すごい差別化戦略

すごい差別化戦略 競合他社を圧倒する「違い」のつくり方

(著者:大﨑孝徳)

★読書前のaffirmation!
[目的] 競合他社を圧倒する「違い」のつくり方を知る。
[質問] 競合他社を圧倒する「違い」のつくり方とは??

価格競争に陥らないために、いま何をすべきか?
あの会社は、なぜ競合他社に模倣されないのか?
セオリー通りでは、なぜ差別化できないのか?
競合他社を圧倒する『違い』を「どこで」「いかに」つくるのか?(カバー)
商品やサービスの価格設定には多くの要因が絡みますが、低価格化の主たる要因は多くの場合、競合他社との競争によるものです。ですから、競争さえ回避できれば適正な利益を確保できる価格での販売が実現できるはずです。通常、競争は類似した商品やサービス間で起こる事象ですから、他社の商品やサービスと「違い(差)」をつくることができれば競争状態に陥ることを回避できます。(P.5)
違いをつくるポイントは、「どこで」と「いかに」にあります。まず「どこで」は、市場にはない新製品・サービスの開発や既存の製品・サービスの改良など、比較的見えやすいポイントを意味しています。一方、「いかに」は、新製品に関わる製法や設備、高いレベルでのサービス提供を実現するマネジメント手法などを指します。広く捉えれば、企業理念の徹底や全社的システムなども「いかに」に該当します。(P.6)
競合他社が簡単には模倣できない差別化のポイントは、セオリーのその先にあります。つまり、多くの人が疑うことなく受け入れてしまうセオリーに対してそうしたパターンに単に従うのではなく、自らが主体的にすべての可能性を模索し、それらを徹底的に疑い、立ち止まって考え、またすべての可能性を模索するというプロセスを繰り返す、つまり考え抜くのです。(P.8)
「自社でできそうなことに全力を尽くす」のではなく、「競合他社との明確な違いをつくるために取り組まなければならないことを実行する」という視点での差別化戦略がコスト優位性に乏しい日本企業にとって極めて重要であると言えるでしょう。まず資金の問題ありきではなく、「あるべき姿」を明確化し、それをしっかりと具現化する戦略を打ち立て、その後で必要な資金は何が何でも調達するという気概が、今強く求められています。(P.40)

どの企業もセオリーに従って、競合他社に勝とうとする。そのセオリーを理解したうえで、更に考え抜きそれを出し抜くプランで対応しなければ競争に勝ちきることはできない。

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