トヨタ語の事典

トヨタ語の事典

著者:柴田 誠

内容(「BOOK」データベースより)

“トヨタ通”になるための650語を収録。「かんばん」「カイゼン」「ジャスト・イン・タイム」「自働化」…。今やグローバル・スタンダードとなったお馴染みの用語を完全収録。進化を続けるトヨタの思想、行動原理を読み取ることで、その強さの秘密がわかる。「展開」「横展」「号口」「号試」「ポカヨケ」「水すまし」…。トヨタ・スタンダードの用語・略語等も幅広く掲載。日常のビジネスで使われる独特の用語・略語等の意味も漏れなくわかる。

内容(「MARC」データベースより)

長引く不況の中、1兆円以上の利益を上げ続ける「トヨタ」。進化を続けるトヨタの思想、鉄則、行動原理等を独特の「トヨタ語」から解き明かし、その強さの秘密に迫る。トヨタ通になるための650語を収録。

  • TPS:トヨタ生産方式(Toyota Production System)
  • 自働化:単純な機械化(自動化)ではなく、「人間の知恵を付与することで、不良品を生産しない」ということ。
  • 真因:問題が発生した場合、原因が何かということだけでなく、その本当の問題点は何であるかが重要となる。そのために、なぜを5回繰り返して原因を掘り下げていく。
  • 横展:横展開の略。会議で決まった内容などを隣の部署など水平方向に伝えていき、同じように実施していくことを指す。
  • 号口:豊田喜一郎氏が自動織機の部品を500丁で「一号口」と名付けたことに由来する言葉。量産することや、市場で販売するようになった量産車を号口と呼んでいる。
  • 号試:号口施策の略。設計が終わり、試作品が完成して生産準備もほぼ整った後、試しに生産ライン上で号口と同様に試作車を作ること。
  • 〇カ(まるか):改良のこと。マイナーチェンジよりさらに小規模な変更。
  • 〇マ(まるま):マイナーチェンジのこと。
  • 〇モ(まるも):フルモデルチェンジのこと。
  • 〇新(まるしん):既存の車種系列にはないまったく新しい車を開発すること。
  • 現地・現物:机上の議論ではなく、「現場の実物を見て、実態を確認しながら仕事を進めていく」トヨタ生産方式の基本姿勢。会議で意見を述べても、常にその意見が現地・現物を背景にしたものかを問われる。
  • 知恵と改善:トヨタウェイの2本の柱の一つ。現状満足せずより高い付加価値を追求し、そのために知恵を絞り続けることを念頭に行動することを求めるもの。
  • 3D活動:高効率な経営・業務遂行を実現するため、業務遂行のあらゆる場面において、3Dすなわち「だれが」「どこまで」「どうやるか」をハッキリさせるための取り組みを全社的に推進する活動。
  • ai21:販売店総合システム・パッケージ。販売店の主要業務(車両業務、サービス業務、経理業務など)をカバーしている。
  • PAL(Partner of Auto Life):販売店営業スタッフの携帯・パソコン用商談支援・k津同支援システムのこと。
  • T-COM(Toyota Communication System):トヨタ~販売店本部間イントラネットシステム(国内販売店受注/販売/在庫情報収集、集計・公開システム)
  • VICS(Vehicle Information Control System):新車登録情報管理システム。
  • オールトヨタ:トヨタと資本・取引上の結びつきが強い企業すべてを指す場合に言う。
  • トヨタグループ:豊田自動織機、愛知製鋼、豊田工機、トヨタ車体、豊田通商、アイシン精機、デンソー、豊田紡績、東和不動産、豊田中央研究所、関東自動車工業、豊田合成、日野自動車、ダイハツ工業の14社。(日野自動車、ダイハツ工業を除いて「グループ12社」という)

この本には載っていませんでしたが、「面着」(対面によるコミュニケーション)というのもトヨタ語と言われています。

製造現場よりの用語がたくさん載ってましたが、ここでは製造現場でないところで使われる用語を中心にピックアップさせていただきました。

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