先日、とある作業が終わったので、SPSS Modelerを18.0から18.1.1にバージョンアップすることにしました。
バージョンアップしたところ、新たにPythonのタブがデフォルトで入っていました。もしやと思って探しましたが、Rはありませんでした。
ということは、また「Essentials for R 」をセットしないといけないのか・・・ということで、セットしようと思いましたが、いつも苦労するので、備忘録を残しておきます。
18.1用の Essentials for Rのソースですが、何とこちらからダウンロードすることになります。
IBMのサイトで探してもないのではないでしょうか。まずここで躓いてしまいますが、まずはそこは下記から得られるのでクリアーです。
ここで、該当するバージョンを落としてください。
インストールマニュアルはこちらになります。
まずは、SPSS Modeler 18.1 がインストールされていることと、Rのインストールが必要です。
Rは、3.3.3が推奨されていますので、そのバージョンのRをインストールしましょう。(ソース)
注意すべきところとしては、Rのバージョン設定のところくらいでしょうか。デフォルトでは、3.3.3となっていないので注意してください。
注意すべきところは次の2点です。
●Rインストールフォルダの選択
→ C:\Program Files\R\R-3.3.3
に変更(デフォルトだとこちらです。ご確認ください。)
●拡張インストールフォルダの選択
→ C:\Program Files\IBM\SPSS\Modeler\18.1\ext\bin
SPSS Modelerをデフォルトでインストールしていれば、
そのままでOKです。
あとは、そのままでインストールが完了です。iniファイルの上書きが聞かれますが、上書きしておいて問題ないと思います。
さて、簡単に稼働確認をしましょう。
モデルのところに「拡張モデル」というのがありますので、こちらをセットしてください。
適当なデータセットを選んで、フィルターで数値の項目を2つだけ、フィルタリングしてください。
この2つの変数の分布を見てみましょう。
上段のRモデル作成シンタックスのところに、
pairs(modelerData, panel = panel.smooth)
と記述して、実行してみてください。
モデルが作成されますが、そのモデルのグラフ出力に2変数の散布図ができていれば、うまくインストールができたということになります。
その他、Rの連携テクニックは都度都度、こちらで発表していきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。