教養として知っておきたい33の経済理論

教養として知っておきたい33の経済理論

著者:大村 大次郎 … 

内容(「BOOK」データベースより)

普通に社会人をしていれば、誰しも「経済理論」や「経済学」について、なにかしら聞いた覚えがあると思われます。「神の見えざる手」「悪貨は良貨を駆逐する」というような言葉は、誰でも聞いたことがあるのではないでしょうか?「経済理論」や「経済学」というのは、経済の仕組みを解き明かしより良い社会をつくろうというものです。そして我々の社会や生活に大きな影響を与えています。マルクス経済学のケースからもわかるように、経済理論というのは、必ずしも正しいものばかりとは限りません。そういう経済理論と実体経済の相違についても、紹介していきたいと思います。

著者について

大村 大次郎(おおむら・おおじろう)
1960年生まれ、大阪府出身。
主に法人税担当調査官として10年間国税庁に勤務する。
現在は経営コンサルタントの傍ら、ビジネス・税金関係の執筆を行っている。フジテレビドラマ「マルサ!!」監修。著書に『脱税のススメ』シリーズ(彩図社)、『あらゆる領収書は経費で落とせる』(中央公論新社)、『やってはいけない老後対策』(小学館)、『お金の流れでわかる世界の歴史』(KADOKAWA)などがある。

 

経済理論・・・当たっているものもあれば的外れなものもあるという前提で非常にユニークな語り口で分かりやすく説明してくれています。

33の理論は下記のとおりです。

01:コンコルドの誤謬
02:返報性の法則
03:フット・イン・ザ・ドア・テクニック
04:囚人のジレンマ
05:無制限のゲーム
06:最後通牒ゲーム
07:ナッジ理論
08:心の家計簿
09:自信過剰の法則
10:アイエンガー商品選択の理論
11:プロスペクト理論
12:ハロー効果
13:アダム・スミスの経済理論1
14:アダム・スミスの経済理論2
15:アダム・スミスの経済理論3
16:資本主義とは何か?
17:マルクス資本論
18:ケインズの経済理論1
19:ケインズの経済理論2
20:グレシャムの法則
21:マルサスの人口論
22:リカードの比較優位理論
23:シャハトの経済理論1
24:シャハトの経済理論2
25:渋沢栄一の道徳経済合一説
26:シュンペーターの経済理論
27:ゴールドスミス・ノート理論
28:不換紙幣システム
29:現代の基本金融システム
30:マネタリズム理論
31:MMT 現代貨幣理論
32:ビットコイン理論
33:ピケティの経済理論

経済理論の範疇になるのでしょうが、経営学的な理論も多数含まれています。

あとがきに書かれていますが、

経済という言葉は、中国の古典にある「経世済民」という言葉から来ています。「経世済民」とは、世を経(おさ)め民を済(すく)うという意味です。つまりは、民の生活を平穏にするというのが、経済のもともとの語源なのです。
この未曽有の経済危機に際し、世界各国が今一度「経済」の原点である「世を経(おさ)め民を済(すく)うためのもの」に立ち返っていただきたいと筆者は願っております。

このように書かれていますが、こういうとこそ経済学、経済理論が有効に作用してよりよいソフトランディングの方向に導いてくれることを私も願うばかりです。

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