ちなみにブッダは、説法をするときに「対機説法(たいきせっぽう)」というスタイルをとっていました。これは一対一で対面し、相手の能力や素質、理解度に合わせて話の仕方を変える手法のことです。
これって、まさに1on1ですね。正しくメッセージを伝えるためにはそれが重要なんですね。
さて、もともとはこちらにあったところからの引用なのですが、なかなか痺れる内容でした。
「ブッダの言葉に学ぶ「横柄でえらそうな人」を一瞬で黙らせる”ある質問”」
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悪い友と交るな。卑しい人と交るな。善い友と交われ。
尊い人と交(まじわ)れ。
『ウダーナヴァルガ』第25章3
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という一節があるようなのですが、誤解してはならないのは「気の合う人とだけつるんでいればいい」とは言っていないこと。
意見が合う人といるのは心地は良いですが、本当に必要な人は気づきを与えてくれる人ということなのでしょう。
仏教では、教えの中身もさることながら、この「(タイミングを)見極める」という姿勢を大切にしているんです。いくら正しいことを言っていても、それがまっすぐに伝わらなければ意味がありません。タイミングを間違えてアドバイスをすれば、それは相手にとってイヤ味なお説教になってしまいます。 |
これは非常に大事なことですよね。つい一方通行での部下への指導になってしまうのですが、部下から教えてくださいと言われた時は非常にチャンスなんですね。そのときに教えられる引き出しをしっかりと持っておくことも上司の役目なのでしょう。
ブッダの教えは深いです。1on1を極めていくためには学ぶべき点は多そうです。
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そういう意味では、イエス・キリストもそうですし、弟子との対話・・・やり取りというところから部下への接し方の学びの材料は多そうですね。
このネタで本を書けば売れるかな。(笑)