決定版 FinTech

決定版 FinTech

決定版 FinTech
著者:加藤 洋輝,桜井 駿

★読書前のaffirmation!
[きっかけ・経緯] 図書館の新刊本で発見!
[目的・質問] フィンテックに対しての、おおまなか定義を押さえるため。

フィンテック(FinTech)都は金融「ファイナンス)とテクノロジーを組み合わせた造語だ。ザックリいうと、IT技術を駆使した新しい金融サービスやシステム、およびそれらを提供するスタートアップ企業のことだ。(P.2)

そのフィンテックによって、変わることとしては・・・

 

  • 今まで受けることができなかった融資が受けられるようになる。
  • 資産家や機関投資家と同じレベルの投資アドバイスや情報が入手できるようにある。
  • 決済や送金の手数料が格段に下がり、スピードが格段に上がる。

ということのようである。

 

フィンテックのメインプレーヤーとしては、以下が挙げられている。(P.32)

  • フィンテック企業(およびそのエコシステム)
  • 既存の金融サービスを提供する「金融機関」
  • 金融システムを提供する「ITベンダー」
  • 規制を司る「行政」
フィンテックが日本の金融に及ぼす影響、今後の産業規制という観点でどのような点を検討しなければならないか、どのようなルール作りが必要か。様々なテーマが議論されている。勉強会の内容は、すでに議事録や資料が公開されているので、誰でも閲覧することが可能だ。

こちらをご覧ください。いろいろな研究会の資料があります。

 

次にビットコインの話が載ってますが、すごい仕組みのようです。

bitcoin ≠ blockchain ≠ Bitcoin ≠ MTGOX

だそうで、これがまた難しい。まず、bitcoinですが、これは、通貨的な価値を表すビットコインを指します。2016年3月時点で、1ビットコインは約4万6000円前後で、ビットコインの支払いを受けつけている店舗で使用できるようです。

 

小文字と大文字の「ビットコイン」の間にあるbockchainは、暗号技術を組み合わせて構築された技術で、従来から存在していた技術の「新しい組合せ」によるイノベーションとのこと。

そして、大文字のビットコインは以下のように解釈すると良いようです。

ビットコインのネットワークは、基盤の技術となる「ブロックチェーン」を使って銀行等の管理者は不在で運用されている。大文字で始まるビットコインは、その仕組みを指す場合に使う言葉として区別される。(P.106-107)

そして、MTGOXというのは、世界最大級のビットコイン取引所ということのようです。

 

ビットコインの誕生の逸話は良く知られている。
2008年、ウェブ上に「ナカモト・サトシ」を名乗る謎の人物による論文が公開された。タイトルは「Bitcoin:A Peer-to-Peer Electronic Cash System」。これがきっかけでビットコインが誕生する。(P.108)
基本的にビットコインは、希少性が保証されているだけの、ただの「情報」にすぎない。当然ながら最初は価値などついていないので、1ビットコインは数十円から数百円という価格だった。だがその後、一時的に10万円まで高騰し、現在でも4万円~5万円の価値をつけている。最初に買っていた人は億万長者になっていると言われている。(P.134)
フィンテックを支える5つの要素技術
①モバイル
②ビッグデータ
③人工知能
④API
⑤デザイン(UI/UX)
フィンテック時代に求められる2つのリテラシー
①金融リテラシーの必要性
②情報リテラシーの必要性

金融リテラシーマップというのがあるようなので、是非ご覧ください。

それにしても・・・・大変な時代になってきました。
しっかりと情報をゲットしていかないと・・・・。

それにしても、ナカモト・サトシとは・・・

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