前祝いの法則

前祝いの法則

著者:ひすいこたろう、大嶋 啓介 … 

いきなり目からうろこです。これはすごい。(Inobe.Shion)

「お花見」の画像検索結果

内容紹介

読者が選ぶ「ビジネス書グランプ2019」自己啓発部門賞受賞作

◆「お花見」は未来を先に祝ってしまう日本の「引き寄せ」の法則だった!
未来の姿を先に喜び、祝ってしまうことで現実を引き寄せることを「予祝(よしゅく)」と言います。
平凡社の『世界大百科事典』には、次のように説明されています。

「豊作や多産を祈って、一年間の農作業や秋の豊作を模擬実演する呪術行事。
農耕儀礼の一つとして〈予祝行事〉が行われることが多い。
あらかじめ期待する結果を模擬的に表現すると、そのとおりの結果が得られるという俗信にもとづいて行われる。
小正月に集中的に行われ,農耕開始の儀礼ともなっている。
一種の占いを伴うこともある。
庭田植(にわたうえ)、繭玉(まゆだま)、粟穂稗穂(あわほひえぼ)、鳥追、成木(なりき)責めなど地方色豊かなものが多い」

つまり、お花見とは秋の豊作を先に祝って、みなで祝杯をあげる、「予祝」という引き寄せの儀式だったのです。

日本人は、この予祝の効果を忘れてしまっています。
しかし、これに気づいた人は、奇跡と呼べるような引き寄せをしているのです。

・31年間、甲子園出場を果たせなかった監督が「予祝ビデオ」で、甲子園出場を先に祝ってしまったら、本当に甲子園出場を果たした。
・あるK-1選手が、格闘王者に勝利した喜びを予祝して、ケガにより別の選手の対戦カードを引き寄せ、1RでKO勝利をしてしまった。
・ある小学校で、それまでの最高が652回だった大縄跳びの記録を生徒全員で予祝して、最高記録700回を達成してしまった。
・つぶれる寸前に追い込まれた居酒屋が、スタッフ全員で成功した姿を予祝インタビューという形で行い、その直後から行列店になってしまった。

そのほか、予祝をしてその通りに現実を引き寄せた事例がたくさんあります。なぜ、予祝で夢を引き寄せるのか?
この本では、その秘密を解き明かしていきます。

◆願いを叶える最大のコツは〇〇ことである。
予祝とは、22世紀に合った
「未来をつくる、あたらしい夢の叶え方」です。
なぜ、前祝いをするだけで夢が叶ってしまうのか?

それは「未来」を変えるには、「いまの心の状態」を変えること、それが予祝の本質だからです。

もしいまの心の状態が、ワクワクせず、喜びに浸ることができていなければ、未来にワクワクすることや喜べることはやってきません。
つまり、「心」×「行動」=「あなたの未来」なのです。

この本では、予祝というかたちで「いまの心の状態」をオンにし、
それを行動に結びつける方法を解説していきます。
たとえば、困ったときにも前祝し、問題解決の場面でも予祝をするだけで乗り越えることもできるようになります。
さらに、常に心が喜んだ状態にする習慣を作り上げる方法にも触れていきます。

また、各章ごとに、予祝のワークもふんだんに取り入れていて、
先に未来の姿を喜びながら取り組むことができるようになっています。

・最高の未来を予祝する【未来日記】
・今年1年を予祝してしまう【1年予祝】
・ピンチをチャンスに変える【予祝マンダラシート】
・いま直面する問題を予祝する【未来レター】
・予祝を習慣にしてしまう【3行予祝日記】

など、楽しく、面白がってやれるワークです。
夢を引き寄せる人、奇跡が起きる人が実際に行っているものばかりです。

そう、予祝とは、日本人がやっていた
カンタンで、不思議な法則=「文化」なのです。

内容(「BOOK」データベースより)

昔の日本人は先に未来を祝っていた―未来を作るあたらしい夢の叶え方。予祝とは―先に喜び、先に祝うことで、その現実を引き寄せる、日本人がやっていた夢実現法。

古代日本人の一番の願いは、稲がたわわに実り、お米がしっかりとれることでした。その願いの実現を引き寄せるためにやっていたのだが、実は、お花見だったのです。・・・春に満開に咲く「桜」を、秋の「稲」の実りに見立てて、仲間とワイワイお酒を飲みながら先に喜び、お祝いすることで願いを引き寄せようとしていたのです。(p.3)

このことを「予祝」と言うそうです。

古代人がやっていた、夢の引き寄せの法則、それが「お花見」だったのです。祝福を予め予定するのです。いわば、「前祝い」です。先に喜び、先に祝うことで、その現実を引き寄せるというのが、日本人がやっていた夢の叶え方なんです。(p.4)
21世紀までは、いいことがあったら喜ぶという時代でした。しかし、22世紀は「順番」が違う。いいことなんか、なにもなくても先に喜んでしまう時代です。先に前祝して、いいことを引き寄せる時代です。(p.8)

何かの本で、夢や実現したいことは過去完了形で話せばよいと読んだことがありますが、これはさらに上を行っていて、お祝いまでしてしまうという教えですね。しかもそれは、古代日本にはすでにあったというから、驚きです。

未来の作り方は、とてもシンプルです。いま喜び、いま笑えば、あなたの雰囲気(空気感)は変わり、その瞬間に未来も変わります。願いを叶える最高の秘訣は、先に喜んでしまうことなんです。この星にふさわしいのは、不安ではなく、喜びです。(p.13)
いま、喜ぶ。いま喜びに浸る。すると、未来においても喜びがやってきます。「未来」を変える方法とは、「今の心の状態」を変えることなんです。これが、予祝の本質です。(p.27)

今が未来を創る、ということ。まさに「今を生きる」ですね。

夢を叶えるために、ポイントになるのが「心」。
いま、「いい気分」(ご機嫌)でいることなのです。…似たものが引き合うように、「いい気分」は「いい未来」を引き寄せるのです。(p.54)
なぜ予祝で夢が叶ってしまうのか?
それは、未来に夢が叶ったときと同じ喜びをいまの時点で感じることで、現在の気持ちが夢が叶ったときと同じ周波数になるから、その未来を引き寄せることができるのです。(p.55)
21世紀までは、夢が叶ってから喜ぶ時代でした。でも、夢が叶ってから喜ぶなんて誰でもできるんです。22世紀は、もう、夢が叶う前に、先に喜んじゃう時代です。(p.57)
大事なのはいまの気分の内訳。いまの気分の内訳のなかに喜びを増やしていくんです。「未来」を変えるとは、「いま」を変えることです。「いまの気分」こそ、あなたの「未来」なんです。(p.59)
喜びとは、「ない」ものが「ある」に切り替わることです。僕らの心の状態は、いつもあれが「ない」、これが「ない」と、不満、不足を投げかけているので、「ない」という雛形が「ない」という未来を引き寄せているのです。一方、予祝とは、「ある」に目を向ける行為です。「ある」という雛形を現在に作っているのです。「ある」という雛形は、「ある」という未来を引き寄せます。これが、予祝で未来が叶う原理です。(p.60)

未来は創るための「今」、そして「今」が未来を創る。ニワトリが先がタマゴが先か、、、まさにそういうことなのでしょう。

未来はあなたの今の心次第で、今日変えることができるのです。行動は大事です。でも、その前に、どんな心の状態で行動するかが、もっと大事だったんです。頑張ってるのに、夢がなかなか叶わないという方は、「心の状態」がマイナスなまま行動してるので、どこまでいっても現実がプラスに転じないんです。(pp.65-66)
未来を生み出す方程式はこちらです。
「いまのあなたの心の状態」×「行動」=「未来」
「どんな心で」×「なにをするか?」ってことです。
そして、最高の未来を作りたかったら、こうなります。
「ワクワク」×「行動」=「史上最強の未来」
これが自分の人生を最強にする方程式です。(pp.66-67)
予祝は、未来の先取りですから、はなから、もうそうなっていると宣言しているわけです。さらに、そこに、喜びという「感情」を動員し臨場感を高めているのです。「感情」こそ、こうありたいというヴィジョンに向かうジェットエンジンです。
「未来の先取り」(ヴィジョン・イメージ)×「喜び」(感情エネルギー)=「予祝」です。
どんどん言い切って先に喜んで、この世界を面白おかしく変えていきましょう。(p.70)
過去、現在、未来、という時間の中で、「脳の中では、未来が一番最初に来る」と教えてもらいました。どういうことかというと、「未来をどうしたいのか?」という目的がないと、脳の時間は動かないということです。(p.71)

この考え方も常に考えておきたいところです。

私たちが何か行動を起こすとき、必ず、そこに「得たい結果」があるわけです。つまり、脳は「未来志向」なんです。その未来を、ちゃんと心がときめく未来に設定しましょう、というのが予祝のこの本でお伝えしたいことなんです。(p.72)
予祝は、未来を明確にする行為です。しかも心躍る未来を明確にします。だから、生活が変わり行動が変わってくるのです。(p.73)
たとえば、志望校に合格するところだけ未来を描くのではなく、さらにその先を想像するのです。目標の学校に行ったら、なにをしているのか、どんな楽しいことが待っているのか、どんな部活動をして活躍しているのか、など、受験のその先の、最高に楽しい学園生活をワクワク想像するのです。(pp.98-99)
どんなピンチでも面白がれる見方があるんです。どんな状況でも面白がれる見方があるんです。「ナヤミ」(問題)というコインの裏側は、いつだって「ノゾミ」(望み・チャンス)なんです。本当の「望み」が裏に隠れているから、人は悩むんです。だから悩みや困難、トラブル、ピンチ。その背後に隠れている「ノゾミ」(チャンス・ギフト)を見つけて、それを予祝するのが問題解決型の予祝です。予祝は、叶えたい夢や願いがあるときだけではなく、人間関係のトラブル、病気、お金が足りないなど、あらゆる問題に使えるわけです。(pp.116-117)
あらゆる悩み、トラブル、問題がなんのために存在するのか知っておくことが大切です。問題は、あなたがもっと飛躍するために存在しています。(p.117)
問題が起きたことが問題ではなく、問題をどう考えるかが本当の問題なのです。問題の先に、チャンスを見出す。それこそ喜びの先取り、予祝です。道を阻むすべての「壁」は、ワクワクした瞬間に、あなたを新しい時空へ導く「扉」となるのです。(p.120)

この考え方も覚えておきたいです。起こった問題の捉え方、どう捉えるかで変わってくるんですね。

目標は深刻になるために持つのではなく、ワクワクするために持つんです。そこをみんな間違っているんです。面白くない「現実」があるのではなく、面白くない「視点」があるだけです。(p.123)
どんな状況だって、ワクワクできる理由は、探せるし、作れるのです。どんな状況でも面白がれる見方があるのです。自分がどう思っているかが、あなたの世界。いま、この瞬間から新しい世界が作れるのです。(p.125)
「成功者に法則はなく、失敗者のみに法則がある」と書かれています。その人にあったやり方があるので、人の数だけ成功法則はあるが、失敗する人のみに、共通する法則があると。失敗する人の共通点、それは問題を人のせいにする習慣だと。失敗する人、必ず何かのせいにしているのだと言います。つまり、誰かのせい、何かのせいという、言い訳をしなくなった瞬間に、あなたの人生から失敗は忽然と消え去るということです。(p.134)

●予祝マンダラシート(pp.150-153)

問題

①この問題を通してあなたが不安に思っていることは?
②これはなんのチャンスでしょうか?
③ほんとうはどうしたいですか?この問題がどうなったら最高ですか?最高のラストシーンを想像してみよう。
④この問題を通して、あなたはどんな成長を果たしそうですか?
⑤この問題をクリアしたとき、どんな素敵な自分になれているでしょうか?
⑥この問題を乗り越えたとき、誰がどんなふうに喜んでいますか?
⑦いまのあなたは、この問題に対してどんなアクションが起こせそう?どんな小さなことでもいいので書き出そう。
⑧この問題を見事に解決したとき、うれしくて、思わずあなたがやってしまいたいことは何?

夢を明確にするだけでは、実は夢は叶いません。では、あなたの人生において、「現在地」とはなんでしょうか?「現在地」とは、あなたが現在、ありのままに感じていること、そのすべてです。つまり、自分が感じてることを否定せず、いま、感じていることを否定せず、いま、そう感じているんだなとありのままに受け入れ、認めることができたら「現在地」が定まるのです。(p.165)

 

予祝は「本音」に反応するということ。心に宿る本音は、未来からのサイン。だから、本当の音を大切にしたとき、予祝は力を発揮する。(p.175)
心の状態がウキウキ、ワクワクになっていたら、ものごとはうまくいき始めます。そして極め付きは、感謝があふれたときです。そうなると、奇跡が頻発します。
「心」×「行動」=「結果」
感謝は「心」がマックスにプラスになっている状態なので、最高の結果が出るんです。(p.178)
予祝をして、先に喜ぶことで、もともとあった原点の喜びを思い出していくんです。なにを目指すかが「夢」だとするなら、なんのためにそれをするのかが「志」です。(pp.179-180)
志が定まると、「動機」が愛に根を張り、感謝があふれやすい状態になります。感謝こそ、心の状態がマックスにプラスに満たされた史上最強の状態です。すると、「やらなければいけない」が「心からやりたい」に変わります。(p.180)
「心の状態」が感謝にあふれたとき、それは最高の未来を引き寄せられる状態です。感謝は決意に変わるのです。感謝こそ創造(クリエイション)の最大のカギです。(p.182)
「なんのために」「誰のために」という動機を見つめ直すことで、悲しみを愛に変えて、感謝を決意に変える。感謝のエネルギーが、「大切な人のために」という決意に変わったとき、奇跡の力が沸き起こるのです。(p.190)
●3行予祝日記
普通なら、寝る前に書く日記を、朝から書いちゃう日記です。出だしは、「今日も最高の1日だった。最高に幸せだった」と、まだ1日が始まっていないのに、完了形でいきなり、言い切っちゃうのがポイントです。…朝ではなく、何かをやるとき、その直前にぱっと予祝をして臨むのもいいです。…これぞ、喜びの先取り、でっち上げ予祝日記です。(pp.218-219)
ワクワクって無敵なんです。ワクワクは、可能性を開花させてくれます。「やらなければならない」のエネルギーでやっているのか。「やりたくてたまらない」のエネルギーでやっているのか。夢を叶えるコツは、「面白がること」です。そして、夢がもっとも嫌うものは、「深刻さ」なんです。達成したあとの喜びを増やすこと、ワクワクすることこそ、「予祝」の真骨頂です。(pp.230-231)
結果がすべてなのではなく、そこを目指すことで、どんな人になれたのか、そこが一番大事なのです。ほんとうの結果とは勝ち負けではないのです。あなたの愛が深まることが本当の結果です。本当の奇跡とは、外側で起きるものではなく、あなたの内側(心のなか)で起きるものなのです。進化とは、目に見える、すごい結果を出すことではなく、すごい誰かになることでもなく、愛が深まり、君が君らしくなることなんです。(p.249)
「心」×「行動」=「未来」
その軽やかな心こそ、あなたを想像を超えた未来へ運んでくれる心の状態です。自分の「自」という文字は、「みずから」と「おのずから」と2つの読み方があります。「みずから」行く世界と、「おのずから」運ばれる世界。予祝をすることで、思い描く最高の場所へ行けます。しかし、喜べない自分すら受け入れ、面白がることで、思い描くことすらできなかった想像を超える世界へ、あなたはおのずから運ばれていくのです。(p.250)

非常に刺激を受けた1冊でした。これまでもいろいろな自己啓発本を読んできましたが、そこでモヤモヤとしていたものがすっきりした気がします。「前祝い」、「予祝」の考え方については非常に納得感がありました。この考え方をしっかりと身に付けて活かしていきたいと思いました。

amazonですと特別版が販売されているようですので、お買い上げになられる場合は、悩んでみてください。

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