2020年の大学入試問題

2020年の大学入試問題 (講談社現代新書)

(著者:石川一郎)

★読書前のaffirmation!
[目的]  どういった入試改革なのかを理解する。
[質問]  いま教育に何が求められているのか?
自分も一学生として、考えてみる。

従来の断片的な知識を暗記するだけで乗り切れた問題とは違い、2020年には、知識と知識のつながり、知識の背景を論じる思考力が要求されます。・・・こうなってくると、私たち中高の教育現場は大きく変わります。大学入試問題を解くための小手先のテクニックとか知識を暗記させるテクニックなどの授業ではなくなります。生徒にとって、世界問題の中の人間の存在意義及び自分のミッションをどうとらえるか深く考え抜く「知」そのものを学ぶ授業になってくるのです。(P.7-8)

これは大変なことです。こういった流れは大歓迎なのですが、教師の資質がそこまで耐えられるか・・・・そこが大きな問題になってくる気がします。そんな疑問を持ちながら、読み進めていきます。

今まで私たちは、生徒が書いた文章のみ添削し、その文章が生まれてくる過程をあまり重視してこなかったのかもしれません。そこにいたるまでに、どのような文献を調べてきたか、フィールドワーク、インタビューをしてきたか、何に興味をもち、新しい問いを立ち上げてきたかなど、その思考の過程にこそ一人ひとりの才能の芽があるはずなのです。(P.54)

このあたりは、まさに社会に出てから求められる力です。何のために学習しているか・・・社会の一員として貢献するためとすると、今一度、あるべき形をゼロベースで考えたら、求められるモノが見えてくる・・・そんな気がします。

 

いったん・・ここまで。

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