女性のこころをつかむマーケティング

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こちらの本は、2010年11月8日に読みました。前職は、BtoCでほとんどのお客様が女性でしたので、何か気づきを得たくて読みました。

「girls」の画像検索結果

まずはこんな数字から。

●数字で見る女性の影響力
・衣料:65%を女性が購入
・自動車:全新車の52%を女性が購入(80%の購入に影響を及ぼす)
・家電:45%を女性が購入(影響は61%)
・健康管理:家族の健康管理の80%を女性が決定。
・旅行:70%を女性が決定。
・保険/投資/引退後の設計:90%の女性が引退後の生活設計や投資プランに参加、意思決定影響。
・住宅:20%を独身女性が購入。全住宅購入の91%に女性の影響。
・ワイン:55%を女性が購入。
・ゲーム:ゲーマーの40%は女性。

いかがですか?イメージと合いますでしょうか?

またこちらはどうでしょうか。こちらもいろいろな気付きがありました。

 

●男女の違い
1.女性と男性では、「達成」の定義が違う。男性は、独立した存在になろうと努める。女性は、かけがえのない存在になろうと努める。
2.女性は自分の気持ちを語り合い、弱いところを見せ合うことで結びつく。
3.女性は男性よりも口が立つ。女性は細かい点に注意を向け、製品やサービスへの愛着の気持ちを友人たちに伝えようとする。
4.女性は楽しい経験でも不快な経験でも、細部の記憶に優れている。科学者によれば、その理由は、女性の海馬が大きい点にある。
5.女性は争いの場面を避ける。男性は感情的な場面を避ける。

こちらは少し皮肉っぽいところもありますがなかなか鋭い指摘です。

●女性の場合、世界的に見て五つの重要な変化があり、この変化が現在の女性がモノを買うときの意思決定に影響を与えている。
1.女性労働力の増加が、すべてを変える。
2.結婚年齢の上昇が「自分のためのお金」を増やす。
3.世界的な出生率の低下により、子供は減るがモノは増える。
4.離婚が個人消費の増加をもたらす。
5.年配の女性たちの存在によって、ターゲットとなる市場が規定し直される。
●女性にアピールするためのマーケティング戦略を練ろうとするときには、以下のチェックリストを参考にしてほしい。すべて女性に対して効果があることがわかっているテクニックだ。
□ストーリーを語る
□個人的な感謝
□使用前、使用後の比較
□価値ある大義との連係
□ユーモア
□褒め言葉
□謙虚さ
□人生の節目への言及(記念日、誕生日、休日)
□ライフステージへの言及(年齢への言及ではなく)
□製品ではなく、女性を主人公にする
□安いというのではなく、買い物上手だと感じさせる
□贅沢品を買う理由を与え、安心させるーうしろめたさを取り除く
□仕組みではなく、なんの役にたつか

前職では・・・まさにこのあたりがポイントでした。作者が海外の方なので、多少違うところもありますが、気づきはありました。

●女性に優しいEコマースのサイト
・女性はクラブやメンバーシップに入会し、いち早く新製品やディスカウント情報について聞くのが好き。
・女性は、何か品物を選んだとき、その品を補完するようなウェブサイトが好き。
・女性はほかの人たちが買っているものを知りたがる。
・プレゼントを買いやすいのは重宝する。
・女性はすっきりしたウェブ環境が好き。
・返品ポリシーが成否を分ける。
・売れたあともコミュニケーションを。
・タイムサービスで売り上げアップ。
・「友人に知らせる」の機能を活用しよう。

これからも過去の読み返しシリーズは続けたいと思います。いろいろと違った気づきがあります。

読み返すだけでなく、こうやって書くことにこそ意味があるような気がしています。

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