哲学101問 (ちくま学芸文庫)
著者:マーティン コーエン
★読書前のaffirmation!
[きっかけ・経緯] 哲学・・・もうひと堀、なぜって思えるかの原点。
[目的・質問] なぜの視点の獲得。
哲学は、それが提起する問いに対するいかなる明確な解答をも目的とせずに学ばれるべきである。なぜなら概してどんな明快な解答も、真実であるかどうかわからなかいからである。それよりもむしろ、哲学は問いそのものを目的として学ぶべきである。というのもこれらの問いは、可能であるものについてのわれわれの考えを拡大し、われわれの知的な想像力を豊かにし、思索に対して精神を閉ざしてしまう独断的な確信を減らすからである。しかし、とりわけその理由となるのは、次のようなことだ。すなわち、哲学の考察対象である宇宙の偉大さのおかげで、精神もまた偉大なものとなり、その結果として、精神は最高の善を与えてくれる存在である宇宙と結合できるようになる。(P.12-13) |
答えのない問題を考える・・・楽しくもあり、苦しくもある活動です。ビジネスにおいても同じですが、ビジネスではリスクの少ない選択肢を限られた時間で選ばなければなりません。その点は異なりますが、この哲学活動は「考える」「決断する」を鍛えるのにも効果を発揮するでしょう。
さて、101問ですが、それぞれ、問いのテーマが掲げられ、その問いに対しての詳しい説明が書かれそれぞれが考える―という流れで、後半に分けられた構成になっていますが、そこでディスカッションとして筆者の考えがひとつの解答として書かれています。
全部、読んで考えられていませんが、これ終わりない活動になりますので、いったんアップしておきます。
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