著者:クレイトン・M・クリステンセン
| 貧困×ジョブ理論=眠れる巨大市場。 これからの時代、真に成長が見込めるのは 買えない/買わない人々の「無消費経済」である――Appleのジョブズ、Amazonのベゾスらに影響を与えた イノベーションの巨人、最後で最高の著作! ※『繁栄のパラドクス 絶望を希望に変えるイノベーションの経済学』改題・改訂版 ◆中国の家電メーカーはなぜ世界の電子レンジ市場の40%を占めるまで成長したのか? 日本ほか世界各国の事例とともにイノベーションの本質をひも解く、 表面上は望みのない状況に見えても、その裏に、成長の期待できる新市場が控えていることはよくある。この知見は、これまで好機に巡り合ってこなかったイノベーターや起業家にとっても重要だ。消費経済ではなく無消費経済に集中することは、企業の新たな成長エンジンに点火するすばらしい機会になりうる。 |
極貧率は1990年の35.3%から2015年の推定9.6%へと、世界的には減少しているらしいのですが、貧困から抜け出した約10億人の大部分である役7.3億人が中国に集中しているとのこと。また、逆に極貧率が増加している国・地域もあるようです。(p.9)
第1章
アフリカの例でインフラを創る事業は難しかったが、市場を創造する事業は成功に導くことができた。
| 市場創造型イノベーションは、一国の経済推進というエンジンに点火することができる。このイノベーションが成功すると、3つの成果が得られる。第一に、プロダクトを生産し、市場で流通させ、販売するために多くの人員が必要となり、その結果、多くの雇用が生み出されること。雇用は、国の繁栄を測るうえで極めて重要な因子である。第二に、消費が増えることによって生み出される利益がある。この利益は、教育やインフラ、医療など社会の公共サービスの資金となることもよくある。第三は、社会全体の文化を変容させる可能性があることだ。・・・無消費者を消費者にする新しい市場がいったん創造されると、それらは他の因子ーたとえばインフラや教育、機構、さらには文化的変容を引き入れ、市場の確実な生き残りを図ろうとする。こうして社会の軌道が変わりはじめるのだ。(pp.32-33) |
| 市場創造型イノベーション5つの原則 市場創造型イノベーションは私たちの抱える深刻な問題を解決に導き、その過程で、貧困に苦しむ多くの国々の経済に成長の火を熾すことができる。市場創造型イノベーションには、雇用を生み、インフラや制度を引き入れ、将来の成長の強力な基礎となり、触媒として作用する力がある。(p.339)
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| ビジネス、開発、行政府のどの分野であれ、これから取り上げるイノベーターは、新しいレンズを通して世界を見ている。その先にあるのは、社会の不便や苦痛が好機になる世界、外部の資金で始まった開発がやがて現地の人たちに受け継がれていく世界、起業家が活躍しやすいように行政府が支える世界だ。(p.349) |
グローバルに広がる問題を解決し、豊かな富を築き、社会を反映させる可能性
- インドのポータブル洗濯機
- ナイジェリアの低価格薬品
- カンボジアの安眠
- ガーナの廃棄物発電
- メキシコ人のための電気自動車
- ナイジェリアのトマト・ペースト
- デトロイトのディズニー・ワールド
- ルアンダとサブサハラ・アフリカの廃材
- バングラデシュの発電
- ガーナの奇跡の木
- ハランべ起業家連合
- 1エーカーファンド
- 安全な水ネットワーク
