(AIがもたらす脅威について岡本太郎風に生成した画像:提供 DALL·E)
第7回 AI・人工知能 EXPO【春】を見てきました。コロナ後の開催ということもあり、出展企業は思ったほど多くなく古豪はあまりなかった印象でした。どこもかしこもキーワードは「生成AI」とか「ChatGPT」でそれさえ出していれば足を止めてもらえるというような感じでした。
さて、ChatGPTがこのあとどのようにビジネスに展開されるかについて考えるところを書いていきます。
RPAブームも一段落したように思いますが、決められた作業についてはRPAで効率化されてきました。
業務ベースでのホワイトスペースで言うと、アイデア支援や非定型な作業支援になると思います。
校正とか、メールの書き直しとか、アイデア支援などが分かりやすいところでは焦点が当てられそうです。
RPAもそうですが、こういったテクノロジーをうまく採用しているところとそうでないところの生産性はさらに差が開いてくることでしょう。
(AIがもたらす脅威についてダリ風に生成した画像:提供 DALL·E)
さて、これをBtoCの企業と消費者との関係で少し考えてみます。今後はさらにSEO/SEMなどの精度も今以上に上がってくるでしょうし、レコメンデーションによる限られた中からの選択だとかあるいはピンポイントで提示されてくるようにもなるでしょう。
そんななか、確かにモノがあふれていて選択は面倒ではありますが、その選択の自由を人間が捨ててしまう時が来たとき、完全に機械の意思に引っ張っていかれる可能性があります。特にECで完結するモノについてはその傾向が強くなるでしょう。逆にどうしても試してみないとわからない商品などは店頭での接客力とか店員の商品知識などによるヒトによる提案というのが力を発揮するかもしれませんし、そこが差別化できるところになってくるように思います。
あとは、そういった選択とか発掘などを楽しめるマーケットがどれくらいあるかはこれからの二極化の進行を見守っていく必要があると思いますが、いろいろな新人発掘マーケットのようなものについてが盛り上がってほしいと思いますし、真のクリエイターの育成の環境をしっかりと確保していかないといけないと国力は衰えていく気がしてなりません。
とりとめのないことを書いてしまいましたが、非常に危機感を感じている今日この頃です。
(AIがもたらす脅威についてピカソ風に生成した画像:提供 DALL·E)