を結び直すことになる。ブルーリボンが、ナイキとして新たなゴールを目指すのは一九七二年、以降の繁栄は周知のことだ。

ナイトが立志伝中の人物ということに間違いはない。しかし、作中の彼は美化された聖人君子にあらず。「バック」と愛称で呼びたくなるほど、とびきり人間臭い。

彼はハイスクール時代に刻まれた劣等感を引きずっているくせ、仕事では猪突猛進、傲慢ですらある。

でもバックは徹頭徹尾いいヤツだ。侠気たっぷりの感激屋、曲がったことが大嫌いで、仲間や家族を大事にする。愛息を失っての懺悔は痛々しい。でも絶対に屈しない。アメリカ映画に登場する、理想のヒーロー像がバックに重なっていく。

登場人物の魅力と破天荒な展開に加え、ハードボイルド小説さながら、シニカルなユーモアに満ちた一人称の文体が読者を引っぱる。

「ビジネスとは、金を稼ぐことではない」

とりわけ、この一行が深い余韻を残す。おかげで、「馬鹿げたアイディア」を抱きつつ貧乏作家に甘んじる私も、走り続ける気になった。本書というシューズには、魔法の機能が満載だ。

評者:増田 晶文

(週刊文春 2017年12月21日号掲載)

SHOE DOG

日本で作られた靴をアメリカで売る。1960年代に米国の誰もが笑うような夢を抱き、著者は日本に渡る。

本書は世界的なスポーツブランドに成長した「ナイキ」の創業物語。夢が叶い、オニツカの靴をアメリカで販売する権利を得て、事業を広げるが、オニツカとの関係が次第に悪化し、資金繰りが苦しくなる。現地の銀行もさじを投げ、倒産寸前に追い込まれた窮地を救うのが、商社の日商岩井だ。日本企業に裏切られ、別の日本企業に救われる。日本との関係の深さに驚かされる。

タイトルの「SHOE DOG」とは靴の製造や販売に命を懸ける人々を指す。ナイキの立ち上げに関わった面々は誰もがSHOE DOGだ。チームに天才は一人もいない。情熱に勝る能力がないことを教えてくれる。

評者:栗下直也

(週刊朝日 掲載)
内容紹介
★発売たちまち20万部突破!
★「2017年最高の書」の声、続々!!
TBS「王様のブランチ」BOOK総合ランキング、第2位(12月9日)
読売新聞書評で紹介! (12月3日、評者柳川範之氏)
日経新聞書評「この一冊」で紹介! (12月9日、評者小関広洋氏)
朝日新聞書評「売れてる本」で紹介! (12月10日、評者佐々木俊尚氏)
産経新聞書評で紹介! (12月10日、評者瀧本哲史氏)
おすすめ本紹介サイト「HONZ」で紹介! (評者内藤順氏、田中大輔氏、古幡瑞穂氏)
『Number』12月7日号「新刊ドラフト会議」で紹介! (評者為末大氏)
『週刊現代』12月2日号「日本一の書評」で紹介! (評者楠木建氏)

★世界最強のブランドはいかにして生まれたか?
★創業者が自ら語る、ナイキの創業秘話!
★待望の翻訳、ついに刊行!

父親から借りた50ドルを元手に、アディダス、プーマを超える
売上げ300億ドルの会社を創り上げた男が、ビジネスと人生のすべてを語る!

1962年晩秋、24歳のあるアメリカ人が日本に降り立った。
彼の名はフィル・ナイト。のちに世界最強のブランドの一つとなる、
ナイキの創業経営者だ。

オニツカという会社がつくるシューズ「タイガー」に惚れ込んでいた彼は、
神戸にあるオニツカのオフィスを訪れ、役員たちに売り込みをする。

自分に、タイガーをアメリカで売らせてほしいと。

スタンフォード大MBA卒のエリートでありながら、なぜあえて靴のビジネスを選んだのか?
しかもかつての敵国、日本の企業と組んでまで。

「日本のシューズをアメリカで売る」。

人生を賭けた挑戦が、このとき始まった!

●著名人も絶賛!

ビル・ゲイツ称賛!
2016年おすすめの5冊に選出!

成功するビジネスのありようを、誠実に思い起こさせてくれる。
それは混沌と混乱に満ちた危険な旅であり、誤りと闘いと犠牲が常につきまとう。
ここまで赤裸々に自身の歩んだ道を語るCEOなど、ほとんどいないだろう。
フィル・ナイトが読者に何かを教えようとしたとは思えないが、
読者はすばらしい学びを得るはずだ。
彼はできうる限り正直に人生を語っている。驚愕の物語だ。
(マイクロソフト創業者)

2016年の最高の本。フィル・ナイトは天性のストーリー・テラーだ。
――ウォーレン・バフェット(伝説の投資家)

率直で、ユーモアがあり、スリルもあって文学的なこの本は、スポーツを愛する人、
そして伝記を愛するすべての人のための本だ。
――アンドレ・アガシ(元プロテニス・プレーヤー。ゴールデンスラム達成者)

ありえない夢を追いかけるすべての人への啓示。
――マイケル・スペンス(ノーベル賞受賞経済学者)

アントレプレナーシップについて読んだ本のなかで、最高の一冊。
――ファリード・ザカリア(ジャーナリスト)

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日本再興戦略

日本再興戦略 (NewsPicks Book)

著者:落合 陽一 … 

落合さんは、ご存知かもしれませんが、ジャーナリストの落合信彦さんのご子息です。非常に刺激的な一冊です。(Inobe.Shion)

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内容紹介

「情熱大陸」出演で大反響! 落合陽一の最新作!

【本書概要】
AI、ブロックチェーンなどテクノロジーの進化、少子高齢化、人口減少などにより、世界と日本が大きく変わりつつある。
今後、世界の中で日本が再興するにはどんな戦略が必要なのか。
テクノロジー、政治、経済、外交、教育、リーダーなどの切り口から日本と日本人のグランドデザインを描く。

「日本再興戦略」とは、改革や革命ではなく、アップデートです。
必要なことは、「過去において日本は何が機能したのか、何が時代と合わなくなったのか」を検証すること。
本書がポジションを取って未来を作る皆さんの一助となることを祈っています。
(著者より)

日本再興戦略 目次

第1章 欧米とは何か
「欧米」というユートピア/「西洋的な個人」の時代不適合性/「わかりやすさ」の対極にある東洋思想 /日本というブロックチェーン的な国家/平成という破壊の時代を超えて
第2章 日本とは何か
日本の統治構造を考える/イノベーティブな日本の宗教/日本にはカーストが向いている /百姓という「多動力」/中流マスメディアの罪日本は超拝金主義/日本を蝕むトレンディードラマ的世界観/「ものづくり」へのリスペクトを回復せよ
第3章 テクノロジーは世界をどう変えるか99
コンビニに行かなくなる日/「人工知能と呼ばれているもの」の本質/最適化・統計・創発/東洋のイメージをブランディングする/人と機械が融合する自然/テクノロジー恐怖症との折り合い
第4章 日本再興のグランドデザイン
人口減少・高齢化がチャンスである3つの理由/ゲートのない世界へ/ブロックチェーンと日本再興/日本はトークンエコノミー先進国/地方自治体によるICOの可能性/シリコンバレーによる搾取の終わり /ビットコインの未来を占う「3つの問い」
第5章 政治(国防・外交・民主主義・リーダー)
日本だからこそ持てる機械化自衛軍/インド・中国・北朝鮮/揺らぐ民主主義
第6章 教育
新しい日本で必要な2つの能力/幼稚園には行かなくてもいい/センター試験をやめよ /MBA よりもアート
第7章 会社・仕事・コミュニティ221
「ワークアズライフ」の時代/兼業解禁と解雇緩和をセットにせよ/士農工商を復活させよ/「ホワイトカラーおじさん」の生かし方/年功序列との決別/「近代的人間」からの卒業/「自分探し」より「自分ができること」から始める/モチベーション格差の時代

内容(「BOOK」データベースより)

今、世界でもっとも注目される日本人科学者が描く希望の国のグランドデザイン。

続きを読む 日本再興戦略