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スモールデータ解析と機械学習

スモールデータ解析と機械学習

著者:藤原 幸一

スモールなデータの解析手法・ノウハウが身につく!

《内容紹介》
Webデータや画像データに代表されるようなビッグデータが注目される一方で、機械の故障データのように発生自体がまれであったり、患者さんの検査データのように倫理的な問題からデータを集めることに制約があったり、あるいはデータの判読が専門家以外では困難で機械学習に利用しにくいデータは、どうしても忘れられがちです。ビッグデータの時代において、収集が難しいために私たちが忘れかけているデータのことをスモールデータとよびます。

スモールデータでは、測定されている変数の数に比べて学習に必要なサンプルが不足していたり、それぞれのクラスのサンプル数が極端に偏っていたりするため、深層学習のようなビッグデータの方法をそのまま適用するのは適当ではなく、異なるアプローチが必要になります。

本書は、スモールデータとはどのようなデータであるのかを具体的に紹介して、スモールデータ解析の基本となる次元削減と回帰分析を説明します。特に部分的最小二乗法(PLS)はスモールデータ解析の大きな武器となるでしょう。そして、機械学習においてモデルの性能向上のために必要な変数(特徴)選択を紹介し、特にクラスタリングに基づいた新しい変数選択手法を説明します。つづいて、不均衡なデータの解析手法と異常検知を紹介して、最後にスモールデータ解析についての筆者の経験に基づいたポイント・考え方を述べました。本書ではPythonプログラムとスモールデータ解析の例題を通じて、読者がスモールデータを有効に解析できるようになるよう工夫しています。

ビッグデータの世界は、もはやデータ量と資本力が支配するレッドオーシャンとなっています。しかし、スモールデータの世界は、まだまだ現場の創意工夫次第でデータから新たな価値を引き出すことのできるブルーオーシャンなのです。みなさんも、この未知の世界に飛び込んでみませんか?

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人は悪魔に熱狂する 悪と欲望の行動経済学

人は悪魔に熱狂する 悪と欲望の行動経済学

著者:松本 健太郎

話題のデータサイエンティストが解き明かした、大ヒット&大ブームの「悪魔の法則」…人間の50%はクズである!「キレイごと」より「本音トーク」がウケる理由、「メガ盛り」が食べたいのに「サラダ」が欲しいと嘘をつく心理、人々を新型コロナ論争に駆り立てるバイアス…。「つい、買わされてしまう…」禁断のテクニックを解説!

めちゃくちゃ腹落ちしますね。これこそがデータサイエンティストの醍醐味だと思います。私も長年BtoCでのデータマイニング~データサイエンスをやっていますが、よく面接でもデータサイエンティストとして応募があるのですが、ここが分かってないとBtoCのデータサイエンティストとしては難しいという観点で厳しく見てしまっています。

 

実例について、行動経済学の要素をうまく絡めながら説明してくれています。BtoCマーケティングをしていくうえで、そしてそれを下支えするデータアナリシス、データサイエンスとして忘れてはならない大事なポイントが列挙されています。Kaggleなどのデータコンペで設定された課題の精度を上げるということも大切ですが、この洞察力がないと実務では役に立たないと思っています。

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心理的安全性をつくる言葉55

著者:原田将嗣、監修:石井遼介

ちょっとした言葉の言い換えで、聞いている人の感じ方も大きく変わってくるというのが、自分が言われた身になって考えるとすごくよくわかる言葉の数々です。

大きく4つの観点が書かれています。
それは、「話助挑新」です。
・話しやすさ:ちょっといま、いいですか?
・助け合い:何かサポートできる?
・挑戦:まずはやってみよう!
・新奇歓迎:その視点はなかった!

この4つの観点で、55の言い換えが載っています。

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A4一枚英語勉強法 見るだけで英語ペラペラになる

A4一枚英語勉強法 見るだけで英語ペラペラになる

著者:ニック・ウィリアムソン

著者について

ニック・ウィリアムソン(Nic Williamson)
英会話教室「ニック式英会話」主宰。
同名のYouTubeチャンネルは登録者数29万人を超え、人気を博している。
オーストラリアのシドニー出身。シドニー大学で心理学を専攻。同大学で3年間日本文学も勉強し、日本の文化にも明るい。在学中にオーストラリアの日本大使館が主催する全豪日本語弁論大会で優勝。日本の文部科学省の奨学金を得てシドニー大学卒業後、東京学芸大学に研究生として1年半在学。在学中にアルバイトとして英会話スクールで英語を教え始め、卒業後も看板講師として勤め上げる。英語講師として20年間のキャリアの中で、英会話教室をはじめ、企業向け英語研修や大学の講義、SKYPerfecTVの番組の司会やラジオのDJ、数々の雑誌のコラムや8冊の英語本の執筆など、活動の場は幅広い。ゼロから日本語を完璧に習得した経験と、大学で専攻していた神経心理学の知識をもとに、非常に効果的で効率的な独自の言語習得法を開発。著書に『たった30パターンで英会話! 「言いたいことが出てこない」をスッキリ解消』『中学レベルの英単語でネイティブとペラペラ話せる本』『中学レベルの英単語でネイティブとサクサク話せる本[会話力編]』(以上、ダイヤモンド社)、『旅の英会話伝わるフレーズ集』(ナツメ社)など。

新聞広告で見かけ、気にはなっておりましたが、書店でも平積みされており手に取って見てみました。

英語の論文は読まないといけないので、英語には接しているものの、「話す」はハードルが高いんですよね。まぁ、典型的な受験英語経由なので。

ところが、、、、この本の内容、もしかしたらブレイクスルーできるかもしれません。

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デジノグラフィ インサイト発見のためのビッグデータ分析

デジノグラフィ インサイト発見のためのビッグデータ分析

著者:博報堂生活総合研究所,堀 宏史,酒井 崇匡,佐藤 るみこ

著者について

博報堂生活総合研究所
1981年、「生活者発想」を標榜・実践する博報堂のフラッグシップ機関として設立。人を消費者だけにとどまらない多面的な存在:「生活者」として捉え、独自の視点と手法で研究している世界でも類を見ないシンクタンク。主な活動として、生活者の変化を長期にわたって追う時系列調査や生活者と暮らしの未来の予見・洞察などに加え、近年はデジタル空間上のビッグデータをエスノグラフィの視点で分析する『デジノグラフィ』の研究も推進中。その成果は書籍はもちろん発表イベントやWebサイトを通じて広く社会に発信している。

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トヨタイムズmagazine 豊田章男は2020年、何を考えどうしたか?

トヨタイムズmagazine 豊田章男は2020年、何を考えどうしたか? (BIGMANスペシャル)

著者:世界文化社

Woven Cityの地鎮祭が去る2月23日(富士山の日)に行われましたが、そのタイミングで出された「トヨタイムズ」初のムック版。

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「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。

「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。

著者:藤 豊、小川 真理子

内容

名著100冊が教える40の絶対ルールを一挙公開!
文章には、書き手の個性が強く出ることもあって、書く技術は職人的なものだと思われがちです。ですが実際は、小説家たちの個性的な文章ですら、「共通のノウハウ」が多くあります!

学校では教えてくれない、文章のプロたちの「共通のノウハウ」で、ビジネス文書・メールやチャット・論述・ブログやSNSの上手な書き方、そしてコミュニケーションスキルを身につけましょう。

数々のベストセラーに関わった人気ライター2名が、100冊のエッセンスを凝縮!
3500人以上の一流の文化人、経営者、アスリート、イケメン俳優、グラビアアイドルなどをインタビューし、原稿を執筆してきた筆者2名。

その2人が、文章術のベストセラー100冊を徹底的に分析し、わかりやすい文章を、スピーディに書くためのエッセンスを抽出しました。

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未来を共創する 経営チームをつくる

未来を共創する 経営チームをつくる

著者:鈴木 義幸

内容(「BOOK」データベースより)

トップマネジメントはチームになっているか?世界最大規模のコーチングファーム代表が語る、進化しつづける組織の条件とは。

「会社は社長で決まる」といわれます。
新聞・雑誌・テレビなど、さまざまなメディアが、躍進する企業の社長を取り上げます。しかし、その成功は本当に経営トップ1人の力によるものでしょうか?

著者は、世界最大規模のコーチングファームの代表を務め、
20年以上にわたって、さまざまな企業のエグゼクティブをコーチングしてきました。その経験から「会社は経営チームで決まる」といいます。

◎「一人ひとりが責任を果たす」がいちばん大切か?
本書の執筆動機を、著者はこう語ります。
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〝継続的な右肩上がり〟を実現している会社は、経営チームが〝チームになって〟います。社長の独壇場ではありません。一方、成長が続かなかったり、環境の急激な変化に弱い会社は、多くの場合、経営チームがチームとして結束していないのです。経営チームがチームになることは、ひょっとすると会社の最重要課題であるにもかかわらず、経営者も役員も、そのことをあまり気に留めていない。「経営者・役員は〝それぞれの職責〟をしっかり果たすことが大事である」
――そう思っている経営者・役員はとても多いのです。
こうした認識に少しでも影響を与えたい。そう思って本書を執筆しました。
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一人ひとりが責任を果たすことで実現するのは< 1+1+1=3>の組織。
< 1+1+1>が5にも10にも100にもなる。そうした〝共創するチーム〟になることが本書の目指すところです。

◎ハイパフォーマーがチームになるのは難しい
日本の組織では、それぞれが主張を表面化させて、侃々諤々の議論をすることはまれです。気心の知れたオールドボーイズクラブとして振る舞ったり、強力な軍隊型組織としてトップの意を汲み、それぞれの役割に邁進します。しかし、現在のような厳しい経営環境下で〝オールドボーイズクラブ〟も〝軍隊型組織〟も自ら変化を起こすことは困難です。

◎「ハイパフォーマーがチームになる」ために
会社の未来は経営チームにかかっています。
そして、組織きっての優秀な人材がチームになるのは簡単ではありません。その困難な目標を実現するために、本書では「なぜ〝経営チーム〟をつくるのは難しいのか」にはじまり「チームの土台をつくる」「チームを進化させる」「強いチームをつくる個人となる」まで、困難な目標である「経営チームが〝チームになる〟」ための要点を紐解いていきます。厳しい経営環境の中、チームをさらに強くするためにお役立ていただきたい1冊です。

著者について

鈴木 義幸(すずき・よしゆき)
株式会社コーチ・エィ代表取締役社長/エグゼクティブコーチ。
慶應義塾大学文学部人間関係学科社会学専攻卒業。
株式会社マッキャンエリクソン博報堂(現株式会社マッキャンエリクソン)に勤務後、渡米。ミドルテネシー州立大学大学院臨床心理学専攻修士課程を修了。帰国後、有限会社コーチ・トゥエンティワン(のち株式会社化)の設立に携わる。2001年、株式会社コーチ・エィ設立と同時に、取締役副社長に就任。2007年1月、取締役社長就任。2018年1月より現職。
200人を超える経営者のエグゼクティブ・コーチングを実施。リーダー開発に従事すると伴に、企業の組織変革を手掛ける。また、神戸大学大学院経営学研究科MBAコース『現代経営応用研究(コーチング)』をはじめ、数多くの大学において講師を務める。
『新コーチングが人を活かす』『リーダーが身につけたい25のこと』(ディスカヴァー)『新版 コーチングの基本』(日本実業出版社)など著書多数。
suzukiyoshiyuki.com

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