著者:川島 蓉子 …
ifs未来研究所所長の川島さんの著作。ifsとは伊藤忠ファッションシステムの略。この研究所の発足から、研究所の関わったお仕事の紹介。(Inobe.Shion) |
内容紹介
『すいません、ほぼ日の経営。』『伊勢丹な人々』『TSUTAYAの謎』などで知られる川島蓉子が、所長を務めるifs未来研究所の活動をベースに「未来のビジネスのあり方」を考え、提案する新しいタイプのビジネス書。人気ブランド・ミナ ペルホネンを率いるデザイナーの皆川明氏、映画と小説両方で注目される西川美和氏、人気料理研究家の土井善晴氏、世界各地で活躍する建築家の田根剛氏、まったく異なるジャンルの4人と「みらいの仕事」をテーマに語り合った充実の対談も収録! 【著者プロフィール】 内容(「BOOK」データベースより) デパート、スイーツ、コスメ…垣根を越えた企業の発想力が未来をもっとおもしろくする!皆川明(デザイナー)、西川美和(映画監督・作家)、土井善晴(料理研究家)、田根剛(建築家)、異なるジャンルの4人と語り合う「みらいの仕事の話」も収録! |
読んでいて感じたのですが、ifs未来研究所が関わった作品たちですが、この研究所が入ることで、”未来”というエッセンスを混ぜることで伝わるメッセージをいい方向に導いているように感じました。
冒頭の研究所紹介のコピーもしゃれていて、未来にも二つあると書かれていて、「私のいる未来」と「私のいない未来」があるとしています。
「私のいる未来」は、”きょうの、いまの、つづきにある未来”
「私のいない未来」は”きょうの延長線上にはない、私から続いているのではない未来。ある日、丘の上の空に出現していた未来”
企業のほうは後者のほうを未来としています。そして、企業と「私のいる未来」を組み合わせたいというのがそのエッセンスの正体のようです。
前者は「延長線上の未来」、後者は「あるべき未来」。両方の目線で考えていきたいですね。