情報通信白書(H29年版)によると、次のように書かれています。
(1)パソコンからの主役交代 通信利用動向調査の結果を基に、インターネットに接続する端末の利用率の推移をみると、パソコンが横ばい傾向、スマートフォンが増加傾向にあり、2016年には、パソコンが59%、スマートフォンが58%(インターネット利用者に限ったスマートフォン利用割合を算出すると71%)となっている。 |
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h29/html/nc111210.html
また、時系列の伸びが分かりやすいようにグラフも掲載されています。
「図表:インターネット利用機器の状況(個人)(全体)」
とあり、パソコンはもう頭打ち。スマートフォンがどんどん伸びているという図表なのですが、これを見てどう捉えるかです。
白書のように確かに増加傾向であることは自明の理なのですが、我々のように早くから情報ツールの恩恵にあやかっている者からとすると、その普及でどんどん広がっていっていることは疑余地はありません。
そして、社会もこのデジタル環境を利用する者には便利なように便利なように進んでいるのが、逆転させて考えると、逆に「まだ4割強の人がスマートフォンを持っていない」ということが事実で、たとえば、当たりまえのようにスマホ・ファーストで考えてしまいますが、日本全国のマーケットを考えた場合、PCにしろ、スマホにしろ、使っていない人がまだまだいるということを忘れてはなりません。なんでもかんでもデジタルでやってしまうとそうでない人たちへのサービス等がどんどん陳腐していき、一定規模のマーケットを失いかねませんので、注意して全体視点でもみていかないとだめだということだと思います。