著者:パティ・マッコード …
イノベーションというアウトプットばかりが言われていましたが、やっとここ最近それを生むための土台となる組織や人事こそが大切ということに気づき始めたように思います。組織や人事系のビジネス書が増えてきた気がします。(Inobe.Shion) |
内容紹介
■発売即重版! ! ネットで激賞の嵐■ 本間浩輔氏推薦! (ヤフー常務執行役員) 業態の大進化を遂げながら、なぜ急成長できたのか―― NETFLIXの躍進を可能にした企業文化について説得力豊かに語られた本書は、今世紀のビジネスで成功を願う全員にとって必読だ。――アリアナ・ハフィントン ・すべてのポストに優秀な人材を採用する DVDの郵送レンタルから、映画のストーリミング配信、オリジナル・コンテンツ製作へとビジネスモデルを変化させ、驚異的な成長を続けるNETFLIX社。現在の時価総額は1500億ドル以上、世界190カ国以上で配信事業を展開し、総会員数は1億人以上、ピーク時では全米のインターネット帯域幅の三分の一を占めている。 同社がわずか20年のうちに驚くべき業態進化と成長を遂げた秘訣は、型破りな人事制度に支えられたカルチャーにある。本書は、長年NETFLIXで最高人材責任者を務めた著者が、不確実な時代に生き残りと成長を目指す企業のために、その刺激的な戦略の精髄を示すものである。 内容(「BOOK」データベースより) DVDの郵送レンタルから、映画のストリーミング配信、オリジナル・コンテンツ制作へとビジネスモデルを変化させ、驚異的な成長を続けるNETFLIX社。現在の時価総額は1700億ドル以上、世界190カ国以上で配信事業を展開し、総会員数は1億人以上、ピーク時では全米のインターネット帯域幅の3分の1を占めている。同社がわずか20年のうちに驚くべき業態進化と成長を遂げた秘密は、型破りな人事制度に支えられたカルチャーにある。本書は、長年NETFLIXで最高人事責任者を務めた著者が、不確実な時代に生き残りと成長を目指す企業のために、その刺激的な戦略の精髄を示すものである。 |
こういう本を読んでると、起業のモチベーションが沸々を湧いてきます。こんな組織を作りたいって思うんですよね。なかなか既存の企業の中では自分の理想の組織などは作れるわけもなく、それを作るには起業しかないって思うんですよね。
基本的には、性善説として考えると出張旅費にしろ、有休にしろ、そんなに規定を設けなくても適切に社員は使うわけで、規定が多いのは信じていないということの裏返しなのは明らかですよね。でもそれによって多くの人の時間を奪っているわけですし、その「性善説」という意識に立つことができればその時間は不要になるのは明らかです。
でも、意思決定などは確かに適切な承認のフローを通らなければならないというのも分かりますが、案件に応じて適切にフローの設計をするべきなのでしょう。
この発想の転換は非常に刺激を受けることができました。
さらにアウトプットの質を高めるためには、少人数のハイパフォーマーの集まりに、権限を与えることによるブレークスルー確率が高まることも納得で、そうなるとそのハイパフォーマーの採用と、彼らが満足できる環境づくりの大切さに行き着きます。そう考えて遡っていくとタイトルにある「最強人事戦略」であり、サブタイトルの「自由と責任の文化」になってくるのでしょう。
知り合いからもこれは読むべしと薦められましたが、非常に発想転換、刺激を受けられる著作でした。
今日のビジネスでの成功に関する根本的な教訓は、「20世紀に開発された複雑で面倒な人材管理手法では、21世紀の企業が直面する課題に立ち向かえるはずがない」ということだ。・・・誰もがもてる力をいかんなく発揮できるようにする、そんな方法を見つけようとした。(p.13) |
2009年、ネットフリックスは同社の人事方針を説明した「カルチャーデック」と呼ばれる社内のスライド資料を一般公開する。CEOリード・ヘイスティングスによれば、このスライドは駆け出しの起業家に向けた、ネットフリックスからの「若き詩人への手紙」のようなもので、彼らが創業当初から学んできたことを参考になればと、公開したものだという。(p.239) |
Slideshareに掲載されている
・カルチャーデック(ver.1)
・カルチャーデック(ver.2)
Forbesの記事
多くの学ぶべきところがありますので、是非ご覧ください。