久しぶりに小説を読みました。カリスマのオーナー社長が亡くなって、娘婿に事業承継されるも、悪循環。池田君も左遷されましたが、いろいろな人のサポートを得ながら、成長していき企業を救うまでに・・・。(Inobe.Shion) |
内容紹介 ビジネス界が大絶賛! ストーリーを通して「会社とリーダーの成長」を体感できる痛快な仕事ドラマ! 小説でありながら、「リーダー論」や「経営論」を学べるビジネス書としての工夫が随所に散りばめられています。 「会社とは、誰のために、何のためにあるのか?」【ストーリー】 ドレッシング製造を手がけるフリージアは、アットホームな中堅企業。 しかしカリスマ創業社長が急死すると社内は一変。元銀行員の娘婿が新社長に就任し、 元敏腕経営コンサルタントを右腕に起用。しかし改革断行も虚しく、業績はジリ貧に。 そんな会社の危機に、ある男が立ち上がる。それは前社長と二人三脚で会社を築き上げた 「伝説のナンバー2」、近藤だった。近藤はまず、左遷され落ち込んでいた中堅社員・池田に 目をつける。こうして池田の「リーダー修行」が始まった……。 【目次】 ◆第一章 池田、左遷される ◆第二章 池田、立志する ◆第三章 池田、経営を考える ◆第四章 池田、組織を知る ◆第五章 池田、企画を学ぶ ◆第六章 池田、人を理解する ◆第七章 池田、プロジェクトを推進する ◆第八章 池田、リーダーになる ◆エピローグ 出版社からのコメント 毎日新聞デジタル版でも紹介されました(11月13日)。 この本は小説でありながら経営・リーダー論を本当に深く楽しく学ぶことができます。 現在、ドラマ化の話も出ており、どの登場人物がどの俳優さんになるのかとイメージしながら読むと一層面白いと思います。 |
池田君が尊敬する元No2のコンさんから教えを請いながら書いていくメモがなかなかいいところをついていて、ハッとさせられます。
こちら、発売されて1年くらいになるようですが、レビューもたくさんついていて、多くの方に読まれているようです。
小説として読むもよし、経営のケーススタディとして読むもよし。
池田君のメモから、響いたところ・・・メモっておきます。
●営業とは出会いだ 自給自足できないから商売がある。出会わなければ商売できない。出会ったら必ず挨拶をかわすこと。人に出会ったら、自分は何を持っていて、何を欲しがっているのか、相手はどうなのか、必ず情報交換をしなさい。もし誰かが欲しがっているものを、別の誰かが持っているとわかったら、自分に直接関係なくても教えてあげなさい。挨拶できる関係になれなければ、そうなれるまで何度でも自分の顔を見せて、こちらから挨拶をし続けなさい。何も求めず、挨拶してくれたらいいなとだけ思って、顔を見せなさい。これだけやっていれば、注文は取れるはず。最終的にたくさん出会った人がたくさん注文を取れる。 |
●営業とは綱引きだ 実際の価格より安くなるまでなびきして売るならサルでもできる。値引きしなきゃいけない状況なら、その理由を商品を作っている連中に伝えろ。引き合ってバランスが取れたから注文が成立している。バランスが変わるのはなぜか、注意して察知しろ。 |
●約束を守るためのスケジュール帳 約束を守るのは命より大事。お客様との約束は、スケジュール帳に書いて、確認して、消し込む習慣をつけろ。やらなきゃいけない雑事なども、必ずスケジュール帳に書くこと。期日が決まっていないときは自分で決めるのが大事。それは自分との約束。 |
●企画とは出会いだ 企画とは、出会いを面白がる心の余裕。同じところにいても、出会ったことを面白がなければすれ違って、通り過ぎていくだけ。二つの価値が出会って(組み合わさって)新しい価値が生まれる。 |
●価値は6つに分類される 機能、価格、時間、完成、希少、社会 |
●企画とは「違う」ということ 人と違うタイミング(早い)、違う角度から見る、自分とは違うことをする人を楽しむ、多様性を楽しむ、いつもと違う行動をしてみる、小さな軌跡を起こし続けてみる。 |
●アイディアについて ・心に余裕のある時に、リラックスした状態で考える ・ギリギリまで追い込んでひねり出すやり方は、心も体も疲弊する |
●任命責任について
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●ついていきたい、一緒に仕事をしたいと思わせるリーダーの力(巻き込み力)
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