[新版]人材を逃さない見抜く面接質問50

[新版]人材を逃さない見抜く面接質問50 単行本

著者:キャロル・マーティン (著), 岡村 桂 (翻訳)

伸びる人・伸びない人を見分けるキラークエスチョン多数収録!
面接官から根強い人気の一冊が新装改訂版となって登場

採用面接を担当したことのある方なら、
「どんな質問をすれば、本当に優秀な人材がわかるのだろう?」という、
切実な疑問を抱かれたことがあるはずです。

たとえば……
ありがちな質問をすると、相手は用意してきた答えを立て板に水で話します。
かといって、ちょっとひねった質問をすると、
相手は緊張した様子で、あたりさわりのないことしか答えません。

面接を終えて応募者を評価する段階になると、
果たして求める人材なのかどうか、確信が持てないというのが
多くの面接担当者の実情ではないでしょうか。

採用後、相手が使える人材であればよいのですが、
「採用ミスだった……」とがっかりするケースも少なくないでしょう。
それでは採用にかけた費用が無駄になってしまいます。

本書は、そのような失敗を防ぐのに役立ちます。
第一部では、応募者から本音を引き出し能力を判断できる、的確な質問とは?
第二部では、応募者から返ってくる答えから、相手の本質をどう見抜くか?
を、具体的な例とともに解説。
ここに挙げられた質問は、そのまますぐに面接で使えます。
非常に実践的な、採用面接の質問マニュアルなのです。

したがって、この本は面接担当者だけでなく、
面接を受ける側の人にとっても必携書となります。
「応募者が用意した答えの奥にあるものを見抜くために、面接担当者はどんな質問をしてくるか、
それにどう答えればいいか」を教えてくれるわけですから、
世の「面接応答マニュアル」の一段上、「奥の奥」まで行き届いた一冊なのです。

ということで、面接をする方、あるいは逆の目線で面接をされる方は面接者はどういったことを見ているのだろうか?という観点で読まれるとよいと思います。

 

普段から人材、、、いや人財獲得のために面接をかなりの数やっているのですが、改めて自分の面接スタイルを見直そうとこの本を取りました。

面接担当者の任務とは、応募者のスキル、資質、過去の行動を明らかにする質問をして、短い時間に最大限明確に応募者の人物像を把握することである。(p.3)

面接では、単に答えを聞くだけではなく、「何を話しているか、何を話していないか」に注目することも重要である。(p.5)

【面接で効果的な質問TIPS】

  • シンプルに「自己紹介」をしてください
  • 「セールスポイント」は何ですか
  • 当該の仕事で求められる最も重要な資質は何かを聞く
  • 同僚とどのような関係を築いているかなど、状態ではなく行動に対する質問をする
  • 仕事で一番充実感を得たときのことを話して下さい
  • 前の仕事で、大きなストレスを感じたことはありますか
  • 職場でほかの人と意見が対立したときのことを話してください
  • これまでの職歴で最大の挫折は何ですか
  • この仕事のどこに魅力を感じましたか
  • あなたの同僚に、あなたの長所を尋ねたら、どんな答えが返ってくるでしょうか。その理由は何でしょうか
  • ほかの人にやる気を起こさせた経験はありますか
  • ほかの人よりも自信がある専門分野は何ですか
  • 応募者が最新の傾向や技術に通じているかどうかを知ることが重要だ
  • 短期の目標と長期の目標をそれぞれ挙げてください
  • この仕事と前の仕事の違いはどのような点ですか
  • この時期に仕事を辞めようと思っているのには、何か具体的な理由がありますか

【面接してはいけない質問TIPS】

  • 「なぜ」で始まる質問をしてはならない
  • 点数を答えさせてもそこから情報は得られない
  • 架空の状況を想定して尋ねるのではなく、応募者の実際の経験について尋ねるべき
  • 日頃どのようにして最新情報をキャッチしていますかなどはあまり効果はない

【返答から見抜くための質問】

  •  あなたなりの工夫で問題を解決したときのこと
  • 新しい状況に対応しなければならなかったときのこと
  • 根気強く努力しなければならなかったときのこと
  • 戦略的に考えて問題を解決したときのこと
  • リーダーシップを発揮したときのこと
  • 上司や同僚と対立したときのこと
  • 同僚や部下にやる気を起こさせたときのこと
  • 仕事でミスを犯したときのこと
  • 期限に間に合わせるのに苦労したときのこと
  • チームで協力して仕事を進めたときのこと

このあたりの質問をうまく組み合わせながら、冒頭に書いた最大の任務「面接担当者の任務とは、応募者のスキル、資質、過去の行動を明らかにする質問をして、短い時間に最大限明確に応募者の人物像を把握する」を達成したいものです。

 

 

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