デジタル時代の経営戦略


トップ企業が明かす デジタル時代の経営戦略 「絶対的価値」を生み出す エグゼクティブCIOの挑戦

トップ企業が明かすーデジタル時代の経営戦略 「絶対的価値」を生み出す エグゼクティブCIOの挑戦
著者:國領二郎,三谷慶一郎,一般社団法人 価値創造フォーラム21

内容紹介
三井物産、東京海上ホールディングス、資生堂、JFEスチール…
全8社の経営陣が語る、AI、IoT時代を勝ち抜く次の一手とは?

IoT(インターネット・オブ・シングズ)や人工知能(AI)、ビッグデータ。IT(情報技術)をビジネスに活用する企業の取り組みを、毎日のように目にするようになりました。
次世代の移動手段として自動車メーカーやIT企業が開発にしのぎを削る自動運転技術、小売業やサービス業の人手不足を補うためのロボット活用、働き方改革に向けた多様なワークスタイルを支援するテレワーク技術など、デジタル技術を使ったビジネス革新の事例は枚挙にいとまがありません。

ITやデジタル技術を自社の競争力強化に生かす「攻めのIT経営戦略」に取り組むことは、今や企業経営者にとって避けて通れない課題です。経営トップを支え、攻めのIT経営戦略の遂行を率いる存在を、本書は「エグゼクティブCIO」と呼んでいます。
CIO(最高情報責任者)の中でも、ITをコストからの側面だけではなく、価値創造をめざす経営戦略と連動させ、情報活用による新しいビジネス・モデルの構築など絶えまざるイノベーションに挑戦し続けている人たちと位置付けています。

本書は主要産業のトップ企業8社を取り上げ、各社の攻めのIT経営戦略を紹介します。
登場するのは三井物産、東京海上ホールディングス、三井不動産、資生堂、三越伊勢丹ホールディングス、帝人、JFEスチール、ANAホールディングス。
内容は各社のCIOが参加する交流会「エグゼクティブCIO協議会」での講演を基にしています。当事者でなければ語れない、企業戦略とリンクしたIT活用戦略、各社がたどってきたIT化の歴史を詳説します。

内容(「BOOK」データベースより)
三井物産、東京海上ホールディングス、資生堂、JFEスチール…全8社の経営陣が語る、AI、IoT時代を勝ち抜く次の一手とは?

★読書前のaffirmation!
[きっかけ・経緯]
[目的・質問]
[分類] 336.1:経営政策.経営計画, 経営政策

情報技術は、より顧客に近い領域において、コスト削減だけではなく、新しい価値創造を目的とした武器として扱われるようになってきている。そんな中で、企業の情報戦略は経営戦略の実現プランである以上に、経営戦略を根本的に見直すことを迫る企業経営の中核となる。それは時に既存のビジネスモデルを否定するものとなるだろう。すなわち、破壊的イノベーションとして、既存企業にとって大きな脅威になる可能性が高い。脅威だかりと言って逃げるわけにはいかない。変化にしり込みするのではなく、既存の企業自らがビジネス変革に取り組んでいかなければならない。(p.4)
情報技術の発展によってイノベーションが生まれる理由は、「見える化」にあると考えている。センサー技術の発達により、人間やモノの状態に関する情報など、今までの情報システムが扱ってきたものとは全く異なる多様な情報、つまり今まで見えなかった情報が見えるようになってきた。また、情報流通、蓄積コストが低下したことによって、統計的にしか扱えなかったような超大容量データが、丸ごとそのまま扱えるようになってきた。これらの結果として、予想もつかなかったようなビジネスが出現し始めている。たとえば、余っているリソースを持ち、それを貸したがっている人と、リソースを欲しがっている人が見える化されることによってAirbnbやUberといったサービスが生まれている。周辺の障害物や移動者などの見える化によって完全自動走行車が実店されつつある。(pp.4-5)

「シェアリング・エコノミー」のAirbnbやUberが「見える化」という視点で語られていることは非常に興味深いですね。確かに状況が見えることで実現するシステムですから。これは良い視点を授かりました。

見える化のもたらす影響は想像以上に大きい。「カンブリア大爆発を」をご存じだろうか、これは今から約5億年前に、地質学的には極めて短い時間に、生物が爆発的に多様化した現象のことをいう。なぜこのようなことが起きたかは緒論あるのだが、アンドリュー・バーカーの「光スイッチ説」によれば、生物がはじめて「眼」をもったことがその理由に挙げられている。自分の周りの環境を眼というセンサーを通じて認知することによって、積極的に他者を獲物として捕食することが可能となり、結果として急激な淘汰が起こったというのだ。情報技術による見える化も同様に、企業のビジネスモデルの多様化、淘汰を促進させていくのかもしれない。(p.5)
情報を持つこと自体が企業価値の源泉になる時代がやってきている。さらに、情報は組み合わされることでその価値を増大させていく。たくさんの異なる情報を重ね合わせることによってよりユーザーの琴線に触れるような素晴らしい体験を提供できるようなサービスが創造されていくだろう。当然の帰結として、企業は単独ではなく他の企業と連携を深めていくことが戦略的に有効になるだろう。(p.5)

これらの前提を踏まえたうえで、情報化で一歩リードする企業のケースが紹介されていますので、ご確認いただけるとよいかと思います。

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