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大予測 次に来るキーテクノロジー2018-2019

著者:城田 真琴 …

城田さんは野村総研のアナリストで『ビッグデータの衝撃』がかなり売れて、ビッグデータと言えば城田さんというようになっていましたが、いまや人工知能の松尾豊さんにすっかり奪われた感があるのは私だけでしょうか。こちらの著作はその「人工知能」がやっぱり、どうしても抜きには語れないところになています。(Inobe.Shion)

内容紹介

未来予測に定評のある
野村総研のアナリストが
先端テクノロジーが与えるインパクトを先読み!

【本書で取り上げられる主なテーマ】
・AI(人工知能)はホワイトカラー業務をこなせるか?
・自動運転で激変するバリューチェーンと自動車関連ビジネスの未来
・進化する音声操作、「ボイス・ファースト」の時代がやってくる
・チャットボットがポータル、検索エンジンの次のウェブの玄関になる
・VR/AR/MRはキャズムを越え「ポスト・スマホ」になれるか
・バイオメトリクス認証は生活をどう変えるのか
・センシングはモノから人へ。「究極のおもてなし」は実現するか
・ブロックチェーンの「使いどころ」を考える

内容(「BOOK」データベースより)

「未来予測の専門家」が読み解く!AIはホワイトカラー業務をこなせるのか?自動運転は自動車と社会をどう変えるのか?進化する音声操作、「ボイスファースト」の時代とは?

MR(Mixed Reality:複合現実)は、現実世界と仮想世界を融合する技術の総称であり、ARの一部とみなされることもある。CGなどで作られた人工的な仮想世界に現実世界の情報を取り込み、CGと実物を合わせて確認したり、操作できる。製造業や医療など幅広い分野で活用が始まっており、たとえば、歯科治療の場合、患者の口腔内に実際には見えない患者の神経や血管などの映像を合わせて表示することで、より安全に手術などができるようになると期待されている。(p.185)
人間の心臓は、拍動に伴い心筋の細胞が電荷を貯めて放電するため、心臓付近に微弱な電位差が生じる。東レの「ヒトエ」は電気を通す高分子化合物である導電性高分子をナノファイバーニットに含侵させた高い導電性を持つ生地(繊維)であり、心臓から体表面に伝わった微弱な電位差を直接センシングすることによって心拍数を計測している。一方、東洋紡の「心美」は、繊維ではなく、電気を通す特殊なインクとフィルムを使って心拍数を計測している。使っている技術に違いはあるものの、着用者がほとんど意識することなく生体データを収集できる点、繰り返しの洗濯にも耐える点は共通している。(p.280)
「センシング」の次に期待されるのは、健康状態や身体状態に応じて、適切な処置を行う「レスポンス」である。たとえば、運転中のドライバーの眠気を検知したら警告を発するシステムはすでに存在するが、自動運転が可能になれば、即座に自動運転に切り替わるといったことが実現するだろう。あるいは、周囲を確認し、安全にパーキングエリアまで誘導するといったこともできるようになるかもしれない。(p.292)
ブロックチェーンのと特徴
①障害に強い
②透明性が高い
③改竄できない
④管理者が不要

ブロックチェーンの使いどころ
①価値・所有権の移転
②記録の改竄を防ぎつつ、関係者間で取引履歴を共有
③スマートコントラクトで小口契約が劇的に増加

おおよそカバーしている範囲でしたが、少しでもフォローを怠ると置いていかれそうです。常にウォッチしていくように心がけなければなりません。

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