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イノベーションの経済学 「繁栄のパラドクス」に学ぶ巨大市場の創り方

イノベーションの経済学 「繁栄のパラドクス」に学ぶ巨大市場の創り方

著者:クレイトン・M・クリステンセン

貧困×ジョブ理論=眠れる巨大市場。
これからの時代、真に成長が見込めるのは
買えない/買わない人々の「無消費経済」である――Appleのジョブズ、Amazonのベゾスらに影響を与えた
イノベーションの巨人、最後で最高の著作!

※『繁栄のパラドクス 絶望を希望に変えるイノベーションの経済学』改題・改訂版

◆中国の家電メーカーはなぜ世界の電子レンジ市場の40%を占めるまで成長したのか?
◆社員5人のスタートアップは、いかにしてゼロからモバイル通信網をアフリカ各国に普及させ 34億ドル規模の会社になったのか?
◆ソニー、トヨタはどのように「無消費経済」から世界的成長を見せたのか?

日本ほか世界各国の事例とともにイノベーションの本質をひも解く、
今こそ読みたいビジネス書のマスターピース!

表面上は望みのない状況に見えても、その裏に、成長の期待できる新市場が控えていることはよくある。この知見は、これまで好機に巡り合ってこなかったイノベーターや起業家にとっても重要だ。消費経済ではなく無消費経済に集中することは、企業の新たな成長エンジンに点火するすばらしい機会になりうる。
電気のない村に暮らすアフリカの約6億人を極貧の指標として見るのではなく、巨大な市場創造の好機として見るべきなのだ。絶望ではなく、イノベーションを招いているのだ、と。

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ChatGPT API×Pythonで始める対話型AI実装入門

ChatGPT API×Pythonで始める対話型AI実装入門(GPT-3.5&GPT-4 対応)

古川渉一 (著), 荻原優衣 (著)

話題の対話型AI「ChatGPT」では、APIと呼ばれる、ChatGPTをアプリケーションに組み込んで利用するためのしくみが公開されています。ChatGPTのAPIを活用することで、ChatGPTを他のアプリケーションと連携でき、ブラウザ版のChatGPTを単独で使うよりも幅広い活用が可能になります。たとえば「音声認識サービスと連携し、会話の音声データを文字起こししてChatGPTで要約する」「Google検索の結果を取得して、ChatGPTでニュース記事を作成する」といった処理ができます。本書では、Pythonの具体的なコードを示しながら、ChatGPT APIを活用したサービスを実装する方法を解説します。ChatGPTの回答を細かく制御できる「パラメータ」の利用方法についても紹介するため、ChatGPTをカスタマイズして使うことが可能になります。

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大規模言語モデルを使いこなすためのプロンプトエンジニアリングの教科書

大規模言語モデルを使いこなすためのプロンプトエンジニアリングの教科書

クジラ飛行机 (著)

“生成AIの使いこなしにぐっと差がつく!

本書は、ChatGPTをはじめとする「大規模言語モデル」から、望んだ回答をうまく得るための「プロンプトエンジニアリング」を網羅的にまとめた書籍です。

大規模言語モデルの応答能力を改善・向上させるテクニックはさまざまな研究によって明かになっています。本書では、そのような改善方法について、基本的なものから複雑なものまで紹介します。

一般的な業務で大規模言語モデルを使い方にも、アプリ開発などで使いたいエンジニアの方にも役立つように、幅広い内容をカバーしています。

後半では、大規模言語モデルのAPIを利用する方法も紹介します。最後の章では高度なプロンプトエンジニアリングの手法を組み込んださまざまなプログラムの例を掲載しています。

対象となる大規模言語モデルは、人気のChatGPT(3.5/4)をはじめ、Google Gemini、Anthropic Claude、Microsoft Bingチャット、オープンソースの大規模言語モデル(Llama 2など)です。
※大規模言語モデルの回答の一部や使い方については、紙面ではなく特典Webサイトで掲載している場合があります。

本書を通して、いろいろな言語モデルで活用できる汎用的な技術を身につけましょう。

Chapter1 プロンプトエンジニアリングと大規模言語モデル
Chapter2 プロンプトエンジニアリング入門
Chapter3 大規模言語モデルの基本タスク
Chapter4 Few-shotプロンプトと性能向上のテクニック
Chapter5 テンプレートを使った10倍役立つプロンプト集
Chapter6 Web APIとオープンLLMの使い方
Chapter7 AGIを目指した高度なプロンプトエンジニアリング

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データサイエンティストのための特徴量エンジニアリング

データサイエンティストのための特徴量エンジニアリング

Soledad Galli (著), 松田晃一 (翻訳)

Pythonによる機械学習モデル構築のための特徴量 抽出・作成実践レシピ

機械学習においてはモデルを作成しデータを与えて学習させますが、その前に生データをモデルが理解できるような形式に変換する「特徴量エンジニアリング」と呼ばる重要なステップがあります。
データサイエンティストはモデルの学習に使用する生データを選び特徴量に変換したり、データを組み合わせ新しい特徴量を作成します。
うまく設計された特徴量は、機械学習モデルの精度を大幅に向上させ、学習にかかる時間を短縮することができます。

本書は特徴量エンジニアリングの実践的なガイドであり、機械学習のための特徴量を作成するための効果的なテクニックとベストプラクティスを学ぶことができます。
Pythonを活用し、70以上の実践的な”レシピ”により特徴量の抽出を手軽に行います。
pandas、scikit-learnに特徴量エンジニアリングライブラリであるFeature-engine、Category Encoders、Featuretools、tsfreshを利用し、新しい特徴量を変換・作成します。

欠損データの補完、カテゴリエンコーディング、変数変換、離散化、スケーリング、外れ値の取り扱いなど表形式データに対する特徴量エンジニアリングのほぼすべてのトピックをカバー。
日付と時刻、テキスト、時系列、リレーショナルデータセットから特徴量を抽出する方法についても解説。
テキストからの特徴量の抽出の付録として日本語モデルでの実例も取り上げます。

1章 欠損値を補完する
2章 カテゴリ変数をエンコーディングする
3章 数値変数を変換する
4章 変数を離散化する
5章 外れ値を扱う
6章 日付と時刻の変数から特徴量を抽出する
7章 特徴量をスケーリングする
8章 新しい特徴量を作成する
9章 Featuretoolsを用いてリレーショナルデータから特徴量を抽出する
10章 tsfreshを使って時系列データから特徴量を作成する
11章 テキスト変数から特徴量を抽出する
付録 日本語を扱う

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アジャイルデータモデリング 組織にデータ分析を広めるためのテーブル設計ガイド

アジャイルデータモデリング 組織にデータ分析を広めるためのテーブル設計ガイド

ローレンス・コル (著), ジム・スタグニット (著), 株式会社風音屋 (翻訳, 監修)

★データ基盤やデータエンジニアリングにかかわるすべての人必携の一冊!★

・ディメンショナルモデリングのアジャイルなアプローチを解説した、隠れた名著“Agile Data Warehouse Design“の邦訳がついに登場!

・邦訳書を出版するにあたって、12件の国内事例を寄稿いただき、特別掲載!
ランサーズ株式会社/エイベックス株式会社/株式会社クラシコム/
株式会社商船三井/株式会社ビズリーチ/NE株式会社/学校法人 北陸大学/
国立大学法人 東京大学/株式会社リクルート/福岡地所株式会社/
住友化学株式会社/株式会社風音屋

【原書情報】
Agile Data Warehouse Design: Collaborative Dimensional Modeling, from Whiteboard to Star Schema
by Lawrence Corr with Jim Stagnitto
DecisionOne Press

【本書では、以下のトピックを学ぶことができます】
・ビジネスイベント分析とモデリングを使用したアジャイルなディメンショナルモデリング
・モデルストーミング:より速く、より包括的で、より生産的な、そしてより楽しいデータモデリング!
・7W(Who、What、When、Where、How Many、Why、How)を使ったディメンショナルなデータストーリー
・データストーリーを使う、具体例を用いたモデリング
・ビジュアルモデリング:タイムライン、チャート、表を作成し、複雑なプロセス測定をシンプルにモデル化
・アジャイルな設計文書:BEAM独自の省略記法を使ったスタースキーマの強化

【主な内容】
第1部 モデルストーミング
第1章 データウェアハウスのモデリング方法
第2章 ビジネスイベントのモデリング
第3章 ビジネスディメンションのモデリング
第4章 ビジネスプロセスのモデリング
第5章 スタースキーマのモデリング

第2部 ディメンショナルデザインパターン
第6章 誰が(Who)、何を(What):人と組織、製品とサービスのディメンションのためのデザインパターン
第7章 いつ(When)、どこで(Where):時間と場所のディメンションのためのデザインパターン
第8章 どれくらい(How Many):高性能なファクトテーブルと柔軟な指標のためのデザインパターン
第9章 なぜ(Why)、どのように(How):原因と結果のディメンションのためのデザインパターン

事例集 日本語版によせて

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事業構想を「書く」 ビジネスモデルを可視化し新規事業開発を加速させるフレームワーク

事業構想を「書く」 ビジネスモデルを可視化し新規事業開発を加速させるフレームワーク

堀 雅彦 (著)

儲かる事業になるかどうかは
構想の解像度で決まる9割が失敗するといわれる新規事業。
社内承認が得られずアイデア倒れになったり、利益が出せずに頓挫してしまったりするものがその大半です。
新規事業開発では「抽象と具体」「部分と全体」の思考を切り替え、チームの認識をそろえながら仮説検証していく必要がありますが、決して容易なことではありません。
最善の方法は事業構想を「書く」ことです。
書くことで思考を切り替えながら解像度が高まり、関係者を巻き込むことができ、実社会でうまくまわるビジネスモデルをつくれるようになります。
これまで提案されてきたビジネスモデルを可視化するさまざまな方法論と本書の決定的な違いは、ビジネスモデルを文章で書くことでその診断ができ、結果として事業構想を加速させられることです。
本書で提案するフレームワークを使えば、顧客の決め方から競合、仕組み、戦略、収益化までをシンプルかつ論理的に記述できるとともに、事業開発の道しるべとなります。
「顧客は誰か」「いかなる課題をどのように解決するか」「競合はどこか」「どうすれば優位に立てるか」「利益の源泉は何か」「どうすれば利益が持続するか」。
本書ではこうした極めて具体的な問いに答えながら、ビジネスモデルを構築する方法を丁寧に解説しています。

次の方々にとってとくに役立つ知見が満載です。
・新規事業&事業再生の責任者や担当者
・企業のマネジメント層や経営者
・プロジェクトマネージャーやプロダクトマネージャー
・事業を支援するコンサルタント

BtoCとBtoBの両ビジネスモデルにも対応した大充実の一冊です。

●目次概要
第1部 事業構想を「書く」アプローチの全体像
第1章 なぜ新事業開発はうまくいかないのか
第2章 事業構想フレームワーク「バリューデザイン・シンタックス」
第2部 コンセプトを書く
第3章コンセプトをつくる
第4章 顧客を決める
第5章 課題を設定する
第6章 手法・価値を見つける
第3部 戦略を書く
第7章 競合をとらえる
第8章 競争環境を把握する
第9章 優位性を見出す
第4部 利益モデルを書く
第10章 収益性と向き合う
第11章 コスト構造をつかむ
第12章 収益モデルをつくる
第5部 バリューデザイン・シンタックスの実践
第13章 VDSの書き方
第14章 VDSの活用方法

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売れる! EC事業の経営・運営 ネットショップ担当者、チームのための成功法則

売れる! EC事業の経営・運営 ネットショップ担当者、チームのための成功法則

坂本悟史 (著), コマースデザイン株式会社 (著)

あの名著が再び!
販売だけでない「EC経営・運営」の秘訣が一冊に。

本書では、eコマースの仕事を「販売・業務・組織・戦略」の 4 分類に整理。

現代のEC販売、仕入れ・製造から受注・出荷までの業務、AIやリモートを活用した組織運営、商品開発やブランディング、会計や経営計画などの戦略までカバー。経営者の学び直し、担当者の育成、組織の共通言語に。

■ 前著は「伝説のバイブル」

前著「売れるネットショップ開業・運営」、通称 “黄色本” は、増刷16回・26,000部のベストセラー。その後、筆者の経営するコマースデザイン社が、ブログや講演などで発信した「697万文字・書籍約 70 冊分」のノウハウを体系化。

■ 著者メッセージ
この本は、あなたと同じ課題を持つ人が、試行錯誤してどう解決したかの「知恵の集大成」です。販促だけでは、問題を解決できません。未来に進むためには、現行の施策を点検し、業務を見直し、独自商品や販路開拓への投資が必要です。本書がお手伝いします。

■ 特典
本書の内容を理解した「AIコンサルタント」に質問し放題。実践をお手伝いします。

—概要—
■ 販売編

EC販売の構造
・ネット販売施策の3分類/選ばれるには/指標化・数値化

集客
・集客計画/SEO/検索連動型広告/ディスプレイ広告/純広告
・メルマガ/LINE活用/SNS運用/コンテンツマーケティング/プレスリリース

接客
・商品ページ制作/客単価UP/ECサイト・カテゴリ設計

追客
・リピート促進/イベント/クーポン/レビュー・UGC獲得

■ 業務編

EC業務の構造
・EC業務の3分類/商品マスタ/役割と指標の定義/目標設定

MD(マーチャンダイジング)
・在庫管理/季節性商品/商品削減/利益管理/価格最適化

SF(ストアフロント)
・商品登録/ページ制作/販促カレンダー/商品分析/広告運用・検証

BY(バックヤード)
・受注処理/システム導入/CS・出荷効率化/物流委託

■ 組織編

EC組織の構造
・組織の発展3段階/相互理解/生成AI活用

セルフマネジメント
・タスク管理・イシュー管理/問題解決/業務整理/指示出し

ワークマネジメント
・業務棚卸し/組織設計/人材採用・育成・外注/定例会議

チームマネジメント
・リーダーの役割/自発的な文化/プロジェクト管理/情報共有

■ 戦略編

EC戦略の構造
・戦略の3分類/ブラックオーシャン戦略/再投資

商品戦略
・顧客研究/商品企画/商品開拓/通販商品化/サービス強化

店舗戦略
・自店舗の強み分析/コンセプト定義/ブランディング

企業戦略
・会計分析/多モール展開・販路開拓/経営理念/経営計画

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IOWNの正体 NTT 限界打破のイノベーション

IOWNの正体 NTT 限界打破のイノベーション

NTT代表取締役社長 島田明 (著), NTT代表取締役副社長 川添雄彦 (著)

IOWNとは何か
NTTトップが全貌を明らかに

ニュースなどで目にすることが増えた「IOWN(アイオン)」。
日本のみならず世界中で急速に広まりつつあるIOWNとは、一体何なのか――。

生成AIやメタバース、あらゆるモノがネットにつながるIoTの普及を背景として現在、世界の電力使用量は急拡大している。
莫大な電力が必要になっていくことは想像に難くない。

IOWNは、こうした状況の救世主となり得る、NTTが持つ最先端の光技術を使った次世代情報基盤である。
爆発的なデータ量の増加と、それに伴う大量の電力が消費されるであろう近い将来に、電力効率100倍(消費電力1/100)を目標に掲げるIOWNが必要とされることになる。

では、IOWNはどのようにサステナブルな未来を実現していくのか。
その技術的な背景や、我々の生活・社会に与える影響、具体的なユースケースなどをNTTのトップが徹底解説。
IOWNが世界に与えるインパクト、「IOWNの正体」を明かす。

目次:
序章 地球のサステナビリティを支える希望の「光」
第1章 動き出した「商用IOWN」
第2章 「光電融合デバイス」のインパクト
第3章 世界のプラットフォームへの仲間づくり
第4章 IOWNが実現する未来
第5章 データの安全保障とIOWN
終章 「数の論理」から「価値の論理」へ

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ランダムウォークと確率解析[増補版]  ギャンブルから数理ファイナンスへ

ランダムウォークと確率解析[増補版]  ギャンブルから数理ファイナンスへ

藤田 岳彦 (著), 本多 滝夫 (著)

【内容紹介】
銀行や証券会社、保険会社などで取り扱う金融商品を作る上で必要不可欠な数学理論である数理ファイナンス。本書は数理ファイナンスの基礎を担う確率論から、著者の一人・藤田岳彦氏が提唱する離散確率解析の理論とその応用までを解説する。
旧版刊行から15年経過しているが、内容は古びることなく需要はますます高まっている。増補版では新たに「離散アゼマ-ヨール・マルチンゲール」と「ランダムウォークのエクスカーション」の解説を加えた。
また、ルーレットの“red or black”などのギャンブルを事例に、損益やファイナンスの無裁定といった考え方を直感的に理解できるよう、自身も馬主でありギャンブルの本質を見極めた著者(藤田氏)ならではの工夫が随所に見られる。
確率解析や数理ファイナンスの理論を学びたい人はもちろん、実際に数理ファイナンスを扱う現場に携わる人にも必携の書となろう。

【目次】
第1章 ランダムウォークの定義と“red and black”
1.1 ランダムウォークの定義と基本性質
1.2 ランダムウォークのパスとそれが決める確率変数

第2章 コルモゴロフの確率空間と鏡像原理
2.1 コルモゴロフの確率空間
2.2 鏡像原理と最大値の分布

第3章 基本離散分布と初到達時間分布
3.1 ベルヌーイ試行
3.2 基本離散確率分布
3.3 期待値と分散
3.4 初到達時間の分布

第4章 母関数とランダムウォーク
4.1 数列の母関数
4.2 確率母関数
4.3 初到達時間分布の母関数

第5章 条件付期待値と公平な賭け方
5.1 条件付期待値
5.2 公平な賭け方
5.3 ランダムウォークに関するマルチンゲール

第6章 いろいろなマルチンゲール表現定理
6.1 マルチンゲール表現定理(対称ランダムウォークの場合)
6.2 マルチンゲール表現定理(非対称ランダムウォークほかの場合)

第7章 離散確率解析
7.1 ドゥーブ-メイヤー分解
7.2 離散伊藤公式
7.3 ランダムウォーク汎関数のドゥーブ-メイヤー分解

第8章 ギャンブラーの破産問題とマルチンゲール
8.1 ギャンブラーの破産問題
8.2 ストッピング・タイム
8.3 オプショナル……
8.4 Optional Stopping Theorem
8.5 破産問題とマルチンゲール

第9章 確率差分方程式
9.1 確率差分方程式とマルコフ性
9.2 確率差分方程式の計算例
9.3 コルモゴロフ偏差分方程式
9.4 離散ファインマン-カッツ偏差分方程式
9.5 離散ギルサノフの定理

第10章 期待値と無裁定
10.1 期待値の意味
10.2 数理ファイナンスの基本定理と無裁定
10.3 株価の2項1期間モデル
10.4 株価の2項2期間モデル、T 期間モデル
10.5 株価の2項 T 期間モデルにおける同値マルチンゲール測度

第11章 無裁定とマルチンゲール
11.1 “red and black”における裁定
11.2 お金の時間的価値と2項 T 期間モデル
11.3 デリバティブ
11.4 ブラック-ショールズ偏差分方程式、偏微分方程式

第12章 賭け方を変えることのできるギャンブラーの破産問題
12.1 不利なときは大胆に(Bold Strategy)
12.2 ギャンブルの平均持続時間

第13章 再生性と確率・期待値の計算
13.1 再生性
13.2 どちらが先に出る?
13.3 幾何分布・指数分布の無記憶性
13.4 ランダムウォークの分布計算への応用

第14章 逆正弦法則
14.1 離散逆正弦分布 DA(2n)
14.2 離散カイ二乗分布 DC(q)
14.3 正の側の滞在時間

第15章 ランダムウォークの局所時間,レヴィの定理
15.1 対称ランダムウォークの特徴づけ
15.2 レヴィの定理
15.3 離散田中公式
15.4 非対称ランダムウォークとレヴィの定理

第16章 ランダムウォークから作られるマルコフ過程とピットマンの定理
16.1 ランダムウォークから作られるマルコフ過程
16.2 ピットマンの定理
16.3 非対称ランダムウォークの事例

第17章 ランダムウォークと分枝過程,離散レイ-ナイトの定理
17.1 分枝過程
17.2 離散レイ-ナイトの定理

第18章 離散アゼマ-ヨール・マルチンゲール
18.1 離散アゼマ-ヨール・マルチンゲール
18.2 スカラホッドの埋め込み問題に対する離散アゼマ-ヨール解
18.3 非対称ランダムウォークの場合

第19章 ランダムウォークのエクスカーション
19.1 局所時間とエクスカーション
19.2 エクスカーション測度
19.3 スカラホッド埋め込み
19.4 マーク付きエクスカーション
19.5 逆正弦法則

第20章 ランダムウォークからブラウン運動へ
20.1 リスケーリング・ランダムウォーク
20.2 ブラウン運動汎関数の分布計算
20.3 おわりに

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現場のプロがわかりやすく教える位置情報エンジニア養成講座

位置情報エンジニア養成講座

著者:井口奏大

ウェブで位置情報を扱う際は、大規模なデータを利用するため、クライアントサイドとサーバーサイドの両面で多くの工夫・発明が日々なされており、そのことが初学者にとって理解を難しくしています。しかし、これらを体系的に整理した資料や書籍が少ないというのが現実です。そこで本書では、最短距離で「位置情報アプリケーションを開発できるようになる」「要件に応じたベストプラクティスを学べる」「最新のトレンドを把握できる」ように構成しており、この一冊で位置情報エンジニアとしての知識がすべて身に付きます。
まずは位置情報を使ったサービス・アプリ開発に必須となる知識や概念を説明し、次にアプリケーション開発に必要となる技術やデータの入手・加工方法などを解説します。独特の概念や、通常のウェブ開発では使わない技術などがあるため、しっかりと解説しています。
次に、基礎知識として学んだことを利用して、実際に単純なウェブアプリケーションを開発しながら、サーバ側とデバイス側の実装に必要なプログラミング技術を解説します。さらに、実用的なサンプルウェブアプリケーションを構築し、さらにPWAとしてスマートフォンにも対応させます。
また、サンプルアプリケーションのソースコードはすべて公開されているので、まずは動作を確認して概念を理解し、それから自分で再実装してみて、さらにカスタマイズを行ってオリジナルアプリケーションを構築するといったように、ステップバイステップで学ぶことができます。

第1章 位置情報の世界 → 位置情報技術を学ぶ導入として、「位置情報」「位置情報アプリケーション」について説明します。

第2章 位置情報の基本 → 位置情報アプリケーションを開発する上で知っておくべき技術や概念などを解説します。

第3章 位置情報データの取得・加工 → 学習した基礎知識をもとに、さまざまな位置情報データの取得方法や加工方法を習得します。

第4章 位置情報アプリケーション開発:入門編 → 位置情報アプリケーションの開発方法を学びます。状況に応じたベストプラクティスを学びます。

第5章 位置情報アプリケーション開発:実践編 → 前章までで学んだ知識・技術を用いて、実用可能なサンプルアプリケーションを構築します。

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