技術哲学

技術哲学

著者:金光秀和 (編集), 吉永明弘 (編集)

技術の発展は、倫理的問題を引き起こし続けているが、その背後にある哲学的な意味についての考察はまだ不十分。本書では、世界的に注目を集める技術哲学の基本を学び、技術が人間や社会に与える影響を深く理解するための土台を築く。日本語による初めての本格的なテキスト。

「目次」

序 章 技術哲学とは何か──技術哲学の問題圏(金光秀和)

第Ⅰ部 技術哲学の理論

第1章 技術と哲学──技術を哲学的に問うことを考える(金光秀和)
第2章 技術と政治──人工物と人間との関わりを考える(直江清隆)
第3章 技術と歴史──福島原発事故はなぜ起きたのか(本田康二郎)
第4章 技術とデザイン──デザインの論理・不完全性・可能性(上杉繁)

第Ⅱ部 技術哲学と社会

第5章 AI──夢と現実(久木田水生)
第6章 ロボット──責任ある仕事をどこまで機械に任せるべきか(岡本慎平)
第7章 テレプレゼンス──コミュニケーションメディアは人間関係をどう変えるか(呉羽真)
第8章 農業技術──スマート農業は何を目指すのか(鈴木俊洋)
第9章 宇宙開発──月が生活圏・商業圏になるときのために(立花幸司)

第Ⅲ部 技術哲学と環境

第10章 気候工学──環境問題の技術的解決に関する倫理問題(吉永明弘)
第11章 都市──三つの「技術」から考える(青田麻未)
第12章 遺伝子ドライブ──生物と生態系を操作する技術(藤木篤)
第13章 ゲノム編集作物──自然における突然変異と同じなのか(犬塚悠)
第14章 原子力発電──どのように発電すべきか(寺本剛)

リベラルアーツとしてもこういう観点をしっかり学んでおかないといけないと思いました。

CIO/CTOを目指すなら、自分なりの技術哲学を持っていたいものです。

十分に読み込めていませんが、また読みたい一冊です。

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