数字力×EXCELで最強のビジネスマンになる本
著者:田中 耕比古
ちょうど僕がチームのメンバーに伝えたいような分析のための心構えや勘所がまとめられていて、重宝しそうな分析のための参考書です。
コンサルタントが、いわゆる一般の事業会社のビジネスマンと大きく異なると思われるのは、「自ら問題を定義することに力を注ぐ」という姿勢にあります。言い換えれば、コンサルタントはどんな作業に取り組む際にも「今、自分はどんな問題を解くためにその作業を行っているのか」を問い続けているのです。この、最初に決めた問題のことを「答えるべき問い」と呼びます。(P.15) |
第1部の「ビジネス数字力養成」は、3つの章で書かれていますが、
第1章 ビジネスにおける「数字感覚」とは?
第2章 正しい数字の見方・接し方
第3章 「数字」を仕事に生かそう!
については、何度も読み返し、体に染み込ましていきたい内容です。
第2部以降はEXCELについて、あまり詳しくない方にとっては目から鱗の内容かもしれませんが、こちらはそれなりにEXCELを使っている人からするとテクニック的にはどうってことのないレベルですが、実際の分析OJTというような体裁で書かれています。
最後、無理やり終わった感がありますが、もう少し最後に第1部で述べられた観点でのまとめがあると締まった内容になったように思います。