著者:ジョナサン・ラウシュ …
トマス・コールの「人生の航路」という絵画作品のお話から始まります。(Inobe.Shion) |
内容紹介
これは「中年の危機」? 苦しいのはあなただけではない。 「人生、このままでいいのか?」という焦燥感に 「ハピネス・カーブ」に学ぶ中年期の幸福感。全米話題の書。 ハピネス・カーブにどのように対処するかは、社会的な問題でもある。人間がひとりだけで、個人的に、頭の中だけで対処できるものではないからだ。社会からのサポートが必要になる。中年や老年について社会全体の考え方を変える必要もあるし、赤いスポーツカーを乗り回す偏屈な老人の姿は痛々しい、といったような考え方は捨てなければならない。社会は、中年期特有の谷底にいる人たちを揶揄するのではなく、手をさしのべなくてはならない。(1章「人生の航路」より一部抜粋) |
解説に書かれていますが、
人の幸せは様々な要素に影響されるし、一人ひとりの人生はそれぞれ様々であることは言うまでもない。しかし人の幸福感は年齢に影響され、しかもやや意外なことに年齢の影響だけを取り出せば、壮年期の40~50代までに幸福感は最低になり、それを過ぎると年齢とともに増していく。おまけにそれは世界中の人類に見られる驚くほど普遍的な傾向で、類人猿にすらあてはまりそうだというのである。(p.384) |
医学の進歩や環境の変化もあり、人間の平均寿命は大きく変わってきました。それは我々自身だけの問題ではなく、我々の親の寿命も延びていることで、親の介護などのタイミングも変わってきているように思います。
それぞれがそれぞれの生き方を模索しながら、早め早めに準備できることはしていかなければならないと感じました。