外資系コンサルの3STEP思考術
―――どんな難問にも答えを出せるアタマの使い方
著者:森 秀明
★読書前のaffirmation!
[目的] 3STEPとは何かを学ぶ。
[質問] 3STEPそのものと進め方、適応事例などを教えてください。
ざっと眺めたのですが、並行して読んでいる「ビジネス思考実験」と関連する内容で、意識したわけではないのですがここ何日かで読んだものの不思議なつながりを感じています。
「相手にうまく伝えられないのは、そもそもきちんと考えていなからだ」(P.1) |
言いたいことが伝わらないのには、3つの理由があります。 [理由①] 相手の話の内容や世の中の事象を「整理」できていない [理由②] 物ごとを取り扱いやすいような大きさに「分解」できていない [理由③] 相手に伝える意味を引き出すように「比較」できていない逆に言えば、「整理」「分解」「比較」という3つのスキルを身につければ、自信をもってあらゆるビジネスの難題に立ち向かえるのです。(P.3) |
言いたいことが相手に伝わらない理由として、次の3つが考えられます。 1.情報や相手のニーズなどを「正しいかたまりで把握したつもり」になっている 2.情報や相手のニーズなどを「正しい切り口でグループ分けしたつもり」になっている 3.情報や相手のニーズなどを「正しく並べてその違いを比べたつもり」になっている(P.18-19) |
説得力のある資料を作るためには、「証拠」と「主張」と「保証:の3つが構成要素として必要。(P.42) |
経営法則は「事実」である(P.78-80)
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フレームワークやキーワードではなく、経営法則が「事実(ファクト)」であると書かれています。特殊性を排除して一般化したもの、共通の事実ということができるでしょうか。
比較をするメリットは数多くありますが、ビジネス上で最も重要なのが、「次にやるべきアクション」が明確に見えてくることです。事実を比較することで、自分が採るべき行動がたちどころにわかるというのは、とても魅力的なメリットです。(P.125) |
対話の3層:「ロジカル」「エモーショナル」「ポリティカル」(P.148-149) 対話においてはロジカルに話を進めることだけに気を遣うのではなく、相手のエモーションや相手の組織のポリティクスを理解したうえで、その影響の度合いを見ながら対話を進めていくことが肝要となります。 |
3STEPとは、「整理」「分解」「比較」です。課題・問題に対しては、これを心掛けていくことが大切です。