「経営の定石」の失敗学 傾く企業の驚くべき共通点
著者:小林 忍
内容紹介 ◎日本企業には意外な失敗パターンがある! 企業再生コンサルタントとして、著者は、経営危機に陥った日本企業を、内側から見てきました。 長年の経験から、危機にある企業の「意外な共通点」が見えてきたと言います。 共通点1:圧倒的な成功を収めた時期がある。 失敗の原因が「経営の定石」にあったことが表に出ることは、まずありません。 ◎危険な10の「経営の定石」とは…? 本書では、それぞれが「なぜ、どのように、失敗につながるのか」「どう予防し、どう対処すべきか」を掘り下げていきます。 ◎現場リーダー、ミドルマネジメントから経営者まで
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★読書前のaffirmation!
[きっかけ・経緯] おそらくそのまま経営理論を実際の経営に適応してもうまくいきませんよ・・・という話だと想像しながら、、、
[目的・質問] ひっくり返すと、「失敗の定石」ということもできるのだろうか?
[分類] 336:経営管理
下記の出版社からのコメントでほぼ言い尽くされており、私のほうで引用しても蛇足となりそうです。
出版社からのコメント 筆者は、「経営の定石」を〝特効薬〟と信じて、あまり深く考えることなく採り入れることが、会社を傾かせる原因になると考えています。 成功事例に学ぶことは、コンサルティング業界ではベンチマーキングと称されて、問題解決策の立案のために頻繁に行われます。 顧客企業の経営課題に類似の課題に対して、GEやトヨタ自動車等、最も上手に対応した企業の打ち手を調査・分析するのです。 ちゃんとしたコンサルタントであれば、ここで必ず〝ひとひねり〟入れます。 まず「GEがどうしてその手を打ったのか」「背景となる経営環境や制約は何だったのか」といった「なぜ?(Why)」をしっかりと煮詰めます。 しかしながら、筆者が事業再生をお手伝いした多くの企業では、 本書では、筆者が実際に見た「経営の定石」の罠にはまった事例をさまざまに紹介していきます。 |
骨子としては、上記がうまくまとめられている形になりますので、引用はそのほかのところからとなります。
世界の経営者が尊敬する人物としてこちらが挙げられています。(p.103)
http://www.afpbb.com/articles/-/2939792
■世界のビジネスリーダーが尊敬するリーダー ベストテン
1位 ウィンストン・チャーチル(Winston Churchill)元英首相
2位 スティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)元米アップル(Apple)CEO
3位 マハトマ・ガンジー(Mahatma Gandhi) インド独立の父
4位 ネルソン・マンデラ(Nelson Mandela)元南アフリカ大統領
5位 ジャック・ウェルチ(Jack Welch)元米ゼネラル・エレクトリック(General Electric、GE)CEO
6位 エーブラハム・リンカーン(Abraham Lincoln)第16代米大統領
7位 マーガレット・サッチャー(Margaret Thatcher)元英首相
8位 ロナルド・レーガン(Ronald Reagan)元米大統領
9位 ジョン・F・ケネディ(John F. Kennedy)元米大統領
10位 ビル・クリントン(Bill Clinton)元米大統領とナポレオン・ボナパルト(Napoleon Bonaparte)
プライスウォーターハウスクーパース調べ (c)AFP
会計関連の良書として、以下が紹介されています。
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シナリオプランについて書かれており、ロイヤル・ダッチ・シェル社の最新版のアウトプットイメージがダウンロードできるようです。
http://www.shell.co.jp/ja_jp/media-centre/news-and-media-releases/2015/new-lens-scenario.html
さすがです・・・本家本元のシナリオ・プランニング・・・
すごすぎます。
こちらは一度、別の機会に特集したいと思います。