著者:寺嶋 直史 …
さてさて、瞬発思考とはなんでしょうか?ある意味「思いつき」に近いような感じもしますが、どうでしょうか?(Inobe.Shion) |
内容紹介
「職場のスター」になろう。 「瞬発思考」は、日々降りかかってくる 実践! 練習問題つき! 「瞬発思考」を習得すれば… 数十社もの「倒産寸前企業」を再生させてきた 出版社からのコメント はい、私(担当編集者)はあります。 力作の企画書だったり、時間をかけて作った書類とかだったりすると、それだけでちょっとがっかりした気持ちになりますよね。 それでいったん、引き上げても、 それで、 そこで、本書では、そんな心に浮かぶ疑問を、徹底追求しています。 理論だけでは身につかない! ということで、寺嶋先生にお願いして、「練習問題」もつけてもらいました。 読みながら、考えることで、思考の力が本当に身につく1冊です。仕事の力を上げるための頭のトレーニングとして、ぜひ、活用してください。 |
問題を素早く的確に解決する策を導くためには、手順を明確にし、その手順通り試行することが必要なのです。(p.40) |
【瞬発思考法(問題解決)の手順】(p.44) ①現状把握 ②問題発見 ③原因究明 ④ゴール・イメージ ⑤具体策 |
本来フレームワークも「スキル」であり、「活用できるようになったかどうか」が問題解決力獲得の判断基準です。どんなに暗記したところで、問題解決力というスキルは習得できません。(p.48) |
事実だけをもれなく把握するにはまず、現状把握を段階に分けて考える必要があります。段階に分けて考えたうえで、レベル3にまで、情報を収集するのです。(pp.74-76) ①表面的理解 ②部分的理解 ③全体的理解 |
原因究明の際の注意点は、「原因の掘り下げが不十分な中で改善策を検討してしまうと、誤った施策になる」ということです。(p.88) |
ゴール・イメージとは何かというと、「改善後の状態を頭に描く」ということです。つまり「想像力」を用いて、この問題解決がなされた後の望ましいイメージを描く、というこうことです。・・・ゴールが描けていない限り、改善策を提案してはいけないのです。(pp.94-96) |
仕事のできる人は、常に頭にゴールを描いて仕事をしています。ゴールを描けるから、物事を正確に判断でき、即断即決で決断できます。また、ゴールを描いているから、何が重要で何が重要でないかを区別し、優先度に差をつけて取り組むことができるのです。(p.98) |
必要な情報を、短時間で、漏れなく、確実にヒアリングをするために重要な7つのコツをお伝えします。・・・相手から情報を引き出すためのヒアリングは、録音ではなくて、その場で確実に理解して話を進めることが大切です。(pp.165-166) |
【必要な情報を正確に引き出すヒアリングの7つのコツ】(p.167) ①ヒアリングする側が主体的に質問する ②最初に全体像、次に詳細の順番で確認 ③不明点は即確認 ④あらかじめヒアリング項目を決めておく ⑤目的を持つ ⑥問題点(と強み)の発見、問題点の掘り下げ ⑦図表やイメージ図を活用する |
特に目新しいことはなく、ある意味基本に忠実な発想法だと思いました。ただこれが自分の身に着けられるまでが難しく、意識に意識をして身についていくものなのでしょう。