著者:野波 健蔵 …
会社のIoT案件で、ドローン活用の場のアイデアが浮かんだので、いろいろと調べるために手に取ってみました。(Inobe.Shion) |
内容紹介
最新の導入事例を通じてドローンビジネスのキモがわかる決定版! ドローンはここ数年、応用分野が広がり、経済産業省主導で応用のロードマップが示されるなど、今後ますます実用化が進展していく見込みです。 ★このような方におすすめ ★主要目次 内容(「BOOK」データベースより) これからドローンビジネスをはじめる企業の方、試験的に導入済みだがさらに本格的な利活用を進める企業の方、ドローンメーカーのエンジニアの方に最適な、ドローン開発・ビジネスを体系的に解説した決定版! |
小型無人航空機(以下、ドローン)の進化と利活用はものすごい勢いで進んでおり、中国DJI社が世界シェアの7割を押さえているホビー用ドローンは飽和の域に達しつつある一方で、2016年頃から産業用ドローンへの取り組みが世界的に加速しており、ドローン産業分野は民間ベースで激烈なグローバル競争が始まっている。(p.v) |
ドローンは、プロペラの数で、次のように呼ばれるようです。
3:トライコプター
4:クワッドコプター
6:ヘキサコプター
8:オクトコプター
フライトコントローラー(FC)とオートパイロット(AP)の違いは何か?明確な定義はないが、オートパイロットはドローンが初歩的なウェイポイント飛行などのプログラム飛行から、高度に自立化された飛行、たとえば障害物を回避しながら自ら軌道計画を実時間で実行しながら飛行できるガイダンス(G)、ナビゲーション(N)、コントロール(C)のハードウェアとソフトウェアの一体システムのことである。(p.41) |
オートパイロットは、NS(ナビゲーションシステム)+FC(飛行制御器)でその構成要素は下記の通り。(pp.42-46) 1.プロセッサー 2.3軸加速度計と3軸ジャイロスコープおよびIMU 3.3軸方位センサー(磁力センサー) 4.気圧計 5.対気速度センサー 6.データロギング 7.センサーフュージョン 8.衛星ネットワーク(GNSS) 9.テレメトリーと地上局GCS 10.GPS/INS複合航法 11.オプティカルフロー航法 |
ドローンの利活用分野の最前線 1.農業分野 2.林業・水産業分野 3.測量分野 4.インフラ点検分野 5.災害対応分野 6.警備分野 7.物流分野 8.倉庫管理分野 |
「産業用ドローン」の利活用に必要となるのは、自律飛行が可能で倉庫間k理業務に適した「産業用ドローン」と、ドローンに搭載可能なバッテリー駆動の「超小型RFIDリーダー」、近距離通信が可能な「高性能RFIDタグ」、そして利活用のアイデアをマネタイズする「ビジネスモデル開発」であろう。このように、「倉庫」でのさまざまなビジネスアイデアが想定できよう。たとえば、 ・広大な倉庫内のデッドスポットにある在庫の可視化 ・高所や危険物管理での作業負荷・不安の軽減 ・在庫フリーロケーション対応(記憶・勘・経験に依存しない) ・空中と地上での読み取りの併用による自動化・省力化 ・完成車ヤード・コンテナヤード、屋外保管場所など広大の場所にある在庫可視化 ・屋外(炎天下、ぬかるんだ道)や遠隔地での作業負荷の軽減 などのようなことも考えられる。(p.213) |
私自身、ドローンには非常に興味があります。なにより、陸上からしか見られなかった視点が、一気に空中から見下ろせるというまさに「鳥の目」を持てるということはこれまでの発想が2次元から3次元に変わるようなもんだと思っています。そうやって視座の移動をリアルに感じていると、一般的な概念としての発想力自体も磨かれてくるのではと思っているのです。そんなことはないでしょうか。いかが思われますでしょうか。