著者:内館 牧子…
いつか、書評を読んでおもしろそうと思い、図書館で予約していたのがやっときました・・・。まだ50人強の待ちになっています。早く読んで、返さなきゃ! |
内容紹介 定年って生前葬だな。 衝撃的なこの一文から本書は始まる。 大手銀行の出世コースから子会社に出向させられ、そのまま定年を迎えた主人公・田代壮介。仕事一筋だった彼は途方に暮れる。年下でまだ仕事をしている妻は旅行などにも乗り気ではない。図書館通いやジムで体を鍛えることは、いかにも年寄りじみていて抵抗がある。どんな仕事でもいいから働きたいと職探しをしてみると、高学歴や立派な職歴がかえって邪魔をしてうまくいかない。妻や娘は「恋でもしたら」などとけしかけるが、気になる女性がいたところで、そう思い通りになるものでもない。 これからどうする? 惑い、あがき続ける田代に安息の時は訪れるのか? ある人物との出会いが、彼の運命の歯車を回す──。 シニア世代の今日的問題であり、現役世代にとっても将来避けられない普遍的テーマを描いた話題沸騰必至の問題作。内容(「BOOK」データベースより) 大手銀行の出世コースから子会社に出向、転籍させられそのまま定年を迎えた田代壮介。仕事一筋だった彼は途方に暮れた。妻は夫との旅行などに乗り気ではない。「まだ俺は成仏していない。どんな仕事でもいいから働きたい」と職探しをするが、取り立てて特技もない定年後の男に職などそうない。生き甲斐を求め、居場所を探して、惑い、あがき続ける男に再生の時は訪れるのか?ある人物との出会いが、彼の運命の歯車を回す―。 |
2018年・・・映画化されるようです。舘ひろしさんと黒木瞳さんのようですね・・・。さて、読んでいきましょうか。
嫌な予感がした。挨拶で「さて」と言うヤツにろくな者はいない。長くなるぞと思った。(p.79) |
確かに・・・・。さて、「これから長い話します」っていう宣言ですね。
いろいろと面白いことが書かれていました。あるところまで昇格した後、「終わり」に向けての準備に入ると・・・。役職定年、子会社への出向、転籍・・・給料が徐々に大きく下がりながら責任ある仕事からも外れていく。そして、仕事に未練もなくなって退職と。
でもその流れに乗れなかった主人公。どういう結末になるのか、非常に興味深く読ませていただきました。
私も恐らくそのフェードアウトの路線に乗れないのが分かっているので、70歳まで社会貢献できるよう大学院でMBAを取得し、さらに上までも狙っていると・・・そんな次第です。
そういう意味でも50歳以降の人生を早くデザインしながら40代の今を生きるのは非常に大切だと改めて感じました。
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