「生産」~「消費」、そして、その掛け算として、人が生活していく上で必要な、食(食事)、衣(衣服)、住(居住、雨風をしのげる寝場所)のそれぞれのそれらがある。
それぞれがそれぞれに違ったシステム・仕組みが必要であり、こまたさまざまな技術が必要な項目です。
「生産」~「消費」、そして、その掛け算として、人が生活していく上で必要な、食(食事)、衣(衣服)、住(居住、雨風をしのげる寝場所)のそれぞれのそれらがある。
それぞれがそれぞれに違ったシステム・仕組みが必要であり、こまたさまざまな技術が必要な項目です。
目標11は、「都市」です。スラムの改善というのがベースです。まずはそこが課題。そして、「災害による死者や被災者数を大幅に削減し、世界の国内総生産比で直接的経済損失を大幅に減らす。」というところもあり、これを成し遂げるには、いったんできあがった都市を破壊して、再構築する必要があるかもしれません。
非常に難易度の高い目標です。
目標9は、「イノベーション」です。ですが、イノベーションってビッグワードで、絵に描いた餅になりそうです。
どうもこのあたりの目標は取ってつけたような感じがして、ますます違和感を感じます。詳細の説明についても、アンバランスな感じがするんですよねぇ。
企業がSDGs目標を立てる際にはやりやすいと思いますが、なんか「ニワトリとタマゴ」というか「目的と手段」いうか、ボタンの掛け違いのような感じでしっくりこないんですよね。
本日の話題は、SDGs目標8の経済成長と雇用に関してです。そもそもこのブログでも1つずつ書いていこうと思ったきっかけになった目標です。1~7までからすると急にレベル感が変わってしまう気がしてならなかったんです。それまでは大きな目線でながめながらインフラ部分へ視点を移していく流れで自然に理解はできたのですが、この8で、特に「ディーセントワーク」などはすごくそれまでに比べると感覚的にしっくりこないんですね。確かに大切なことだとは思うのですが。
とはいえ、「経済成長」というのは理解できますし、それを支える労働力という観点ということになるんでしょうけど。少しレベル感では、個人的に違和感があります。
続いては、目標7の「エネルギー」の紹介です。農業も含む産業自体が発展しないと、これまでの目標に掲げたことも実現しません。まずは目標6の「水」とも合わせて、きっちとしたインフラができないと、大きな目標に近づくことはできません。
この「エネルギー」については、個人としての何かの活動といいますと、省エネルギーくらいしかないと思いますがそういう小さなことの積み重ねが大きな目標達成に近づいていけると思います。
目標6は、「水と衛生」です。これは飲料水のこと、下水のことそれらが整わないと衛生の改善がままならないこと。
これまでの、貧困・飢餓については、水の設備があれば大きく改善するでしょう。そういう意味でも初期投資になるのでしょうが、「水と衛生」が充実するように発展途上国への支援を国も、企業も個人もしていきたいところです。
ちょうど今日、WFP(World Food Program)から「イエメンの深刻な飢餓を救うために、力を貸してください」」というダイレクトメールが届きました。
下記のページの内容です。
内戦下の母親、日本へ必死のSOS
飢餓大国イエメン「やせ細る子、何もしてやれない」
続いては、ジェンダー。
このあたりから、ターゲットを絞っての観点に移っていきます。
これまでの目標1~4が整っていないところでは、残念ながらジェンダーで不利益になっている部分も・・・特に発展途上国では否めません。そういう意味でも大切な項目です。
貧困、飢餓、保険ときて、ここで教育。
1,2,3の3つがあって始めて次の「教育」だと思います。
ですが、何でもそうですが、前提が整ってから・・・なんて言っていたら、次のフェーズがいつになるかわからないから、すべきことは今から始めていく・・・というのは非常に大事だと本当に思います。
SDGsとMDGsの違いですが、こちらの比較表が整理されていて大変分かりやすくなっています。
SDGsの目標 | MDGsの目標 | ||
---|---|---|---|
1 | あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる | 1 | 極度の貧困と飢餓の撲滅 |
2 | 飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する | ||
3 | あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する | 4 | 乳幼児死亡率の削減 |
5 | 妊産婦の健康の改善 | ||
6 | HIV/エイズ、マラリア及びその他の疾病の蔓延防止 | ||
4 | すべての人々への包摂的かつ公正な質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する | 2 | 普遍的初等教育の達成 |
5 | ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う | 3 | ジェンダーの平等の推進と女性の地位向上 |
6 | すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する | 7 | 環境の持続可能性の確保 |
7 | すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する | ||
8 | 包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用を促進する | ||
9 | 強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る | ||
10 | 各国内及び各国間の不平等を是正する | ||
11 | 包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する | ||
12 | 持続可能な生産消費形態を確保する | ||
13 | 気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる | ||
14 | 持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する | ||
15 | 陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する | ||
16 | 持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する | ||
17 | 持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する | 8 | 開発のためのグローバル・パートナーシップの推進 |
原本はこちらになります。