タイトル:実戦経験を通じて培った実践知としての「リーダーシップの哲学」
-リーダーシップ・ジャーニーを歩むために-
講師:一條和生(一橋大学大学院国際企業戦略研究科 研究科長 教授)
日時:2016/7/13(水) 18:30~20:30
場所:慶應大阪シティキャンパス(サテライトLIVE放送)
●デジタルなくして未来なし
ファーストリテイリングの柳井社長も、シスコシステムズのジョン・チェンバースもデジタルに対して、尋常でない危機感を感じている。 |
●デジタル経営破壊
「情報時代(Information Age)」から「デジタル時代(Digital Age)」への移行という大転換期。
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・Cost Calue ・Experience Value ・Platform Value |
●Digital Vortex : IMD Survey
IMD:世界トップクラスのランキングを誇るビジネススクール。 インパクトの高い幹部教育を通じたグローバルリーダー育成の、世界的な専門チーム。
この本意、Digitalがもたらす未来についての考察が書かれている。必読とのこと。
●AI = Cognitive Computing の時代
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●AIと人間のコラボレーション
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カルビーでは、中期経営計画の策定を止めて、「思い」を活かす経営システムを作り上げて、高収益を続けている。
●デジタル経営破壊のキーワードはBelief
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●フロネーシス(賢慮)あるリーダーの育成 -アリストテレス-
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●智と徳
私 | 公 | |
智 Intellect |
物の理を究めて 之に応ずるの義 (工夫の小智) |
人事に軽重大小を分別し 軽小を後にして重大を先にし、 其時節と場所とを察するの働 (聡明の大智) |
徳 Moral |
貞実、潔白 | 公平、勇強 |
「文明の進歩は世人一般の知徳の発生に関するものなり」 |
●聡明の大智
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●イノベーションは思いから
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ビュリダンのロバ(英: Buridan’s ass)とは、主に、心理学の分野で用いられている[要出典]例え話。おなかを空かせたロバが、左右2方向に道が分かれた辻に立っており、双方の道の先には、完全に同じ距離、同じ量の干草が置かれていた場合に、ロバはどちらの道も進まずに餓死してしまう、という意思決定論を論ずる場合に引き合いに出される。一説では、スコラ学派であるフランスの哲学者ジャン・ビュリダンが主張する理性・理論に対して、理性・理論を強調し過ぎると餓死してしまうから自由意志が必要であることを主張するための例え話とされるが、出典が定かではない。
●デジタル経営破壊に関する仮説
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●非認知スキルの習得
2000年にノーベル経済学賞を受賞したシカゴ大学のJames Heckman教授らの研究によれば、非認知スキル(non-cognitive skill)は手本となる師の個別指導や人格に感化されながら学び取るもので、「良い習慣」の方法によって育て伸ばすことができる。
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●Your Authentic Leadership (あなた自身の本物のリーダーシップ)
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●リーダーシップ・ストーリー
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●語ることで共感を得る
自分のリーダーシップをストーリーにして語るとき、それは一方的な話には終わらない。そもそもインターアクションによって成り立つのがナレーティブである。聞いている者は経験談に自他を重ね合わせることにより、共感性が生まれる。また話をしている者も聞き手のリアクションによって、聞き手との共感の思いを強くする。共感が起こったとき、ストーリーは主管でも、共感でもなくなる。こうしてリーダーシップ・ストーリーは「人と人の共同生活をつくり、世代と世代をつないでいく」のである。 |
●Leadership Story
リーダーが「丸裸」にされる時代には、共感、内省、メッセージの発信がかつてないほど重要になる。リーダーが自分なりに過去と未来を結びつけるストーリーをフォロワーに伝え、それが共鳴を起こすことで、ありのままの自分をフォロワーに示す。(リンダ・グラットン「未来企業」) |
一條先生のセミナー非常に面白かったです。また機会があれば、お話お聞きしたいです。ありがとうございました。