物事の見方については、次の3つの観点が必要である。
三省堂 大辞林 第三版によると次のように書かれている。
視野 ① 一点に視線を固定したままの状態で見ることのできる範囲。視界。 「全景を-におさめる」 ② 望遠鏡・顕微鏡などで像の見える範囲。 ③ 思慮や判断の及ぶ範囲。識見。 「広い-から判断する」 ④ 起こりうる可能性として考慮すべき範囲。 「交渉再開も-に入れる」 |
視座 ものを認識する立場。視点。 → 視座構造 |
視点 ①物事を観察する立場。観点。 「 -を変えるといい考えが浮かぶ」 ②遠近法で、投射線(視線)が集まる画面の特定の一点(目の位置)。 |
物事を考えるときには次の3つの観点で考えなければいけない。
点と線と面というが、もちろん視点が「点」。そして視野は「面」であろうか。視座はその面をどういう位置づけから捉えているかという客観的な見方が備わっていなければならないということだろうか。
「鳥の目、虫の目、魚の目」などと言ったりもするが、これはこれで似て非なるものかもしれながい、ある意味ものの見方のフレームワークであり、同類であろう。
ちなみに、
鳥の目:全体を見る
虫の目:詳細を見る
魚の目:流れをつかむ
というような見方のたとえである。
こういったものの見方の慣用句は、いろいろとあるがどれも複合的に活用しないと、それだけではこの変化の激しい時代では生きていけないので、上のようなものの見方×複眼といったくらいの懐の大きさで物事を捉えていきたい。