私はアンケート設計などもしばしばしてきたのですが、こんなのがあることは全然知りませんでした。
アンケート関連本も何冊か読んでいるのですが、見逃していたのか見たことはありませんでした。
Amazonで検索してもパナソニック製品が出てくるなど、出てこなさそうです。
日本語版PANASは、Positive and Negative Affect Scheduleの頭文字をとったもので、訳すると「日本語版ポジティブ・ネガティブ感情尺度」となるでしょうか。
さてその「日本語版PANAS」とはどういうものなのでしょうか?
検索すると、各研究者のpdfへのリンクがたくさん出てくるのですが、体型的に説明されているのがなかったので、ChatGPTの力を借りて、理解していきたいと思います。
以下は、ChatGPTの回答をもとに私のほうで編集したものになります。
PANASとは? PANASは、感情(情動)を測定するための心理学的ツールです。1988年にWatson, Clark, & Tellegenによって開発され、ポジティブ感情(Positive Affect)とネガティブ感情(Negative Affect)の2つの主要な感情状態を評価します。この尺度は、自分の感情状態を自己評価するための簡便な質問票として広く使われています。日本語版PANAS 日本語版PANASは、原版を日本語に翻訳し、日本人に適応する形で作られたものです。これにより、日本人特有の文化的背景や言語的ニュアンスに配慮した感情測定が可能になっています。日本語版は、心理学研究やメンタルヘルスの分野で活用されています。 |
なるほど、感情評価の標準化を狙ったフレームワークのようなものと理解しました。
構成要素
1.ポジティブ感情(PA: Positive Affect) |
質問項目
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利用方法
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活用例
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注意点
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BtoCでのアンケートで使うには、ハードルが高いようです。具体的には、質問数が20項目になってしまうことや感情状態を評価する質問がユーザーには少し抽象的に感じられたり、日常的に使われない形容詞の質問もあるからです。かなり工夫して使わないといけないようでして、ビジネス領域ではNPSやPANASを意識せずに作られた感情リストで質問されることが多くなっているようです。
ですので、ビジネス書でアンケートを学んだ人はなかなか出会えない知識かもしれません。