ビジネスのためのデザイン思考

ビジネスのためのデザイン思考

著者:紺野 登 … 

この書籍、2010年なんですね。そのころなんて、まだ「デザイン思考」ってそこまで言われてなかったと思うのですが、さすが紺野先生ですね。(Inobe.Shion)

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内容紹介

デザインとは、「デ(de)」+「サイン(sign)」、つまり従来の意味(記号)
の組み合わせを否定し、変えること。常識を否定し眼前の複雑な状況をシンプル
に解決しようとする「引き算」のアプローチでもある。そのためには、直観・身体・
感情・知性を用いて現場での個別具体の現実から仮説を生み出し、目的に向けて
諸要素を綜合・創造することが求められる。モノづくりにとどまらない、イノベ
ーションやビジネスモデルの設計につながる手法・手順・ツールを体系的に示し
た画期的デザイン思考モデルを提案する。
内容(「BOOK」データベースより)
直観、仮説、物語、綜合―五感を総動員してコト/経験をデザインする技法。エスノグラフィー、ビジネスモデル、シナリオ・プランニング。イノベーションを生む「知のしかけ」を設計するための画期的手引書。

 

先日、富士通さんのフォーラムがあって、そちらの展示場のブースにもありまし、IBMさんもご熱心に関わられていますし、改めて最近注目を集めています。経産省と特許庁の”「デザイン経営」宣⾔” もその一つの要因なんでしょうね。ニワトリが先か、卵が先か、というところではありますが・・・・。

また、こちらにすごいテキストがありました。『「デザイン思考」活用講座解説書」、サブタイトルが「デザイン思考を知って経営革新・事業拡大への第一歩」というものですが、これが秀逸ですが、おそらく本書もかなり参考にされているのではないかと感じました。

デザイン思考関連の本は、デザイン思考そのものの考え方を示したものと、デザイン思考でアウトプットを作るためのプロセスやノウハウを示したもの、そしてそれらをミックスさせた概論めいたものという3つに分かれますが、こちらは最初の考え方に重きが置かれています。

最近は2番目、あるいは3番目が多いので、ある意味、新鮮であり、基本のラインは変わらないし、ある意味、考え方自体は固まってきたと思います。ただ、これを使っての進め方についてはまだまだ改善の余地はあるような気がしています。

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