IDEA FACTORY

IDEA FACTORY 頭をアイデア工場にする20のステップ

IDEA FACTORY 頭をアイデア工場にする20のステップ
著者:アンドリー・セドニエフ

内容紹介
あなたの頭がアイデア工場になる!
シンプルで一生役立つ発想の基本、教えます。ジョブズ、エジソン、ディズニー、ダイソン……、世界を変えた科学者、起業家、経営者、発明家が使っているアイデアを生み出す方法を徹底調査。
大きなビジネスにつながるアイデアを生み出す効果的、かつ実用的な方法をメソッド化しました。
受講生は、アイデアの質と量を大幅改善し、新規事業の立ち上げや既存事業の収益改善で成功を収めています。すぐれたアイデアを発想することほど、ビジネスに成功と喜びをもたらすものはありません。
本書を読んで、そのテクニックを実践し、アイデアを生み出す練習を1年もすれば、一流レベルの創造性を手に入れることができるでしょう。
出版社からのコメント
私たちはアイデアの時代に生きている。
自分が生みだすアイデアの量と質を何倍も向上させることができれば、どんな人生が開けるか想像してみよう。
あなたはすぐれたアイデアを生みだす能力を飛躍的に高めることができる。
この約10年間、私は世界屈指の科学者、起業家、経営者、発明家が使っているアイデアを生みだす方法を調査し、その量と質を改善する知恵を集めて綿密に分析した。
その結果、お金になる画期的なアイデアを生みだす非常に効果的で実用的な方法を考案した。 本書で紹介する方法をたえず活用すれば、アイデアの量と質を飛躍的に改善できることを約束しよう。
実際、私のセミナーの受講生たちがこの方法を活用するようになって以来、生みだしたアイデアの量と質はかなり改善した。
多くの人が新規事業を立ち上げたり、既存事業の収益を増やしたりして成功を収めた。
本書で紹介する方法を真剣に受けとめ、すぐに実行すれば、人生は必ずうまくいく。
すぐれたアイデアが浮かぶときほど大きな喜びと成功をもたらすものはあまりない。
(「はじめに」より抜粋)

★読書前のaffirmation!
[きっかけ・経緯]
[目的・質問]
[分類] 141.5:思考.想像.創造性, 創作力(心理学)

今のタイミングでこの本に出会えたことはものすごくラッキーでした。

顕在意識はアイデアを生み出すうえで役に立たないだけでなく、潜在意識が作業するのを妨げてしまう。アイデアを生み出す達人になるためには、分析的な左脳のスイッチを切り、創造的な右脳に考えさせる方法を学ぶ必要がある。アイデアを効果的に生み出したいなら、左脳を働かせる活動を避ける必要がある。なぜなら、左脳は潜在意識を阻害するからだ。課題について考えるとき、3つのルールを肝に銘じよう。すなわち、「判断しない」「批判しない」「心の中で対話をしない」である。(p.14)
新しいアイデアを生み出すプロセスで、ウォルトは自分の思考を3段階に分けた。すなわち、「空想家」「現実主義者」「批評家」である。(p.15)
どんなアイデアでもいいから実行に移せばいい。そうすれば、そのプロセスでよりよいアイデアが次々に浮かんでくる。すぐれたアイデアは人生経験をもとに生まれてくから、それを得るには積極的に何かをすべきだ。(p.20)
アイデアが次々と浮かぶ日、あなたは自分に質問を投げかけ、問題について考えるきっかけを脳に与えている。・・・どんなアイデアが必要かわからなければ、脳は作動せず、潜在i意識は働かない。(p.24)
自分がどんなアイデアを必要としているかを決めて、脳に課題を与えさえすればいいのだ。1日にたとえ15分でもいくつかの課題について考えるだけで、潜在意識を働かせるきっかけになる。その結果、ジムで運動をし、友人と朝食を取り、寝ている間に、潜在意識は数百万の組合せを処理するから、やがて「瞬間的なひらめき」」という形で多く、・・・・自分がどんなアイデアを必要と膝窩を決めて、脳に課題を与えさえすれば良いのだ。(p.p24-25)
1日たとえ15分でもいくつかの課題について考えるだけで、潜在意識を働かせるきっかけになる。その結果、ジムで運動を市、友人と昼食を取り、寝ている間に潜在壱岐は巣百万の組合せを処理するから、やがて「瞬間的なひめき」という形で多くの新しいアイデアを得ることができる。(p.25)
就寝の直前に課題について考えるのは「この問題答えを探しているので、睡眠中に私の代わりにアイデアを生み出して下さい」と潜在意識に伝えるようなものだ。(p.27)
天才的な発明家は、突破口を開くアイデアは睡眠中に生まれることを経験的に知っている。ビジネスを成功に導く創造的なアイデアを必要としているなら、夜遅くまで机の前に座っていてはいけない。あなたが問題について意識的に考えていないときに潜在意識は無数の思考を処理するから、潜在意識が最もよく働くのは寝ているときである。ベッドに入って、どんな問題を解決する必要があるかを潜在意識に知らせ、朝になって目が覚めた時に浮かんでくる思考をすべて書きとめよう。(pp.29-30)
あなたがアイデアを生み出せないのは、自分に投げかける質問が間違っているからかもしれない。どんなに経験や才能があっても、つねに適切な質問を思いつくとは限らない。問題について考えながら質問を時折変えてみると、アイデアの質と量が向上する。次のことを肝に銘じよう。どんな方向で考えるかが、どんなアイデアを生み出すかを決定する可能性がある。(pp.33-34)
多くの場合、アイデアを生み出せないのは、自分に投げかける質問が間違っているからだ。行き詰って進歩が止まったら、質問の仕方を修正してみよう。自分に投げかける質問を変えれば、問題を新たな視点で眺めることができる。そうすることで、新たなアイデアを生み出せるのだ。質問をほんの少し変えるだけでも、潜在意識が生み出すアイデアの量と質は飛躍的に向上させることができる。(p.36)
質問の抽象度を上げるか下げるかすると、当初の質問では生み出せなかったアイデアを思いつくことができる。質問の抽象度を変えることは、自分の思考の方向性を変えることにつながる。(p.38)
すべての課題はより小さな課題に分割され、それぞれについて考えると具体的な行動にたどり着くことができる。・・・どんな事業に携わりたいかが分かれば画期的なアイデアを生み出すプロセスが始まる。事業の各要素に関する質問に答える小さなアイデアをたくさん生み出す必要がある。(p.39)
アインシュタインはこう言っている。「問題を明確にすることは、その解決策よりもたいてい重要である。解決策は単に数学的か経験的なスキルの問題に過ぎない。新しい質問を自分に投げかけることは、独創的な想像力をかき立て、本当の進歩を可能にする」
課題に対する解決策を見つけることができないなら、単に間違った質問を自分に投げかけているに過ぎない。自分が考えている質問を変え、抽象度を変え、大きな問題を細分化しよう。このテクニックを頻繁に適用すれば、どんな困難な問題でも解決できることにすぐに気づくはずだ。(p.42)
解決したい問題について30分か60分、あるいは数時間、できるだけ一生懸命に考えて、どんなにばかげた内容でもいいから、浮かんだアイデアをすべて書きとめよう。・・・次に、あなたが問題について意識的に考えるのをやめても、潜在意識はそれについて不眠不休で考え続ける。あなたの超高速の創造的な右脳は無数の思考を処理し、散歩や入浴や睡眠のさなかにアイデアを思いつく。潜在意識は非常に独創的で成功するアイデアを生み出すことができる。いったん潜在意識があなたに代わってアイデアを生み出すようになったら、いつ何時どこにいようと、それを書きとめよう。
最後に、自分の課題についてときおり2分から5分くらい考えよう。その間に新しいアイデアを生み出すだけでなく、創造的な右脳を再び活性化し、自分がその問題について意識的に考えなていないときでも活発に考えさせることができる。(pp.46-47)
潜在意識が問題について長い間考えれば考えるほど、より多くのつながりを作り出し、優れたアイデアが生み出される可能性が高まる。(p.48)
複数の問題に交互に取り組むと、潜在意識がそれについて同時に考え、アイデアを生み出す能力が飛躍的に高まるということだ。・・・複数の課題に交互に取り組むと、あなたが働き、休み、寝ている間に潜在意識が脳の片隅でそれらについて考えるから、画期的なアイデアを次々と生み出すことができる。複数の課題について同時に取り組むことは、創造性をはぐくむ最も効果的なテクニックの一つであり、熟成期間に潜在意識の生産性を飛躍的に高める。(p.52)
偉人たちが成功するアイデアを生み出すのが得意だった理由の一つは、視覚的に考える習慣を持っていたからだ。実際、アインシュタインは言葉ではめったに考えないと言っている。思考がイメージとして浮かんできて、それによって言葉や公式で表現していたのだ。(p.54)
脳は一生懸命に考えさせて画期的なアイデアを生み出させる唯一の方法は、たくさんのアイデアを生み出させることである。・・・アインシュタインは自分の思考法が平凡な人の思考法とどう違うのかを尋ねられて、こう答えた。「干し草の山の中に1本の針を探すとき、ほとんどの人はその針を見つけたらそこでやめる。しかし私は、干し草の山の中にほかにどんな針が隠されているだろうかと考えて探し続ける」(pp.57-58)
毎日、私たちは左脳を使うことはすっかり慣れているため、創造的で新しい解決策を必要としているときですら左脳に頼りがちだ。しかし残念ながら、左脳は創造的なアイデアを生み出すのに役立たないだけでなく、創造的な右脳の邪魔をするので有害ですらある。創造的な右脳は分析的な左脳より少なくとも200万倍も速く働き、創造的なアイデアを生み出す役割を担っている。右脳は同じ問題に対して多くの解決策を探す。(p.59)
すぐれたアイデアマンになるためには、まず膨大なアイデアを生み出し、その一部に生き残るチャンスを与える必要がある。ごくわずかなアイデアだけが生き残り、ビジネスを成功に導くからだ。アイデアをたくさん生み出せば生み出すほど、そのなかのひとつが成功する可能性が高まる。すぐれたアイデアマンになるためには、創造性の最も重要な公式を肝に銘じよう。それは「量は質に匹敵する」である。(p.61)
創造的で企業なアイデアは、過去の記憶の中で平凡なアイデアを出し尽くした後で浮かんでくる。優れたアイデアが生み出されるのは80個目から100個目の間である。(p.62)
アイデアの目標数を設定するテクニックを使えば、創造的な右脳に考えさせ、膨大なアイデアを生み出させ、その中から最も有望なものを選ぶことができる。(pp.63-64)
生み出したいアイデアの目標数を明確にし、締め切りを設定し、予算を決め、課題について具体的に潜在意識に言い聞かせれば、膨大なアイデアが生み出され、そのなかのいくつかががやがてビジネスを成功に導く。・・・画期的なアイデアを生み出すためには、潜在意識を自由にさせ、どんなにばかげていても非現実的でも、とにかくたくさんのアイデアを生み出す必要があるが、脳に方向性を与えなければなならない。(p.67)

 

アイデア発想の要点(pp.71-87)
①アイデアは既存のアイデアから生まれる
②独自のアイデアである必要はない
③他の人が成果を上げたアイデアを応用する
④いち早くアイデアを採用した人が勝つ
⑤その他大勢と違う考え方をする
天才たちはつまらないアイデアも他の人たちよりずっとたくさん生み出しているのだ。突破口を開くアイデアを生み出すのは偶然の産物であり、天才たちは雑多な思考や経験やアイデアのあいだにたくさんのつながりをつくることによってその確率を高める。(p.73)
レオナルド・ダ・ヴィンチは、人間の脳が二つのアイデアに集中すると、そのふたつがどんなに違っていても、やがてそのあいだにつながりをつくろうとすることを発見した。・・・成功するアイデアを生み出したいなら、自分の問題と雑多なアイデアに意識を集中しよう。潜在意識はそれらを組み合わせたり修正したりする。脳があなたの問題と雑多なアイデアを組み合わせれば組み合わせるほど、すぐれたアイデアが浮かんでくる可能性が高い。(pp.74-75)
成功するアイデアは他のいくつかのアイデアの組合せだから、それを生み出す最も効果的な方法は、いろいろなアイデアをランダムに組み合わせることだ。(p.77)
次々と登場するアイデアをたえず探し求めよう。いったんそれが巨大ビジネスになったら、それを採用して事業を立ち上げるには遅すぎるかもしれない。ただし、あなたが誰よりも早くその潜在力に気づくなら、そのアイデアをまねることによって最大の利益が得られるだろう。(p.85)
すぐれたアイデアを生み出すうえで最も役立つアドバイスをひとつだけするなら、「つねにアイデアを書きとめろ。頭に浮かんだらすぐにアイデアを書きとめないと、それはすぐに消えてしまう。いつどこにいようと、アイデアを書きとめろ」である。(p.93)
ハイパフォーマンスになる5つの条件(pp.106-110)
①リラックスしている
②ワクワクしている
③エネルギッシュになる
④心を開く
⑤自信にあふれている
ビジネスが何らかの方法でずっと行われてきたからといって、それを改良したり別の方法でしたりすることができないわけではない。ビジネスの特色をリストアップし、それに異を唱える習慣を身につけよう。「変形」のテクニックを使えば、既存のビジネスを改良したり成功する新しいビジネスのアイデアを見つけたりすることができる。すぐれたアイデアマンは現状にたえず疑問を抱き、ルールや思い込み、固定概念に挑戦する。「現状を打破するにはどうすればいいか?ルールや思い込み、固定概念を変えるにはどうすればいいか?」と絶えず自分に問いかけよう。(pp.120-121)
7つのテクニック(置換、結合、調整、限定、転用、排除、逆転)は非常に提供のある創造的な方法で、ビジネスを成功に導くアイデアをたくさん生み出す効果がある。7つのテクニックは既存の製品やサービスをうまく改良して新しいアイデアを生み出すのに役立つ。(p.121)
ビジネスの創造性とは、自分に質問を投げかけて答えることに尽きる。「変形」と「7つのテクニック」は良い質問をするのに役立つから、潜在意識はあなたに代わってアイデアを生み出してくれる。(p.125)
熟睡と定期的な運動を心掛けよう。このふたつの習慣は健康を維持するのに役立つだけでなく、ビジネスを成功に導くアイデアを次々と生み出すのに役立つ。問題に行き詰ったら、寝るか、運動するかどちらかにしよう。おそらく次の思考のセッションで何らかのヒントが得られるはずだ。(p.134)
世界有数のアイデアマンが成功するアイデアを生み出せるのは、彼らが天才だからではなく、アイデアについてたえず考えていて、「創造性の筋肉」を他の人たちよりも鍛えているからだ。(p.167)

冒頭にも書きましたが、今のタイミングでこの書物に出会えたことはラッキーでした。昔、予材管理という考え方・・・人間は穴を埋めたくなるという習性を突いた目標達成のための考え方を学びましたが、今回も「問いかけ」の形で脳に問いを与えておくと、脳は潜在意識にそれを解決しようとするという習性が書かれ、納得感がありました。このあたりを、これまた以前学んだ「仕掛学」の考え方に則って、脳に埋め込んでおきたいですね。

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