著者:一般社団法人 日本能率協会 GOOD FACTORY研究会
今度、自社の工場での業務改善にむけて、視察に伺います。日頃から「仕掛け探し」などをしつつ鍛えるようにはしていますが、あまりに無知も問題なので事前準備でこれともう一冊、準備をしておこうと思っています。(Inobe.Shion) |
内容紹介
28社の事例で納得! 海外工場を成功させるヒケツ教えます 日本の多くの製造業が拠点を海外に求めるなか、海外工場を立ち上げる企業も増えている。 内容(「BOOK」データベースより) 日本のものづくりを支えるGOOD FACTORY。日系の海外工場28社の成功事例に学ぶ。 |
さて、こちらの著書ですが、7章で構成されているのですが、最強の向上に向けてはこの7つの視点が、MECE感もありますし、初心者の私としては意識しておきたいものとして押さえておきたいと思います。
第1章 自立化を促すマネジメントの工夫
第2章 活力ある組織に導く改善推進の工夫
第3章 組織力を高める工夫
第4章 自立した人材を育成する工夫
第5章 モチベーションが高まる評価や活動の工夫
第6章 日常マネジメントの工夫
第7章 工場が発展するためのCSRの取り組みと工夫
この7つを意識しながら、序章から読んでいきます。
これまでに蓄積した貴重な情報を基に「GOOD FACTORY」を改めて考えてみると、優れた工場として下記の各項目を挙げることができます。(p.29)
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歴史の長短にかかわらず、工場としての沿革や出来事、過去の活動を確認することは、今後の企業の戦略を考える上でも不可欠です。チェックすべき事項は、以下の点です。
これらの事項がいつどのような状況で決定され、結果がどうであったのかを確認することが重要になります。工場運営における様々な取り組みは、現場で長く働いてきた現地の人たちに受け入れられなければ実現できません。だからこそ、過去の状況をきちんと整理、把握しておくことが必要なのです。(pp.31-32) |
多くの「GOOD FACTORY」が必ず取り組んでいるのは、自工場がどのような姿を目指しているのかという将来像を明確に示していることです。・・・工場の目標とする姿を示すことは、工場の存在意義そのものを示し、働く人にとっては自身の成長する姿を明らかにすることに通じます。売り上げ(生産量・生産高)や利益といった業績目標は当然重要ですが、会社の目指す姿や社員への対応姿勢を明示することは、中長期に分かって工場を運営するためには大切です。(pp.32-33) |
本書では工場の立ち上げ時期から、三つの期間【創成記】【成長期】【成熟期】に区切り、それぞれの成長時期に合った工夫を紹介しています。(pp.34-35)
【創成記】 【成長期】 【成熟期】 |
そして、28社の事例がここから紹介されていきます。