著者:齋藤 利勝 …
ここ最近、将来の目指すものは何かと聞かれたら「顧問」と答えて、そのための経験値を蓄えていると答えていたのですが、さらにその目指すものを具体的なイメージをするにあたって助けとなる本が出てましたので、手に取ってみました。(Inobe.Shion) |
内容紹介
単なる「顔役」ではなく、企業の問題解決にあたる 長年の会社員経験こそ「宝の山」! <もくじ> 1章 顧問の仕事ファイル 2章 顧問派遣会社を利用して顧問として働いてみよう 3章 顧問の進化形「プロフェッショナル顧問」になろう 4章 プロフェッショナル顧問の仕事術 5章 信頼されるセルフブランディングの方法 終章 顧問が未来を変える 附章 顧問の本音を大公開! 現役顧問特別座談会 <著者プロフィール> 齋藤 利勝(さいとう としかつ) |
今求められている顧問とは?
ここ数年広がっている新しい顧問は、単なる「顔役」ではなく、企業の問題解決にあたるエキスパートです。従来型の顧問と区別して、実務顧問とも呼ばれることもあります。(p.19) |
海外にも実務顧問に近い職業があるようです。
海外にもこの実務顧問に近い職業があります。「インディペンデント・コンストラクター」という肩書で呼ばれ、一般には「独立した請負人」「独立業務請負人」と訳されます。彼らはどこの企業にも属さず、これまで培ってきた経験や専門性を活かし、個人として企業と業務単位で契約し、仕事をしています。複数の企業と契約を結んで「かけもち」をする人も少なくありません。・・・自分のキャリアを武器に、就職でも企業でもない働き方をする。これこそが新しい顧問のイメージです。新しい顧問に求められているのは、高いスキルを持ちビジネスの現場を熟知していることなのです。(p.20) |
顧問はコンサルタントよりも、より深く直接的に企業の事業に参画します。コンサルタントの仕事は、調査と助言が中心です。企業から提示された課題に対して、調査・分析を行い、解決策を提示し、助言を行う。ここまでがコンサルタントの仕事です。一方、顧問は解決策を提示し、助言を行うところまでは同じですが、課題解決が実現するまで、企業のメンバーと一緒に実務にも携わる。結果に対してより深くコミットする。これがコンサルタントとの大濃いな違いと言えるでしょう。つまり企業の抱える課題に対して「ハンズオン(直接関与すること)」ができるかどうかが、大きく違うのです。(pp.21-22) |
40代も半ばを過ぎた頃になると、会社での行く末が見えてきます。「このまま会社に残って得るものはあるのか?」その自分に問いかけを投げかけて、答えが「NO」ならば、会社を飛び出して次の人生を考えるタイミングだと私は思います。(p.42) |
顧問先企業が増えるにつれ、多くの企業のトップとの出会いを通じ、彼らの社員に対する思いや自社に賭ける使命感を知りました。どのトップも必死に経営に向き合っていました。その時に抱いた思いが、顧問としての私の原点になりました。「自分の会社をつくるより、いろいろな会社の夢を一緒に追いかける方がダイナミックな体験ができる。そのほうがよっぽど楽しそうだ」そして、せっかくやるならプロとして、プロの顧問として食べていけるようになることを決め、踏み出したのです。(p.52) |
「斎藤式分析ツール」は次の①~⑤の手順をたどることで、自己分析やゴールを達成するための効果的な戦略を立てることができます。
①やりたいこと(ゴール)を設定する |
「顧問」魅力を感じます。自分ブランド化という言葉も出てきましたが、やはりそれができていないと声はかからないでしょうね。
そのためにも私もこれぞというものを一つ一つ積み上げていきたいと思います。