なるほどと唸ってしまう記事でした。
管理職には、「入学方式」と「卒業方式」があるとのことですが、皆さんご存知でしたか?
確かに言われてみればそうなのですが・・・。
これまではおおむね卒業方式での企業が多かったとのこと、つまり、プレイヤーとしての役割を十二分に発揮した人に、プレイヤーを卒業させて次のステップでマネジャーとして処遇する方式のこと。
対する、入学方式は、マネジャーという役割を担うために必要な能力が備わっているとみなされた人をマネジャーに登用するという方式。
特に前者の「卒業方式」の場合、マネージャーになったばかりの人は当たり前ですがマネジメントを習ったこともなく”無能”なわけです。
ですが、部下からすればそうも言ってられず、それ相応のマネジメント力が求められるわけです。考えればわかることです。ところが、たいていの人事部はちょっとしたマネジメント研修だけで終わってしまいます。そんな簡単にマネジメントができるものではないはずなのですが、そこが欠落していると僕は思っています。
まぁこれだけ厳しくマネージャーなること自体が難しい時代ですので、自発的に勉強しなければなりません。それを怠ると降格されかねないので、マネージャになる人は覚悟してそれを受け入れなければならなくなっているのではないでしょうか。
人事部もこれまでのような研修制度では世の中の動きについていけなくなってきていると思います。