図解 部下を持ったら必ず読む「任せ方」の教科書
著者:出口 治明
★読書前のaffirmation!
[目的] 「任せ方」をマスターする・・・
[質問] 「任せ方」のコツを教えてください。
出口社長の本は何冊か読みました。この図解版でないほうも以前読んでますが、改めて・・・・。
図解版なので、コンパクトに章ごとにポイントがまとめられまして、それを読めば・・・・読んだ人には復習ができるようになっています。
ということで、その復習のために・・・メモしました。
第1章 上司になったら「任せるしくみ」をつくりなさい(P.36) 1.人間の能力はそれほど高くない。上司の管理能力は、せいぜい部下2~3人分 2.部下に権限を与えたら、仕事のプロセスには細かく首を突っ込まないのが正しい任せ方 3.「意思決定」と「業務執行」の責任を分けたほうが透明性のある経営ができる。 4.「誰が、何を、どこまで決定できるのか」といった権限の範囲を、任せるときは決めておく 5.部下に与えた権限は、部下固有のものであり、上司といえども口を挟んではいけない 6.性別、年齢、国籍を超えて、多様な人材に任せることで、会社は強くなる 7.グローバル経済の変化に対応するには、新しい人材に仕事を任せて、戦い方を変える |
第2章 できるリーダーは常に「いい任せ方」をしている(P.58) 1.「丸投げ」は指示が曖昧なのに対し、「任せる」は指示が的確かつ権限の範囲が明確 2.「好きなようにやらせる」「一部分を任せる」「上司の仕事を代行させる」が任せるの3パターン 3.「的確な指示を出す」ためには、上司も部下も「双方向のコミュニケーション」を大切にする 4.上司が部下に指示を出す時は、「期限」「優先順位」「目的・背景」「レベル」を明確に示す 5.部下に仕事を任せるときには、「権限と責任を位置させる」ようにする 6.部下の成長を望むなら、めいっぱい考えさせ、何度も「やり直し」をさせるべき 7.「部下の失敗は上司の責任」。故意や過失があろうとなかろうと、上司は責任を取る |
第3章 「プレーイング・マネージャ」になてはいけない(P.100) 1.部下の仕事が「60点」ならば、合格点。上司は、60点で我慢する度量を持つべき。 2.プレーヤーとマネージャは、求められる能力も役割も違うので、両立すべきではない。 3.人間の能力や時間は有限であることを理解し、上司は、迅速に判断し仕事を任せるべき 4.上司は、必死に働いている姿を見せることで、部下のやる気を引き出し、動かす。 5.得意なことを任せ、苦手なことは別の人で補う。向いている仕事を任せた方が、成果が出る 6.「適材適所」をかなえるには、部下の適性を知り、周囲の状況を察する「洞察力」が必要 7.リーダーの条件とは、「強い思い(志)」「共感力」「統率力」を持つこと |
第4章 この上司力で「チームの実力」を一気に上げる(P.126) 1.「自分の頭の中にはない音符」を持つ人たちに仕事を任せて、ダイバーシティを実現する 2.仕事を任された部下は、承認欲求が満たされて「やる気が出て、成長し、責任感が身につく」 3.上司は「感情の起伏」を抑え、「好き嫌い」と「怒り」は表に出しすぎないこと 4.社員を採用するときは、「現場に任せる」ほうが、チームワークが良くなる 5.社内を早く、大きく活性化したいなら、「異質な人」を「グループ」で採用しよう 6.自分の不得意なことは専門家に任せ、自分の時間は「得意なことをやるために使う」 7.アウトソーシングをするときは、「コスト」と「コア・コンピタンス」を判断基準にする |
最初にありますが、
「上司の管理能力は、せいぜい部下2~3人分」というのはよく分かります。しかも現在プレーイングもしてるとなると、非常に難易度が高いです。10人を超えると目が届かない。プレーイング部分もは減らないし・・・。
そんな中でどう乗り切っていくか・・・・。厳しい状況です。