著者:五藤万晶 …
コンサルタントという仕事が見えないところで行われているがために、クローズドな仕事ですがその実態をいろいろと教えてくれます。(Inobe.Shion) |
内容紹介
自分が培ってきた知識や経験、ノウハウ…を最大限活かして、年収3千万円以上の売れるコンサルタントになって活躍する具体策を公開した注目の書。 内容(「BOOK」データベースより) 年収3000万円以上を実現する収益モデルの作り方。 |
実際、「本を出せば仕事になる・・・」と、言葉は悪いですが「極めて短絡的な出版」をする人が後を絶ちません。その結果、本を出しても単なる自己満足になるか、出版にまつわる人を設けさせるだけか、下手をすれば「ライバルを利する」という、出さないほうがマシということにもなりかねないのです。(p.28) |
私も独立する際は、自分の本を出してそれを武器にと考えておりましたが、そういうものでもないのですね。これは勉強になりました。
コンサルティングの体系化により、より高確率で成果を上げられることはもとより、ブレが少なく、様々なクライアントにも対応できる汎用性、そして再現性を手に入れることができたのです。毎回、個別対応でバラバラ・・・・という指導とは、まるで違う世界にステージアップしたのです。(p.33) |
よく、「自分のやり方でも、たまに仕事が取れているので・・・」と、ビジネスの同線のことに対して無頓着というか、明らかに勘違いしている人がいるのですが、そもそも論として、「一定の確率で間違いなく仕事が獲得できる仕組み」ができていなければ、それは、ビジネスとは言えないのです。(p.35) |
どうすればお客さんが増えるのか、確率を上げる方法が分からなければ、コンサルタントとして活躍することな夢のまた夢となります。それこそ偶然に偶然が重なったラッキーでも起きない限り、あり得ないことになります。・・・他ならぬコンサルタント自身が、偶然だよりだったり、自分のビジネスをしっかり展開できる体制ができていないとしたら・・・ということです。(p.35) |
確かにそうです。これは非常に耳の痛い話ですね。儲かっていないコンサルタント・・・まずは自分自身をコンサルティングできていないとね。(笑)
「自分の真のクライアント層に対して、確実にリーチしていける方法になっているか」この一点に対して、確実に自分のビジネスを組み立てていくことが重要ということです。これは、コンサルタント商売に限らず、あらゆる商売における絶対的に重要な「大基本」です。・・・では、なぜ、「間違う人が続出するのか・・・」ということですが、その最大の原因は、周囲にいる3種類の人たちに惑わされるからです。それは、「先輩(経営者)」「親族(身内)」「専門家風の」3者、「3S」です。この3Sは実に強敵です。自分の思考軸や思考回路を、激しく揺り動かし、まるで洗脳がごとく、あなたを動かしてしまうからです。(pp.79-80) |
資格を取っても名刺やウェブに出さないならいい。なぜなら資格を出せば出すほど、自分の独自性が失われるからで、当然、独自のコンサルティングの展開も難しくなってしまいます。(pp.137-138) |
コンサルタントとして生きていくうえで、意外と定説となっている売込みの武器も実はそうではないということが説明されています。
まさにタイトル通りに、大きな稼ぎに換えるためにはここに書いてあるようなノウハウをきちんと押さえておかないと大切な知的資産もうまく生かしきれない状況に陥りそうです。