著者:紺野 登 …
この書籍、2010年なんですね。そのころなんて、まだ「デザイン思考」ってそこまで言われてなかったと思うのですが、さすが紺野先生ですね。(Inobe.Shion) |
内容紹介
デザインとは、「デ(de)」+「サイン(sign)」、つまり従来の意味(記号) |
先日、富士通さんのフォーラムがあって、そちらの展示場のブースにもありまし、IBMさんもご熱心に関わられていますし、改めて最近注目を集めています。経産省と特許庁の”「デザイン経営」宣⾔” もその一つの要因なんでしょうね。ニワトリが先か、卵が先か、というところではありますが・・・・。
また、こちらにすごいテキストがありました。『「デザイン思考」活用講座解説書」、サブタイトルが「デザイン思考を知って経営革新・事業拡大への第一歩」というものですが、これが秀逸ですが、おそらく本書もかなり参考にされているのではないかと感じました。
デザイン思考関連の本は、デザイン思考そのものの考え方を示したものと、デザイン思考でアウトプットを作るためのプロセスやノウハウを示したもの、そしてそれらをミックスさせた概論めいたものという3つに分かれますが、こちらは最初の考え方に重きが置かれています。
最近は2番目、あるいは3番目が多いので、ある意味、新鮮であり、基本のラインは変わらないし、ある意味、考え方自体は固まってきたと思います。ただ、これを使っての進め方についてはまだまだ改善の余地はあるような気がしています。