衣料SCMにおいて、たとえばZOZOTOWNのテクノロジーへの取り組みなどは、川下パワーがどんどん大きくなっていきかねません。
その流れにストップをかける意味もあるのでしょう。アパレルのなかでも早く動く必要があるとは思ってましたが、そう言った動きがありました。
●SCMの製造から販売までをコントロールしようとするSPA
●川下で消費者との結び付けを強め、川上に対して圧倒的なパワーを持とうとする販売業者
両者への対抗措置として、アパレルも言われるがままでなく自社としての弱みをカバーし、強みを強化するため「戦略」として掲げ、全社で取り組んでいく意識が見られます。
2017年3月に就任された新社長がますます影響力を発揮しているように映ります。
人口はどんどん減っていくわけですから、限られたパイの奪い合い。製造系も新しいビジネスモデルを創出していかないと、勝ち目がなくなっていきます。
業界を越えて、ビジネスを見渡していかないと足もとをすくわれかねない状況であることをしっかりと認識し、ミクロ・マクロな視点で見ていかないといけません。